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ノートの表紙絵で昭和の風景を鑑賞する

Posted by モロズミ・ダン on 20.2017 文具 0 comments 0 trackback
お気に入りの表紙を揃えるのは楽しかった

子供の頃
割と自分の好みで買い揃えることができた
文具小物。

特に学習ノートは
校則縛りの厳しい中で
表紙絵で自己主張できる数少ないアイテム
であったと思う。
(但しアトムや鉄人などの漫画系は
学校持ち込み禁止だった)

ちょうど今頃の新学期前は
どんなノートを使ってやろうかと
学校前の文具店で
真剣に品定めをしていた時期だ。

当時の表紙絵といったら
学校・生活行事に勤しむ優等生男子女子の図であったり
鮮やかな風景であったり、人気の乗り物、建造物などなど
題材も幅広かった。

学習ノートと言えば
「ジャポニカ学習帳」じゃないの?
との声も聞こえてくる。
確かにそうだが
それが発売された昭和45年の頃は
私はすでに小六ぐらいになっていたので
あの写真版の草花や昆虫の図鑑的表紙には
ほとんど馴染みがなかった。

なので誠に勝手ながら
今日は昭和20年代後半から
30年代のノートの表紙絵
特に風景物を中心に集めて
あらためて鑑賞し
懐かしんでみたい。

(※ノートは発行年月日の記載がないため
年代的な記述は表紙の題材からの推測です)


写真版の表紙は高級品

カメラが貴重な高額品で
写真をプリントするにも写真屋さんに現像に出して
などと手間と日数と高いコストがかかった時代。
写真=高級品
のイメージがあった。

ノート自体はイラスト版も写真版も値段に差はなかった
となると写真版お買い得感があったと思う。

2017_0319_193653-DSC04388.jpg
㈱吉原工業所

昭和33年に建造された東京タワー。
展望台と同じ目線からの東京都下のパノラマ風景だ。
ウルトラQのペギラの目線でもある。

大人気だった東京タワーは
お土産品のみならず
多くのアイテムが商品化された。

2017_0319_193712-DSC04389.jpg
上田ノート㈱

表紙を飾る列車と言ったら
「ひかり号」がハズレのない手堅いところだが
「こだま号」だ。
これは企画担当者がマニアックだった訳ではなく
おそらく昭和38年以前に発売されたものだろう。
東海道新幹線は昭和39年運行開始だった。

背景の富士山は構図として座りがいいし
美しいし迫力あるしで
ついつい使いたくなる素材だ。

2017_0319_193808-DSC04391.jpg
2017_0319_193627-DSC04387.jpg
クロワシ紙製品㈱

港の風景は
どこにも地名表記がないが
建造物の雰囲気から
日本のどこかであるようだ。

繁華街の方は
デパートの垂幕に「六甲山・・・」
の文字が読み取れるので大阪だ。
見えづらいが屋上のアドバルーンは
昔は繁華街であれば必ず見かけることができた。

続いては
都会から離れ
雪山へ

2017_0319_193828-DSC04392.jpg
2017_0319_193845-DSC04393.jpg
クロワシ紙製品㈱

学級委員長でもやっていそうな
優等生男女の模範的活動シーンだ。

このような構図パターンは
早くから
学年別学習雑誌の表紙はこうだ!
といったお決まりな感じで
多くの出版社が取り入れていた。


昭和30年前後はイラスト版が主流

雪山続きで
さらに年代を溯ってみてみよう。
ここからはイラスト版が中心に。

2017_0319_193946-DSC04396.jpg
マルミヅノート㈱

マッターホルンと明記がある。
まだ一般家庭にエアコンがなかった時代なので
暑い夏などは
こんな涼しげな風景が机の上にあると
ちょっとばかり気休めになった。

雪山系は結構多く・・・

2017_0319_193927-DSC04395.jpg
キンセイ印

同じくアルプス系ではないかと
山岳電車の形式が欧州っぽいデザインだ。
アニメのハイジが放送されるのは
まだ15年ぐらい後になる。


2017_0319_193908-DSC04394.jpg
㈱三栄社 オリンピック学習帳

裏表紙に
オリンピック選手派遣費獲得協賛品
とあり
ノート売り上げの一部が選手派遣費の一部になる
との説明が。

また裏表紙にクイズがあり
「来年のオリンピックはどこで開催?」
(答:ヘルシンキ昭和27年開催予定)
から
昭和26年発売であることがわかった。


山の風景と言えば・・・

冒頭の
こだま号の表紙でも採用されていた
やはり富士山を取り上げない訳には
いかないでしょう。
日本一の山であるし。

2017_0320_083744-DSC04412.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

昭和34年発売
サイドを
大き目の螺旋リングで綴じられているが
説明は後ほど。

2017_0319_194052-DSC04399.jpg
文栄堂紙製品㈲

憧れの乗り物ヘリコプターと富士山
人気アイテムをWで押さえてます。

2017_0319_194112-DSC04400.jpg
文栄堂紙製品㈲

後に「最後の大型プロペラ旅客機」と言われた
ボーイング377(昭和22年頃就航)。
「空のホテル」との異名も持つ2階構造。
客室内にはベッドや洗面室
またバー用のギャレーやソファを併設したラウンジを装備する等
今でいうセレブ仕様の構造だ。
(この機種は日本の航空会社には採用されなかった)

このアメリカ航空技術の粋を集めた最新機B377と
日本の富士山と組み合わせ。
しかも銭湯絵を思わせるような和調の富士で
意表を突く構成にじわじわと魅力を感じてくる。

2017_0320_233745-DSC04425.jpg
「少年」付録 「科学の驚異 世界最新乗物画帳」 光文社昭和24年7月発行
小松崎茂 

この豪華旅客機
昭和20年代中頃に
日本の学習雑誌や漫画など少年向けのメディアにも
頻繁に紹介されるようになった。
参考資料として1冊アップしてみた。

乗物画帳の表紙絵は小松崎茂先生の作品
リアルな描写なので気づいたのだが
主翼とプロペラエンジンは
日本を空襲で苦しめたB29のそれとそっくりだ。
太平洋戦争後も間もない時期だし
航空会社も同じだし
設計流用していることも充分ありえるだろう。

となるとこの表紙の
旅客機と富士山
ちょっと複雑な意味合いを含んだ
組み合わせとなるか。


かっこいいアーキテクチャな風景

続いては
建造物系の表紙をいくつか

2017_0319_194203-DSC04402.jpg
しおりの学習帖本舗

背景は立派な大型の橋
子供達のうしろの石碑には
北原白秋の
「あめがふるゝヽ城ケ島のいそに・・・・」
の詩がある。
神奈川県三浦半島の城ケ島を背景に詠ったもの。

この橋は城ケ島大橋だ。

おそらく
北原白秋以外にも
たとえば宮沢賢治の「雨ニモマケズ・・・・」
の石碑を背景にしたノートの表紙なんかも
あったんじゃないだろうか。
やはり学習ノートだから
文化人的要素を含めた題材は
シリーズ化していたかもしれない。


2017_0319_194223-DSC04403.jpg
タイヨー学習帖

カッコイイ鉄橋を
蒸気機関車が威風堂々走る図。

汽車と鉄橋
この二つは切り離せない組み合わせ。
汽車系の童謡、唱歌で思いつくのが
3曲程あるが
いずれも鉄橋を走る汽車が歌われている。

私はギリギリ蒸気機関車に乗れた世代だ。
幼稚園の頃(昭和39年頃)
両親の実家(長野)へ帰省するときの
かすかな記憶がある。
夏の暑い日でもちろん冷房もなかったので
窓は全開。
碓氷峠のあたりでトンネルが多くあり
そのたびにトンネル内で窓から煙が入らないように
大人たちが窓の開閉をせわしなくしていたのが
ちょっと滑稽だったことを憶えている。

童謡の歌詞にあるように
「トンネル鉄橋トンネル鉄橋トンネルトンネル・・・・」
その度の窓開閉だった。

小学生になってからは
完全に電気機関車(気動車だったか?)になってしまい
蒸気機関車も
あの滑稽なシーンも
もうみれなくなっていた。

この表紙を見ていると
当時の力強い走行音と
「ボーッ!」という
雄叫びのような汽笛が聞こえてきそうだ。


ダムのかっこ良さは人気だった?

建造物系でも
ダムの表紙が目立つのでいくつか紹介しよう。

2017_0319_194318-DSC04405.jpg
2017_0319_194327-DSC04406.jpg
日東ノート

最近では諸問題でダム建設の是非が問われているが
昭和20年代中頃から30年代にかけては
巨大ダム(あわせて水力発電所)が相次いで建設されていた。
建設技術の粋を集めた大型プロジェクトは
日本の高度経済成長の柱のひとつでもあったのだ。
そしてその壮大な風景は
数多く観光名所としても(ダム湖を含め)脚光を浴びていた。

そんな人気の題材を
ノートの企画担当者は見逃さなかったのだろう。
表紙への採用頻度は高かったようだ。


2017_0319_194341-DSC04407.jpg
2017_0319_194359-DSC04408.jpg
タイヨー学習帖

残念ながら
具体的な表記がないので
2冊とも
どこのダムであるかは
わかりかねるが
マニアの方がいたら聞いてみたい。


ノート表紙の題材の傾向は・・・

ダムの写真版もあった。

2017_0320_083846-DSC04413.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

「黒部峡第二発電所」とある。
黒部ダムの一端の風景だと思うが
できれば高さ180メートル以上ある
この超大型ダムの全景を見せてほしかったな。

前半でお見せした写真版富士山の表紙と同様
サイドを大きな螺旋リングで綴じているが・・・

2017_0320_083657-DSC04411.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

これは
極東ノートの営業用見本帳である。
おそらく営業マンが持ち歩いて取引先で注文を受けたり
または小売店用の発注の際のカタログとして
活用されたものだろう。

約3センチの厚さの見本帳には
31冊分の表紙+中身1枚+裏表紙が綴じられている。

1959と表記があるので
昭和34年度版だ。58年前だ。私の歳と同じだ。

この1社(1冊)ではあるが
当時の表紙題材の傾向がわかるぞ!
と早速
カテゴリ別に整理してピックアップしましょう。

2017_0320_090118-DSC04417.jpg
2017_0320_085747-DSC04414.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

①優等生男女系・・・11冊/31
  
2冊目のロープウェイの表紙は
風景に分類するか迷うところだが。

2017_0402_204248-DSC04426.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

②風景・・・8冊/31
 先にアップした富士山、黒部ダムなど。

2017_0320_090216-DSC04418.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

③ワンポイントシンプル系・・・5冊/31

2017_0320_090003-DSC04415.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

④著名人系・・・1冊/31

2017_0320_091003-DSC04419.jpg
極東ノート㈱見本帳  (現:㈱キョクトウ・アソシエイツ)

⑤文化人形系・・・6冊/31


文化人形がブームだったので
多くなるのは必然であっただろう。

風景8冊のうち
ダムがしっかり入ってるてことは
やはりダム採用率は高かったのかもしれない。


もちろんノート以外でも
ダムを取り上げる学習用出版物も多かった。
そこで学習雑誌を2冊。

2017_0319_193357-DSC04384.jpg
「科学クラブ」4号 ㈱東雲堂 昭和34年1月発行
「こども科学館」7号 ㈱国際情報社 昭和35年12月発行


2017_0320_140550-DSC04420.jpg
「こども科学館」7号 ㈱国際情報社 昭和35年12月発行

山と川を中心とした
パノラマ図で資源活用の説明をしている。

2017_0320_143007-DSC04424.jpg
2017_0320_142921-DSC04423.jpg
「こども科学館」7号 ㈱国際情報社 昭和35年12月発行

ダムと発電所も数か所あって
位置関係もよくわかる。

2017_0319_193452-DSC04385.jpg
2017_0402_220139-DSC04428.jpg
「科学クラブ」4号 ㈱東雲堂 昭和34年1月発行

電気の使われ方フローチャートと
水力発電の細かな解説まで載っている。

2017_0319_193544-DSC04386.jpg
「こども科学館」7号 ㈱国際情報社 昭和35年12月発行

ダムは学習教材としても
重点的な位置付けであったようで
力の入れ具合が裏表紙にも。

全面に爽快なその風景が載っていた。


最後にこの1冊。

2017_0319_194831-DSC04410.jpg
タイヨー学習帖

社の字からして昭和20年代前半だろうか。

ダム系かなと思って
ストックから粗選りしていたが
よくみてみるとダムではなく
滝だ。
(ダムだと最後うまく話がまとまったのだが)

でも
不思議な雰囲気なので
キープしておいたのだが
どのタイミングで紹介しようかと思案していた。
(最後に無理矢理入れ込んだ感じだ)

どこかの景勝地なのか
それも日本か外国か?

ヘリコプターと崖上の発電所?
いいアクセントになっている。

海に浮かぶ船は玩具か本物か
遠近感を混乱させる。

奥の方の水の流れも不自然だし
架空の風景なのか
だまし絵のようにも見える。

ついつい細部まで見入ってしまい
徐々に魅力に引き込まれる
額装してもいいレベルの秀作だ。
(個人的に)

意表を突かれる風景の発見があるので
学習ノート鑑賞は楽しい。

こんな1冊を手に入れた日には
友達に自慢しまくる昭和時代の自分
が想像できる。







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あの「秘密の塔」の実態が知りたい

Posted by モロズミ・ダン on 26.2017 時代劇・忍者 0 comments 0 trackback
ずっと気になっているのは
前々回にアップした
かるた(画:南村喬)としても商品化された
「オテナの塔」だ。

おさらいすると
「オテナの塔」は
NHKラジオドラマ新諸国物語シリーズ(1952~1960年)
として1年間ずつ放送された一連の冒険活劇の第4部作目のお話。
アイヌ一族の青年と生き残りの父親(および一族)対
悪代官達の攻防を描く。
アイヌの宝を巡る複数の登場人物達が運命に導かれ
オテナの塔の場所を記した巻物の争奪戦へと
進展、邂逅と対決を繰り広げる・・・
といった内容だ。

2017_0226_225316-DSC04335.jpg
「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

オテナの塔
タイトルにもなっているのに
そのハッキリとした全体像を見たことがなくて
モヤモヤ感を抱いていた。
いったいどんな塔だったのか。

けっしてヒット作品とは言えず情報も多くない。
はたして調べきれるかどうか。

2017_0122_175859-DSC04259.jpg
2017_0122_175625-DSC04255.jpg
「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫


絵札をすべてチェックしたが・・・
行き詰まったときには現場に戻る
いわゆる
現場百篇が捜査の基本
なので
オテナの塔かるたの絵札を
あらためて全部みてみた。

がやはり
前々回にアップした2枚しかなかった。
ご覧のようにシルエットだけだ。

絵札のルシべ老人と同様
私の夢にも出てきそうだ。


実は
かるたの箱絵の背景にも塔が画かれているのだが
2017_0225_220817-DSC04326.jpg

質感だけは何となく読み取れるが
タイトルが邪魔をして
全体像がいまいち
わからない。

当時は原作の時代小説とNHKラジオ放送が元で
そのため
挿絵などを書き起こすための情報が少なかった
のだろうか。

イライラ感が増幅するなか貴重な情報が

2017_0211_193856-DSC04272.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

見つけ出しましたよ。
表紙絵にかるたの箱絵よりも
僅かだが
より鮮明な全体像が。

2017_0211_194157-DSC04276.jpg

うれしくて拡大してみた。

断片的にシーンをピックアップしているかるたと違い
ストーリー本ですから
きっと本編には
デデーン
立派なオテナの塔が登場
しているはずだ。
そうであってほしい。

焦らず最初からみてみよう。

2017_0211_194623-DSC04280.jpg
2017_0211_194637-DSC04281.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

登場人物のワイプで
隠れている部分もあるのだが
石垣で組まれている構造などが
わかってきた。

この調子だ。


実は肝心な後半部分が・・・

パラパラと
ページを捲っていくと
最終頁に
「このあとは10月号につづきます」の案内文が・・・
ガーンである。
思わず古典的な漫画表現が出てしまうぐらい
がっかり感が漂う。
主人公がオテナの塔にたどり着くクライマックスは
お話の最後の方だからだ。

この付録本の展開具合は
主人公の小源太が中心というより・・・

2017_0225_215005-DSC04315.jpg
2017_0212_162510-DSC04308.jpg
2017_0212_162640-DSC04310.jpg
2017_0212_161907-DSC04303.jpg
2017_0226_204632-DSC04331.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

けっこう
深雪の露出が目立っている
ちょっと偏った展開だ?


苦難続きの深雪

中盤以降の深雪は
苦難の連続
あまりのピンチっぷりを
ダイジェストで

2017_0212_162002-DSC04304.jpg
2017_0226_202834-DSC04330.jpg
2017_0225_215115-DSC04317.jpg
2017_0212_162106-DSC04305.jpg
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2017_0212_162220-DSC04307.jpg
2017_0225_215518-DSC04321.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

この虐げられた非情な展開がずっと続き
深雪の苦悶の表情に心が痛む。

ちなみに作画の南村喬先生
後に桐丘裕之のペンネームでSM系雑誌の挿絵も画いている。
責められて悶え苦しむ女性の妖しい表現・画力は
マニアの間で高い評価を得ているようだ。
その才能を
このオテナの塔の時期からすでに
ちょい発揮していた
といったら偏頗な見方か。

話が横道にそれたが
オテナの塔への道は
まだまだ遥か遠くのようだ。

後半部分は付録本化されていないようで
おもしろブック本誌を続けて読まなければ
オテナの塔に辿り着けない。
だが残念ながら
おもしろブック本誌はここにはない。


期待の付録本も残念な結末が
でも
希望のもう1冊がありました。

2017_0226_223203-DSC04332.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
表紙絵:勝山ひろし 原作:北村寿夫

この付録本は
お話が読み切りで
完結しているのだ。

これは期待できますな。

いきなり
巻末ちょい手前あたりからページを開くと

2017_0226_223230-DSC04333.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
画:鈴木清 原作:北村寿夫

オテナの塔があるであろう
目ぼしをつけた小源太が
いよいよ能登の岬に船を出している。


次のシーンは
2017_0225_215935-DSC04323.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
画:鈴木清 原作:北村寿夫

すでにオテナの塔の中で
宝を手にしていた。

オテナの塔の発見シーンは
そんなに重要ではないのか
「タイトルにもなっているのに」
と声に出して言いたくなるほどだ。

勿論文章では説明あるのだが

2017_0225_220037-DSC04325.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
文:西山敏夫 原作:北村寿夫

えーっと整理すると
①島と言うよりもひとつの大きな岩に小源太の船が衝突
②その岩によじ登った小源太は足を滑らせて深い穴に滑落
③穴の底には苔むした扉がありその先の下方に階段、それを降りる
④さらに扉があり中に入ると大きな箱有
⑤金、銀、宝石=オテナの宝ゲット

まったく
塔っぽくないのだ。大きな岩だもの。
がっかりである。

もう少し謎で神秘的な造形で
インディジョーンズ的な
カラクリが何重にも仕掛けられてと
勝手に期待し過ぎていたのか。

まあこの本は少女向けだから
深雪の試練に耐える生きざまをメインに構成し
そのほかの設定は極力簡略化したのだろう
とは思うが。

この記事の締め方としては
お話の後半が連載されていた
おもしろブック本誌を出して
「これがオテナの塔の実態だ!」
とやれば
カッコよく締めくくれたのだが
残念ながら持ってない。

資金力があれば探して入手できた
可能性もあったが
無理せず肩肘張らずやっていきたい。

2017_0212_162658-DSC04311.jpg
NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

先にアップした
おもしろブックの付録本の裏表紙にも
オテナの塔があった。

これをみてたら
オテナの塔は謎のままで
いいような気がしてきた。

この秘密感が漂うシルエットの姿が
本当の姿なのかもしれない。






南村喬その後の画業

Posted by モロズミ・ダン on 12.2017 巨匠・アーティスト 0 comments 0 trackback
前回は
南村先生の昭和30年代の作品を中心にみてきたが
その後の昭和50年前後の作品に
スポットを当てたい。

南村先生は平成9年に亡くなられているので
後期の画業にあたる。

その間の40年代はどうしたの?
と思われるかもしれないが
約1年半前にアップした南村喬特集の4回目
「実力派の画業アイデンティティー」(←クリック)
をご覧いただきたい。
この40年代はそれまでの時代活劇に留まらず
戦記、怪獣、恐竜、妖怪、SF物と
作品の幅もかなり広げていった時期といえるだろう。

でも個人的にはやはり時代活劇!
これに絞って進めさせて下さい。


笛の音色まで聞こえてきそうだこの迫力!

2017_0212_153917-DSC04286.jpg
新諸国物語「笛吹童子」 カラーシート 朝日ソノラマ発行
原作:北村寿夫  作画:南村喬之 TBS

北村寿夫の新諸国物語シリーズでも
一番人気だった「笛吹童子」
挿絵担当は南村先生だ。

ちなみにこのシリーズは7作あって以下のとおり

白鳥の騎士(昭和27年)
笛吹童子(昭和28年)
紅孔雀(昭和29年)
オテナの塔(昭和30年)
七つの誓い(昭和31年)
天の鶯(昭和34年)
黄金孔雀城(昭和35年)

前回紹介した「オテナの塔」もこのシリーズのひとつだ。

「笛吹童子」は昭和28年のNHKラジオドラマが最初で
テレビドラマとして2回目のシリーズがTBSの放送で
昭和47年であった。
カラーシートはTBSのクレジットがあるので
この時期に発売されたものだと思われる。
南村先生の晩年の作品と言える。

ストーリーは置いといて
作画を連続でみてみましょう。

2017_0212_154210-DSC04291.jpg
2017_0212_153948-DSC04287.jpg
2017_0212_154022-DSC04288.jpg
2017_0212_154036-DSC04289.jpg
2017_0212_154120-DSC04290.jpg
新諸国物語「笛吹童子」 カラーシート 朝日ソノラマ発行
原作:北村寿夫  作画:南村喬之 TBS

どーですかこの上手さ!
緻密で迫力のある画風も
さらに熟成していて
極上の作品に仕上がっている。

もし漫画遺産なるものがあったとしたら
是非、強引に認定したいところだ。



ふたたび挿絵で実力発揮

次の作品はさらに進んで昭和50年頃(だと思う)
貴重な原画(コホン!直筆の本物です、数年前ヤフオクで落としました)
で紹介します。

2017_0212_155336-DSC04292.jpg
原作:山岡荘八作画:南村喬之 文:大川久男

「徳川家康」(山岡荘八)をベースに
テレビアニメ化(昭和50年~)されたことを受けて
テレビマガジンに連載された絵物語である。

ちなみにテレビマガジンは
講談社昭和46年創刊のロングセラーで
今でも人気刊行中の月刊誌。

「少年徳川家康」連載当時の表紙は
       テレビマガジン
ロボコンやマジンガーZなどが躍動してて
そんな中
少年徳川家康は地味ではあるが
頑張っていたのだ。

当時は私もすでに高校生だったので
リアルタイムではみておらず
後にこの貴重な作品の存在を知ることになった。

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アップしてみたくなる
このペンタッチ!

連続してピックアップするが

ストーリーの進行順になっているかは
ゴメン分かりません。

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原作:山岡荘八作画:南村喬之 文:大川久男

あらためて
絵物語の挿絵
この場所で画く作品は
南村先生の真骨頂
と言えるのではないだろうか。

南村作品は絵物語(時代活劇)の挿絵として
最高に輝きを増すようだ。

時代活劇絵物語から始まって
中期には
あらゆるジャンルでその能力を発揮するも
やはりここへ帰ってきたんだな
と思う。

活き活きとしたそのタッチは
原画で観ているという分を差し引いても
あり余るほど感じられるのだ。



次回
南村先生シリーズの番外編を予定します。

その表紙絵に引き寄せられた

Posted by モロズミ・ダン on 22.2017 巨匠・アーティスト 2 comments 0 trackback
1年半位前にアップした
この記事
「奇怪な表紙絵に幻想が膨らむ」(←クリック)
はご覧になっただろうか。

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「妖気まだら蟇」 太平洋文庫 昭和33年発行より
表紙絵:南村喬


貸本漫画の表紙絵や
絵物語の挿絵で活躍されていた
南村喬先生の特集だった。

その時は4回にわたって
駆け足で紹介したが
今日はその5回目をやらせていただきたい。


子供が喜ぶ時代活劇

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「にんじゅつ 左近」 幼年ブック5月号付録 集英社 昭和32年発行
作画:南村喬  原作:青木義久

貸本では
ガマが火炎を吐いていたが
こちらはゴリラの怪物が毒ガスを噴射!

共に同時期に発行されているが
画風がちょっと異なる。

「妖気まだら蟇」
=昭和初期の紙芝居、絵物語、大衆演劇のチラシなどを
イメージさせる劇画調(大人向)と
「にんじゅつ 左近」
=比較的クセもなく繊細で
分かりやすく画きあげる絵物語調(子供向)

やはり青年向けと幼年向けの対象によって
意識して画き分けていたのだろうか。

内容をピック。

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「にんじゅつ 左近」 幼年ブック5月号付録 集英社 昭和32年発行
作画:南村喬  原作:青木義久

幼年者が対象のため
ひらがな中心の吹き出し
漢字にもルビがふってある。

悪の大蛇やゴリラの怪物などに
忍術で立ち向かう筑紫左近が繰り広げる時代活劇
子供が大いに喜ぶ設定だ。

このような作品に親しめば
きっと正義感の強い人に成長するだろう。

2017_0122_174005-DSC04239.jpg
「にんじゅつ 左近」 幼年ブック5月号付録 集英社 昭和32年発行
作画:南村喬  原作:青木義久

裏表紙もアップしておこう。
左近の妹(たちばな)
があまりに美しかったので。
映画化したら八千草薫さんあたりが適役か。


続いては

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「はやぶさ童子」 幼年ブック3月号付録 集英社 昭和30年発行
作:南村喬  


絵物語作家としてのデビュー作であるが
繊細で迫力ある画力はすでに兼ね備えていて
思わず作品に引き込まれてしまう。

南村喬(みなみむらきょう)
とルビがふってあるが
「みなみむらたかし」としているものもあり
当時どちらの発音が正しかったのかは
わからない。

晩年は「南村喬之(みなみむらたかし)」
で間違いない。

はやぶさ童子は
作画、原作とも南村先生の作で
お話はこんな感じ。

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「はやぶさ童子」 幼年ブック3月号付録 集英社 昭和30年発行
作:南村喬  

アラジンの魔法のランプのような機能をもつ
つの笛も登場するのだ。


表紙絵担当は実力者の証

続いては
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「ぎゃらむの洞窟」 幼年ブック12月号付録 集英社 昭和31年発行
表紙絵:南村喬  原作:大林清

これも幼年者向け

内容は

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「ぎゃらむの洞窟」 幼年ブック12月号付録 集英社 昭和31年発行
作画:彩田あきら 原作:大林清

貸本同様
南村先生は表紙のみである。

本は特に
表紙のアイキャッチが重要で
表紙に実力者を登用することは
よくあることだった。

プロ野球で言えば
エース級投手を
毎試合
9回のリリーフ登板させるようなものだろう。

実力者でなければ任せられない
重要なポジションだ。


商品化された希少なかるた

実力がありながら
万人受けするキャラや物語を受け持つことがなかったため
南村作品の玩具の商品化は
ほとんどなかった。

しかし
希少な1点があったので紹介しておこう。

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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

これも昭和30年頃の作品である。
「オテナの塔」は
NHKラジオドラマ新諸国物語シリーズ(1952~1960年)
として1年間ずつ放送された一連の冒険活劇の第4部作目のお話。
アイヌ一族の青年と生き残りの父親(および一族)対
悪代官達の攻防を描く。
アイヌの宝を巡る複数の登場人物達が運命に導かれ
オテナの塔の場所を記した巻物の争奪戦へと
進展、邂逅と対決を繰り広げる・・・
といった内容だ。

私自身もリアルタイムでは知らなかった作品。
大人になって初めて存在に気づいた次第
なので
後になってググッたりした情報が中心であるが
ご了承願いたい。

しかしながら
このかるたも
手抜き一切なしの力作!
是非見ていただきたい。

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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

思いはつのるものの
文字が読めないなら
前途多難だ。

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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

絵が上手!
拡大して
額装したいくらいの出来栄え。

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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

読み札が時代を感じさせる。
呼びかけるではなく
「よばわる」
だ。


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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

答えのない質問をされても
困ってしまいますの札。
これがわかる人は
かなりのオテナの塔通。

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「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

最後は
ちょっと浮かれすぎのような気もするが
やはり
めでたしめでたしの札。


今回も
少し茶化してしまう悪い癖が出てしまったが
これも昭和の玩具に深い愛着のがあることの裏返し
と思っていただければ幸いだ。




次回
晩年の南村喬作品を
直筆原画を中心に紹介する予定です。






2017年もう3日過ぎた

Posted by モロズミ・ダン on 03.2017 未分類 0 comments 0 trackback
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「小学一年生」 付録年賀はがき   小学館  昭和28年1月発行


まずはお詫びから

新年のご挨拶より先にお詫びしなければならない。
約2カ月ぶりの更新になってしまった。
何度も訪れてくれた皆様
申し訳ありませんでした。

家庭の事情でドタバタ続きで忙殺
(とは言っても借金で夜逃げするような差し迫った類いではないが)
ここのところ
本当にあっという間に時が駆け抜けていく
若い頃と比べ3倍速で加速している感覚だ。

2017年も
もう3日過ぎてしまった。今年もすぐに終わってしまうのか!
まあ
嫌なことや辛い事も
すぐに過ぎ去ると思えば気が楽か。

そんなわけで
今年はブログもスムーズに更新できるかどうか
ちょっと自信がないが
最低月1程度の更新を目標としている
ご了承願いたい。


今日は
編集パスワードも忘れかけていた位の
久々のアップなので
駄玩具探究らしい画像をアップさせてください。


奴さん舞い上がるお正月

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誰もが歌った唱歌にもあるように
お正月といえばまずこれだ。

駄菓子屋で売られていた
奴凧系が複数あったので
続けてアップ。

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西部劇人気ありました。ローンレンジャーとか。

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昭和時代の野球選手は正義のヒーローたちと
肩を並べる人気であった。

めでたい正月
みんな福助のようなふくよかな表情だ。

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正月は特別お洒落に?
歌舞伎メイクの桃太郎。

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あれれっサンタさん。

フィンランドに帰らず
配達仕事ついでに
日本観光で滞在延長か。


凧は自作で?

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2017_0103_164636-DSC04221.jpg
「科学ブック」19巻 かがくのあそび  世界文化社 昭和40年1月発行

よく引用させていただく
科学ブックにも
凧情報は大きく取り上げられている。
詳細な制作ページもあった。

遠い記憶では
友達と競って
部材から自作した憶えがある。

2017_0103_164703-DSC04222.jpg
「科学ブック」19巻 かがくのあそび  世界文化社 昭和40年1月発行

表紙は
凧上げと双璧だった正月遊び
コマ回しだ。


2017年予定は

昨年は終盤に失速し
年頭に掲げた計画13件のうち
8件のアップに終わった。

結局出来なかった
「南村喬の集大成版」
「山川惣治の世界」
「妄想中華店」
「妄想喫茶店」
「まぼろしの幻灯機」
(以上仮題)

は優先的にやりたいなと思っている。
さらに余裕があれば

2017_0103_165907-DSC04230.jpg

2年前に
「〇〇んぼ」なキャラたち
をアップしたが
まだある未公開の品々を集め
その第4弾を。


2017_0103_170650-DSC04231.jpg

昨年
デイリーポータルZに取り上げられ
ものすごい反響をいただいた
「昭和のノートの表紙絵」

その第2弾
「ノート表紙絵に見る昭和の風景を鑑賞する」(仮題)
をアップしたい。
もちろん次回も
デイリーポータルZを意識して構成します。


2017_0103_173012-DSC04233.jpg

企業販促の豆こけし特集が
中途半端になっているので
その完結編をやるのと
観光地みやげの豆こけし
(ジオラマ調ガラスケース入仕様)を
「豆こけしのきらびやかすぎる観光」(仮題)として
アップしたい。


2017_0103_173532-DSC04235.jpg

食品サンプル(模型)をひたすら鑑賞する
妄想シリーズは
やり残しの「中華店」と「喫茶店」にあわせて
「妄想酒場」も候補としたい。
他にも

「妄想デパート屋上フード」
「妄想ホテル洋食フルコース」
「妄想洋食レストラン」
「妄想駅弁」

など妄想しまくりたい
ところなのだが
更新回数も限られているし
以上の中から2つ位できれば
良しとしようっと。

その他

「飛べ!大空へ」のグライダー企画3年ぶりの第4弾。
「昭和のランドマーク東京タワー」(仮題)雑誌の組立付録や
プラモデル、お土産品などの特集。
また
「ぬりえ」「お祭り射的」「ピンボールゲーム」「野球」
などをテーマにした記事なども
候補として準備したいところだ。

以上
リクエストなどあれば
優先的にアップしますので
コメント下さい。

風呂敷をひろげたものの
重なるドタバタで計画倒れになる可能性は高いと言えますが
大目に見ていただけば幸いです。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。



とてもちっちゃな商品PR担当

Posted by モロズミ・ダン on 13.2016 企業物・販促 0 comments 0 trackback
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日本の伝統文化である
こけし。

その中でも大きさが1円硬貨並のサイズで
「豆こけし」とも呼ばれるちっちゃなタイプは
昭和の企業販促としても大活躍していた。

今で言うノベルティグッズだが
これが子供たちにとっては
商品以上に魅力的だった。

この小さな宣伝担当者は
不二家などの有名メーカーから
地方のマイナー企業物まで
幅広く採用されていたようなので
いくつか紹介したい。

       2016_1113_192445-DSC04216.jpg

かつて山梨にあった牛乳メーカー
武田牛乳の「ミネグルトン」の
ノベルティだ。
昔は牛乳など乳飲料は
宅配の月極めが主流であって
契約すると販促品が貰えた。


2016_1113_192716-DSC04217.jpg

古谷製菓のノベルティ。
どんな条件でもらえたかは不明だが
5体箱入りでコストがかかっているので
複数の商品購入の点数制で応募したものだろうか。

印字の漢字書体から
昭和30年以のもだと思われる。


またの機会になってしまうが
ミネグルトンの豆こけしを中心に
さらに少し詳しい情報をアップしたいと思う。
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