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あの「秘密の塔」の実態が知りたい

Posted by モロズミ・ダン on 26.2017 時代劇・忍者 0 comments 0 trackback
ずっと気になっているのは
前々回にアップした
かるた(画:南村喬)としても商品化された
「オテナの塔」だ。

おさらいすると
「オテナの塔」は
NHKラジオドラマ新諸国物語シリーズ(1952~1960年)
として1年間ずつ放送された一連の冒険活劇の第4部作目のお話。
アイヌ一族の青年と生き残りの父親(および一族)対
悪代官達の攻防を描く。
アイヌの宝を巡る複数の登場人物達が運命に導かれ
オテナの塔の場所を記した巻物の争奪戦へと
進展、邂逅と対決を繰り広げる・・・
といった内容だ。

2017_0226_225316-DSC04335.jpg
「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫

オテナの塔
タイトルにもなっているのに
そのハッキリとした全体像を見たことがなくて
モヤモヤ感を抱いていた。
いったいどんな塔だったのか。

けっしてヒット作品とは言えず情報も多くない。
はたして調べきれるかどうか。

2017_0122_175859-DSC04259.jpg
2017_0122_175625-DSC04255.jpg
「オテナの塔」かるた NHK放送 日本放送協会承認 小出信宏社
作画:南村喬 原作:北村寿夫


絵札をすべてチェックしたが・・・
行き詰まったときには現場に戻る
いわゆる
現場百篇が捜査の基本
なので
オテナの塔かるたの絵札を
あらためて全部みてみた。

がやはり
前々回にアップした2枚しかなかった。
ご覧のようにシルエットだけだ。

絵札のルシべ老人と同様
私の夢にも出てきそうだ。


実は
かるたの箱絵の背景にも塔が画かれているのだが
2017_0225_220817-DSC04326.jpg

質感だけは何となく読み取れるが
タイトルが邪魔をして
全体像がいまいち
わからない。

当時は原作の時代小説とNHKラジオ放送が元で
そのため
挿絵などを書き起こすための情報が少なかった
のだろうか。

イライラ感が増幅するなか貴重な情報が

2017_0211_193856-DSC04272.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

見つけ出しましたよ。
表紙絵にかるたの箱絵よりも
僅かだが
より鮮明な全体像が。

2017_0211_194157-DSC04276.jpg

うれしくて拡大してみた。

断片的にシーンをピックアップしているかるたと違い
ストーリー本ですから
きっと本編には
デデーン
立派なオテナの塔が登場
しているはずだ。
そうであってほしい。

焦らず最初からみてみよう。

2017_0211_194623-DSC04280.jpg
2017_0211_194637-DSC04281.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

登場人物のワイプで
隠れている部分もあるのだが
石垣で組まれている構造などが
わかってきた。

この調子だ。


実は肝心な後半部分が・・・

パラパラと
ページを捲っていくと
最終頁に
「このあとは10月号につづきます」の案内文が・・・
ガーンである。
思わず古典的な漫画表現が出てしまうぐらい
がっかり感が漂う。
主人公がオテナの塔にたどり着くクライマックスは
お話の最後の方だからだ。

この付録本の展開具合は
主人公の小源太が中心というより・・・

2017_0225_215005-DSC04315.jpg
2017_0212_162510-DSC04308.jpg
2017_0212_162640-DSC04310.jpg
2017_0212_161907-DSC04303.jpg
2017_0226_204632-DSC04331.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

けっこう
深雪の露出が目立っている
ちょっと偏った展開だ?


苦難続きの深雪

中盤以降の深雪は
苦難の連続
あまりのピンチっぷりを
ダイジェストで

2017_0212_162002-DSC04304.jpg
2017_0226_202834-DSC04330.jpg
2017_0225_215115-DSC04317.jpg
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2017_0212_162220-DSC04307.jpg
2017_0225_215518-DSC04321.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

この虐げられた非情な展開がずっと続き
深雪の苦悶の表情に心が痛む。

ちなみに作画の南村喬先生
後に桐丘裕之のペンネームでSM系雑誌の挿絵も画いている。
責められて悶え苦しむ女性の妖しい表現・画力は
マニアの間で高い評価を得ているようだ。
その才能を
このオテナの塔の時期からすでに
ちょい発揮していた
といったら偏頗な見方か。

話が横道にそれたが
オテナの塔への道は
まだまだ遥か遠くのようだ。

後半部分は付録本化されていないようで
おもしろブック本誌を続けて読まなければ
オテナの塔に辿り着けない。
だが残念ながら
おもしろブック本誌はここにはない。


期待の付録本も残念な結末が
でも
希望のもう1冊がありました。

2017_0226_223203-DSC04332.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
表紙絵:勝山ひろし 原作:北村寿夫

この付録本は
お話が読み切りで
完結しているのだ。

これは期待できますな。

いきなり
巻末ちょい手前あたりからページを開くと

2017_0226_223230-DSC04333.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
画:鈴木清 原作:北村寿夫

オテナの塔があるであろう
目ぼしをつけた小源太が
いよいよ能登の岬に船を出している。


次のシーンは
2017_0225_215935-DSC04323.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
画:鈴木清 原作:北村寿夫

すでにオテナの塔の中で
宝を手にしていた。

オテナの塔の発見シーンは
そんなに重要ではないのか
「タイトルにもなっているのに」
と声に出して言いたくなるほどだ。

勿論文章では説明あるのだが

2017_0225_220037-DSC04325.jpg
 NHK連続放送劇「オテナの塔」 少女クラブ6月号付録 昭和31年6月発行
文:西山敏夫 原作:北村寿夫

えーっと整理すると
①島と言うよりもひとつの大きな岩に小源太の船が衝突
②その岩によじ登った小源太は足を滑らせて深い穴に滑落
③穴の底には苔むした扉がありその先の下方に階段、それを降りる
④さらに扉があり中に入ると大きな箱有
⑤金、銀、宝石=オテナの宝ゲット

まったく
塔っぽくないのだ。大きな岩だもの。
がっかりである。

もう少し謎で神秘的な造形で
インディジョーンズ的な
カラクリが何重にも仕掛けられてと
勝手に期待し過ぎていたのか。

まあこの本は少女向けだから
深雪の試練に耐える生きざまをメインに構成し
そのほかの設定は極力簡略化したのだろう
とは思うが。

この記事の締め方としては
お話の後半が連載されていた
おもしろブック本誌を出して
「これがオテナの塔の実態だ!」
とやれば
カッコよく締めくくれたのだが
残念ながら持ってない。

資金力があれば探して入手できた
可能性もあったが
無理せず肩肘張らずやっていきたい。

2017_0212_162658-DSC04311.jpg
NHK連続放送劇「オテナの塔」 おもしろブック9月号付録 昭和30年9月発行
作画:南村喬 原作:北村寿夫

先にアップした
おもしろブックの付録本の裏表紙にも
オテナの塔があった。

これをみてたら
オテナの塔は謎のままで
いいような気がしてきた。

この秘密感が漂うシルエットの姿が
本当の姿なのかもしれない。






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隠密な行動だけでなく結構派手な作戦も:その2

Posted by モロズミ・ダン on 15.2015 時代劇・忍者 0 comments 0 trackback
前回紹介したぬりえに
秋草新太郎が登場した流れで
「隠密剣士」ものを中心に進めていきたい。

隠密剣士は1962年から放送された
当時大ヒットした連続テレビ時代劇で
忍者ブームのさきがけ的な作品だ。

主人公の秋草新太郎は
江戸幕府・徳川家の松平信千代の別名。
公儀隠密として旅をしながら
平和を乱す忍者集団との戦いを繰り広げた。

2015_0222_182401-DSC02978.jpg
隠密剣士 メンコ当  当たり用メンコシート台紙
「隠密剣士」©宣弘社

白黒放送であったが
この当時の写真面子は
人工的にカラー着色されたものが多くあった。

2015_0222_182722-DSC02979.jpg
隠密剣士 メンコ当  当たり用メンコシート(拡大)
「隠密剣士」©宣弘社

緑の着物を着ているのが
秋草新太郎(大瀬康一)だ。

このタイプのメンコは
これまでも多種紹介しているが
別に引き束が存在し
そこから5円で1袋引くと
中にメンコ1枚が入っていて
裏に当たりのスタンプが押してあると
面子シートが別途貰えるというもの。

1等は上部にある16面のシートだ。
最大5円で17枚ゲットできた
射幸心あおりまくりのシステムだった。

〇の中に〝上″のマークが付いているのは
小出信宏社製ではないかと思われる。


こんな珍品も

2015_0315_155253-DSC02980.jpg
2015_0315_155400-DSC02981.jpg
人型メンコ  (メーカー不明)
「隠密剣士」©宣弘社

メンコといっても
地面にたたきつけて
相手メンコをパッチンとひっくり返すものでなく
輪ゴムを引っかけて飛ばして遊ぶ
飛ばしメンコの部類であると思う。

ある程度
TVドラマの実写を意識した図柄に
なっているようだ。


続いては

2015_0222_182137-DSC02976.jpg
最新版 隠密剣士 長カード当  田辺玩具製作所
「隠密剣士」©宣弘社

無版権もので
タイトルだけ拝借と言った感じ。

隠密剣士のタイトルがなければ
それとわからない画風であるが
画力レベルの問題か
版権を意識してわざとなのかは不明だ。

2015_0222_182222-DSC02977.jpg

5円で紫の束(5枚入り)を引いて
中のメンコにスタンプがあれば
当たりだ。

オリジナルにはありえない
ピンクや赤の派手な色使いだが
それでも
20面綴りのメンコが当たれば
大興奮だった。

メンコをもう1点

2015_0222_181945-DSC02975.jpg
隠密剣士 トバシ面子  (メーカー不明)

これはTVドラマ版ではなく
漫画版をトレースしたタイプ。

TVドラマ版はよく知られているが
漫画版はあまり知られていない(・・・と思う)

そこで
漫画版を引っぱり出してみた。

2015_0315_161608-DSC02982.jpg
少年隠密剣士3  雷神の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和40年1月発行
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

ケイブンシャ刊であるが
ケイの文字の漢字変換に時間を要してしまった。
時間切れとなり(←大袈裟に表現)
次週このあとに追記とさせていただく
ご了承願いたい。



・・・・3月21日
先週の続きを
2015_0321_215242-DSC02996.jpg
少年隠密剣士2  忍法からくり屋敷の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和39年11月発行
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

全3巻のようだが
残念ながら第1巻が未だ入手できていない。
このシリーズ自体
これまであまり見かけないのは
発行部数が少なかったためか。

表紙を見て
すでにお気づきかと思うが
この時代の雑誌版(B5)の漫画には
オリジナルのおまけシールが
他誌と競い合うように付録していた。

2015_0315_162435-DSC02984.jpg
少年隠密剣士3  雷神の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和40年1月発行より
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

集英社や光文社は
帯状のシールを本に巻きつけて
店頭でもわかるようにしていたが
勁文社は綴じ込みになっている。

このようなシールが付いているか否かで
今風に言うと
「グッとっくる漫画本」
であるどうかの判断基準になっていた。

当時は
まだ製本技術も今と比較しては
未発達な部分もあったのか
落丁や乱丁がしばしば見受けられた。

それに当たった場合は
漫画の効果音として描かれる
「ガーン!」
といういわゆる「かき文字」が
実際に背景に現れたのごとく落ち込んだものだ。
同時に
ひたいにはタレ線が走った。

しか~し
ごくごーく稀に
いいこともあるのだ!

2015_0315_162352-DSC02983.jpg
少年隠密剣士2  忍法からくり屋敷の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和39年11月発行より
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

お分りいただけるだろうか。
2巻の方はなんと
シールが2カ所(つまり2枚)
綴じ込まれているではないか。

こんなラッキーなものを
目の当たりにした場合の背景は
さしずめ
昭和の少女漫画風と言った感じになるだろうか。
まばゆい光がちりばめられたなかに
多数の花がそよ風に舞っていて
うれしくて瞳もキラキラしている状態だ。

乱丁でもこのようなお得感のあるものは大歓迎である。


さて漫画版の少年隠密剣士の内容であるが
はTVドラマ版とは少々異なり奇想天外さが増し々に?

一部だけ紹介したい。


2015_0315_162637-DSC02985.jpg

2015_0315_162707-DSC02986.jpg
少年隠密剣士3  雷神の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和40年1月発行より
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

徳川幕府を倒そうとしていた
豊臣方の子孫、地頭院常久(蜂の巣城城主)
の謀反を暴こうとして
秋草新太郎らは地頭院領の秘密砦に潜入。
そこには秘密兵器「雷神」が隠されていた。

今風な言い回しだと
近代的過ぎる秘密兵器
と言えるだろうか。

「なんですかこれは?」
となりますね誰でも。

新太郎らは
これが使用されたら一大事
と言うことで爆薬を仕掛け破壊したが
1機だけ噴射装置に引火して暴発し・・・

2015_0315_162727-DSC02987.jpg
少年隠密剣士3  雷神の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和40年1月発行より
「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守

何とロケットの軌道は
この兵器をひそかに開発していた
地頭院の蜂の巣城へ向かい
そして着弾。

え~そんなぁ
と言った想像を絶する破壊力で
お城は木端微塵に壊滅され
めでたしめでたしとなるのであった。

子供心にも
この時代に
この大型ロケットはないだろう
と頭によぎったかもしれないが
巻末にちゃんとフォローの記事が

       2015_0315_163116-DSC02989.jpg
       少年隠密剣士3  雷神の巻 パンチコミックス 勁文社 昭和40年1月発行より
       「隠密剣士」©宣弘社/画:久留見幸守


実際に信頼性の高い文献にも」残されており
伊賀流忍者博物館にも
「大国火矢(だいこくひや)」として紹介されているようで
それによると
現代のロケットのように、火薬の噴射によって大矢を放つ
となっている。

う~ん
しかしながらサイズ的には
やはりバズーカ砲クラスが限界であろうか
漫画はかなり大袈裟に表現していたようで
1発でお城壊滅は無理なのか・・・。

まあこのような奇想天外さが
漫画ならではの
いいところなのだが。


奇想天外で派手な兵器を
思い出したので紹介しておこう。
少年マガジンからもうひとつ。

2015_0322_000920-DSC02997.jpg
週刊「少年マガジン」45号 特集より 講談社 昭和38年11月発行より

大きなつりやぐらに
大筒を搭載した
かなり派手な兵器。

       2015_0315_164042-DSC02993.jpg
       週刊「少年マガジン」45号 特集より 講談社 昭和38年11月発行より

かなり大がかりなやぐらを
(バラしてあったとしても)
現地までの
山あり谷ありの行程を
どうやって運んだのかは想像がつかないのだが
目立っちゃいけないし。

私が首謀者であったら
攻撃前日までは偽装のため
このやぐらを中心に
盆踊り大会を開催してはいかがだろうか
とも思ってしまうぐらいだ。

ともあれ
隠密行動が身上の忍者にとって
準備段階から過酷な行動を要求されていたようだ。


最後に1枚

2015_0315_164526-DSC02994.jpg
少年隠密剣士 パンチコミックス 勁文社 昭和40年発行 裏表紙より
「隠密剣士」©宣弘社

先に紹介した漫画誌の裏表紙には
同じく勁文社より発売された
「隠密剣士」レコードの広告がなにげに。

しっかりと関連商品の販促も怠らず
TVドラマへの訴求含め
隠密のごとく
ぬかりのない販売戦略となっていた。

隠密な行動だけでなく結構派手な作戦も

Posted by モロズミ・ダン on 22.2015 時代劇・忍者 2 comments 0 trackback
今年から新たに制定されたようで
2月22日は「忍者の日」。

まさかニンニンニンだから?
そんな訳ないなと一瞬思ったが
その通り!  だった。
(児玉清さん調の声で読んで下さい)

伊賀上野観光協会と甲賀市観光協会が
忍者を盛り上げる日として制定し
日本記念日協会で認定されたようだ。

地元を中心に様々なイベントやキャンペーンが
開催されているようだが
私にとっても大変うれしいことである。
何故今までなかったのか不思議だと思うぐらい
忍者びいきの
忍者寄りの人間であるものですから。

さっ
また前置きが長い
と、ご意見をいただきそうなので画像を

2015_0222_180722-DSC02962.jpg
週刊「少年マガジン」49号表紙より 講談社 昭和38年12月発行
表紙絵:岩田浩昌

絵は空中つばめ返しの術
特集は江戸城忍者部隊

当時の少年漫画誌には
しばしば忍者特集が組まれていた。
(ちなみにこの数号後にも忍者特集が)

表紙からして迫力あるシーンである。
忍者の行動は裏工作的な影のイメージもあるのだが
こういった派手系アクションも
結構クローズアップされていたのだ。

2015_0222_180809-DSC02963.jpg
週刊「少年マガジン」49号 特集より 講談社 昭和38年12月発行
絵:遠藤昭吾

ね、派手でしょう。
「はちすの火龍」というロケット兵器で
はちすの龍の絵がこれまたいい感じ。

2015_0222_180956-DSC02965.jpg
週刊「少年マガジン」49号 特集より 講談社 昭和38年12月発行

これまた派手+びっくり。
「火牛戦法」(かぎゅうせんぽう)
なんと火炎を吐き出す牛が勢いよく襲ってくるのですから!
恐いのなんの!!
火炎を受けているお侍さんの表情を見ても
この兵器の恐ろしさがお分りになるだろう。

2015_0222_181011-DSC02966.jpg
週刊「少年マガジン」49号 特集より 講談社 昭和38年12月発行

火牛の内部構造も解説されているが
結構単純なつくりだ。
学園祭でもがんばれば出せそうな感じだ。

でも牛である必要があったのかとも感じるが
不問としたい。

江戸時代のものであるが
現在のどのお祭りに山車(曳山)として出しても
ギミック的、ビジュアル的にも
人気を博すことであろう。

2015_0222_180909-DSC02964.jpg
週刊「少年マガジン」49号 特集より 講談社 昭和38年12月発行

もちろん
地味な影としての姿、行動が
ベースになっていることも
盛り込まれている。

資料をもう1件

2015_0222_181152-DSC02968.jpg
月刊「少年」付録 ゴールデンブック「忍者」 表紙より  光文社 昭和39年4月発行
(作画者記載なし)

大凧に乗った忍者の雄姿である。
このような大凧を使って
偵察や攻撃をすることは
後に仮面の忍者赤影などで
お馴染の戦法となった。

この付録本にも
派手と言おうか奇想天外な兵器が
あったので付け加えた次第だ。

2015_0222_181242-DSC02969.jpg
月刊「少年」付録 ゴールデンブック「忍者」より  光文社 昭和39年4月発行

潜水船「竜宮船」
木製ではあるが
潜水艇がこの時代にもあった?ようだ。
しかも龍のモチーフで飾られた派手な船体だ。
1615年のいわゆる大坂夏の陣の戦いで
家康側の忍者部隊が
豊臣秀頼のいる大阪城へ繋がる水路で使用し
浮上砲撃したとされている・・・
映画のような話だ。

2015_0222_181530-DSC02970.jpg
月刊「少年」付録 ゴールデンブック「忍者」より  光文社 昭和39年4月発行

そのほか
忍者屋敷のからくりなど
興味深い解説が掲載されている。


それでは
ブログの本題である
駄玩具を

2015_0222_181612-DSC02971.jpg
「ぬりえ」     たけお製

隠密剣士風の人物と忍者の図。
中を見てみると。

2015_0222_181640-DSC02972.jpg

いつも紹介している「まつお」のものと異なり
ストーリー性は無し。

ぬりえ登場で待ってましたとばかり
面白さを期待した方には
申し訳ないのだが
この頃のぬりえはすべてが面白いわけ
ではないのだ。
(これまでは面白いものをしっかり厳選しております)

図柄はあきらかに
横山光輝先生の伊賀の影丸を摸している。

2015_0222_181715-DSC02973.jpg

しかも6枚中3枚は鉄人となっている
セットミスか
それとも意図的に
余剰在庫の鉄人を混入させたのかは不明だ。

2015_0222_181734-DSC02974.jpg

袋の裏表紙もぬりえになっているが
微妙にイラストが異なっている。
しかもご丁寧に秋草新太郎と
あの「隠密剣士」主人公名を堂々と宣言。

「隠密剣士」は
秋草新太郎が公儀隠密として旅をしながら
世の平和を乱す忍者集団と戦いを繰り広げるお話。

今週はここまでで
次回、隠密剣士関連の駄玩具を紹介する予定だ。



奥の細道を忍び足で移動した?

Posted by モロズミ・ダン on 11.2014 時代劇・忍者 2 comments 0 trackback
唐突ですが
今日のテーマは「忍者」にしました。

2014_0511_153015-DSC02296.jpg
「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 表紙より 講談社  昭和38年3月発行
画:湯川久雄 石井勝利

今週末5月16日は「旅の日」だそうで
まぁ旅に関する駄玩具はあまりないなと思いながら
その内容をチェックしてみると
松尾芭蕉が「奥の細道」への一歩を踏み出した日で
日本旅のペンクラブが昭和63年に制定したとあります。

でもなぜ忍者?と思われるでしょうが
たしか
その異様な日程、訪問先、行程移動の速さから
「松尾芭蕉は忍者だった」
とか言った都市伝説的な記事が
まことしやかに述べられていることを思い出したものですから。

2014_0511_153455-DSC02297.jpg
「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

月刊漫画誌の付録ですが
専門的な構成でもわかりやすく情報満載
付録にはもったいない内容です。

忍者の道具と使い方の解説から
呪文、おきて、虎の巻などなど
監修は甲賀流十四世 藤田西湖氏

しっかりとした構成だなぁと思ってたら
どうりで
最後の現役忍者と言われた大先生でした。

2014_0511_153608-DSC02299.jpg
「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

連想ゲームだったら
第一ヒントになるぐらい切り離せないのが
手裏剣。

駄菓子屋でもよく見かけました。

2014_0511_155451-DSC02306.jpg
「手裏剣」    (メーカー、価格不明)

プラ製の小さめな手裏剣が3種入で
台紙に12袋付いてました。

昭和40年ぐらのものでしょうか。

2014_0511_155530-DSC02307.jpg

なぜなら
東京オリンピック用の玩具の台紙を流用してました。
昭和39年の開催で駄玩具も飛ぶように売れたんでしょう
台紙を作り過ぎて残っちゃったみたいです。

ふたたび付録本に

2014_0511_154015-DSC02300.jpg
「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

簡易はしごの図解があって
この玩具のイメージに結びついたんで
引っ張り出してみました。

2014_0511_155845-DSC02308.jpg
「忍法 飛燕十二段返し」   ジュニア

縦42cmの長い玩具です。

2014_0511_160007-DSC02309.jpg

天地に切欠けのある長方形のブロックを
木の頂上の枝に引っ掛けて落とすと
回転しながら下まで落ちる仕組み。

       2014_0511_172823-DSC02322.jpg

このタイプの玩具は
アトムやオバQなど人気アニメキャラクターのものも
当時多数企画されました。


続いては駄玩具定番の双六を

2014_0511_161608-DSC02316.jpg
「高級 双六ゲーム」   (メーカー、価格不明)

駄玩具は
よくタイトルの頭に「高級」と
入っていたような気がします。

広げてみました。

2014_0511_160510-DSC02311.jpg
「忍者ゲーム」

本体のタイトルは
「忍者ゲーム」

何コマか
ピックアップしてみましょう。

       2014_0511_161341-DSC02315.jpg
       「忍者ゲーム」忍法木の葉たつまき  

ありがちな忍術です。
風のフジ丸や伊賀の影丸だと
「木の葉が隠れ」に相当するのでしょうが
先程引用した忍術の本にはこのタイプの術は載ってません。

2014_0511_160756-DSC02312.jpg
「忍者ゲーム」地雷戦法  

凄い爆発力ですが
すでに次の導火線にも火がっ
地雷と言うよりダイナマイト

2014_0511_161119-DSC02313.jpg
「忍者ゲーム」飛び切りの術、かがみがくれの術   

忍者は空も飛べるようです。

かがみがくれといっても隠れるんではなく
しっかり攻撃してますが。

2014_0511_161217-DSC02314.jpg
「忍者ゲーム」火とんの術、水とんの術   

火遁の術はものすごい威力のようで
お城が大炎上に。

それに比べ水遁の術といったら
単なる竹製の水鉄砲な感じですか?
私も子供の頃、竹製の水鉄砲でよく遊びました。


さっ
ちょっと横道にソレ気味になっているので
本格派な忍者ものを

2014_0511_162242-DSC02318.jpg
「忍びの者」  写真版メンコシート   (メーカー、価格不明)


市川雷蔵主演の忍者映画(大映-昭和37年)が大ヒットし
商品化されたもの。
その後の忍者ブームの火付け役となった作品と言われてます。

メンコはその映画場面の白黒の写真を人工着色したもの。
写真版のメンコは駄菓子屋玩具の中でも
大人気のアイテムでした。

一部拡大してみましょう。

2014_0511_162624-DSC02321.jpg
2014_0511_162427-DSC02319.jpg
2014_0511_162508-DSC02320.jpg

映画がヒットした後に
テレビドラマも制作(昭和39年)されました。

うれしいことに最近になってCS放送でデジタルリマスター版が
放送されたのを観ましたよ。

放送当時私は5歳ぐらいでしたが
数年後の再放送を
内容もあまりわからず
たちまわりの面白さのみで観てた記憶が
蘇ってきました。


最後に忍術の本の裏表紙を

2014_0511_154212-DSC02301.jpg
「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 裏表紙より 

厳しい掟と役割で過酷な行動を余儀なくされていた忍者ですが
子供にはそんなことは関係なく
こんな凛々しい姿にあこがれ
ごっこ遊びに興じていたんですね。









卍ただいま参上!

Posted by モロズミ・ダン on 27.2013 時代劇・忍者 2 comments 0 trackback
2回連続で
あま~い駄菓子が続いたので
ちょっと渋め感覚のテーマを。

カテゴリ(右側枠内にある分類)の中で
<時代劇・忍者>がありますが
「忍者の記事がないよ」
との声が聞こえました。

忍者物は駄玩具でも定番なので
早くやらなきゃなと気になってましたが
やっと今日やらせていただきます。

当ブログ
 忍者卍 初見参

       2013_0127_153453-DSC00622.jpg
       無音黄色エンマク     有川屋

花火の分類ですが
ただ煙が出るだけのものだと思います。
リアル忍者ごっこには
格好のアイテムですね。

       2013_0127_153746-DSC00623.jpg
       約10cmの筒状エンマク棒が50本入

昭和30年代で
たぶん5円売りではないかと。

口にくわえた巻物
忍者ごっこには必須のアイテムで
これをめぐって壮絶な闘いを繰り広げたのです。

2013_0127_154225-DSC00624.jpg
まんが王 新年特大号ふろく   秋田書店

詳しい発行年月日がどこにもないのですが
まんが王は昭和46年に休刊しているので
それ以前になりますか。

2013_0127_154627-DSC00626.jpg
戦国合戦絵巻ゲーム

中は双六(すごろく)的なゲームになっています。
両面印刷になっていて
裏面は「忍者腕くらべゲーム」で
やはり双六系。

巻物以上に欠かせなかったのものとして
手裏剣  がありますが
プラ製の安全なもの
駄菓子屋の定番でした。

       2013_0127_155635-DSC00631.jpg
       忍者秘法 しゅりけんの巻き

2013_0127_155141-DSC00629.jpg
2枚入  12袋付

メーカー不明もヘッダーにMWのマークが。
昭和30年代で5円売りだったでしょうたぶん。

当時は忍者漫画も多数連載、アニメ放送されてましたが
個人的にはTVアニメ「風のフジ丸」は欠かさず観てました。

2013_0127_162816-DSC00639.jpg
風のフジ丸 テレビ絵本 ひかりのくに昭和出版 他 ソノシートやメンコ等
東映アニメーション 朝日ソノプレス社

昭和39年からアニメ放送された作品

画像左上でフジ丸が手にしているのは
「龍炎の書」という巻物で
天下を取ることができる秘密兵器の製法が書かれている
てことでこれを取り巻く激しい戦いが・・・
というストーリー。

感化されて忍者ごっこでは
次々と飛んでくるプラ手裏剣を
カッカッカカーッとプラ刀で打ち落とし
フジ丸気取りでした。

アニメそのものも楽しみだったけど
番組の最後に
忍術の実演と解説を実写でやっていたコーナーもあって
毎回ワクワク観ていた記憶があります。

トリビアをひとつ入れると
フジ丸という名前は番組スポンサーが
フジサワ薬品であったから。

「サスケ」や「カムイ外伝」でおなじみの
白土三平先生「忍者旋風」が原作のベースになっているようです。

2013_0127_221019-DSC00640.jpg
忍者旋風(昭和33年) 白土三平 ダイヤモンドコミックス コダマプレス㈱

ちなみに主人公の名前はフジ丸ではなく
小太郎でした。

続いての駄菓子屋玩具は

2013_0127_160916-DSC00637.jpg
忍者セットアテ        東洋     

2013_0127_161005-DSC00638.jpg
引きくじ     80付

鎖ガマや棒手裏剣を玩具で商品化するのは
珍しいですね。
はずれは忍者シールや小さなプラ製コマ。

昨年末の時代劇特集でも刀にオバG?が付いてましたが
ここでも鎖ガマなどにアトムや鉄人が付いてます。

最後に・・・
「風のフジ丸」の番組の中の忍術解説は
誰がやっていたのか完全に忘れてしまってますが
それにイメージが近いものを
雑誌の付録でみつけたので
最後にアップしておきましょう。

       2013_0127_155926-DSC00632.jpg
忍術宝典  少年クラブ 昭和30年6月号ふろく
甲賀流忍術十四世  藤田西湖先生 指導

縦10cm位の豆本です。

   2013_0127_160120-DSC00633.jpg
   きりがくれの術

きりがくれの術が
とても簡単であることがわかりました。

  2013_0127_160433-DSC00635.jpg
  ひとりが四・五人に見える術

なるほどとは思いますが
アニメで見るような分身の術は無理かな?

付録といっても
このような忍術42種の解説を収録
その他雑学も含め盛りだくさんの内容になってます。
でも当時はまだ現役の忍者(先生)がいたことにびっくり。
今でも継承者いるのかな?

忍者ものはまたの機会に
第2・3弾と続けたいなと思ってます。

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