その「青さ」は想像以上に鮮やかだった?

Posted by モロズミ・ダン on 03.2015 宇宙・SF 0 comments 0 trackback
タイトルは更新しているが
先週の「宇宙旅行」特集の続きをアップ。

前回は駄玩具が登場しなかったので
この辺でひとつ出しておかないと
このブログ「駄玩具探究」じゃなかったの
と言われそうなので
これを。

2015_0426_160622-DSC03066.jpg
宇宙旅行ゲーム   価格、メーカー不明

ブログのフォーマットが
縦スクロールなので
横長の商品は全体を見せようとすると
どうしても横向きに置かざるをえない。
画像アップにいつも迷うのだ。

申し訳ないが
首をかしげて見ていただきたい。


昭和の駄菓子屋で売られていたものだ。

裏面はトランプ系の柄になっている。

2015_0426_155925-DSC03057.jpg

有人宇宙飛行が行われる以前に行われた
動物実験飛行で有名な
ライカ犬(ソ連=スプートニク2号-1957年)
が登場しているので
1960年ぐらいのものだろう。

宇宙へ生き物が飛び立ったことで
一気に宇宙旅行への夢が広がった時期
と言える。

いかにも昭和な
図柄を見ていただきたい。

2015_0426_160023-DSC03058.jpg
2015_0426_160110-DSC03060.jpg
2015_0426_160219-DSC03063.jpg
2015_0426_160249-DSC03064.jpg

人工衛星
ロケット
火星
ステーション


宇宙ものとしては
定番の題材が続く。

2015_0426_160157-DSC03062.jpg

エンバン
も登場するが
これは地球人が開発したもの?
であろうか。

搭乗員が驚きもせず
円盤を平然と眺めている。

2015_0426_160333-DSC03065.jpg

宇宙服
である。

宇宙飛行士ではなく
服の方に重きを置いているのは
企画担当者のこだわりか。

2015_0426_160056-DSC03059.jpg

宇宙人
も何故か
地球人仕様っぽい
宇宙服を着ているのだ。


続いては
学年誌の付録を。

2015_0412_154232-DSC03032.jpg
「宇宙旅行セット」 小学四年生3月号付録 小学館 昭和36年3月発行

ボストーク1号が人類初の
有人宇宙飛行に成功した
1961年発行である。

世の中の期待感は
「宇宙旅行」まで飛躍していたのだろう。

それにしても気になるのは
表紙の美少女
そう
松島トモ子さんだ。

ライオンやヒョウなど
猛獣とのからみのイメージしかない方も
多いと思うが

映画や芝居の子役や
少女雑誌の表紙などを長年にわたって務めた
超人気タレントだった。

2015_0412_154248-DSC03033.jpg
「宇宙旅行セット」 小学四年生3月号付録 小学館 昭和36年3月発行

袋状の裏面に
遊び方や作り方が印刷されている。

中は見せられず
ごめんなさい
見開封である価値優先のため
開ける勇気が・・・。

話題を切り替えて(汗)
この時代のキャッチコピー
インパクトあるので紹介しておこう。

表紙には
「かんたんで、あっとおどろく大ゲーム!」
このベタ感
今使用しても斬新な表現ではないだろうか。

しかも
ハナ肇の
あっと驚くタメゴロ~がヒットする
7~8年も前だ。

裏面には
「まず、あなただけ、この遊び方をよくおぼえて、
お友だちや、おうちの人とちえくらべをしよう」

まず、あなただけ
である。
知恵比べの中心人物としての役割を
優しく指南しようという意図が
充分感じられる。


さいごに
参考資料を。

2015_0504_010544-DSC03084.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

今日紹介したゲームや付録の
1~2年後に発行された学習雑誌だ。

有人宇宙飛行が成功して
世の気分は宇宙旅行であることを受けての
特集と言えるだろう。

2015_0426_161916-DSC03069.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

昭和36年のマーキュリー(米)の勇姿。
この時代は
一人の宇宙飛行士を送り出すために
出発までの過酷な訓練や
莫大な費用、
大量のスタッフ、大がかりな施設、
長い計画日数を要していたことが
解説されいている。

       2015_0426_161932-DSC03070.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

写真はボストーク2号であるが
ボストーク1号のガガーリン少佐の
「地球は青かった」
の言葉は
この絶景を目の当たりにした時の
ものであろう。

同少佐は
この言葉のあとに
「ここに神は見当たらない」
ともコメントしている。

前回の
かぐや姫などは
完全否定と言ったところだろう。

2015_0426_161954-DSC03071.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

この雑誌
現実のリアルな宇宙開発の解説だけでなく
未来の夢の世界もふんだんに構成している。

お客さんもたくさん乗せている
ズバリ
宇宙旅行船の想像図だ。

動力は原子力
原子力ロケットは
原爆を続けて爆発させて進む
と解説している。

2015_0426_162027-DSC03072.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

月には
すでに大きなドーム状の生活施設が
複数建設され
スポーツ競技やレクリエーションが
行われている。

このような基地や施設を実現するまでの
綿密な計画手順までも
具体的に解説しており
当時の小学生であれば
大人になった頃にはこれが・・・などと
現実性の高さを強く感じたであろう。

2015_0426_162055-DSC03073.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

しかしながら
私の世代ではどうやら無理だったようだ。

       2015_0426_162230-DSC03075.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

毎号掲載されている工作コーナーも
題材は「人工衛星」だ。

厚紙でつくるクラフト作品に
宇宙旅行の夢を重ね合わせていたに
違いない。

2015_0426_162130-DSC03074.jpg
「こども科学館」 特集・うちゅう りょこう  ㈱国際情報社 昭和37年2月発行

宇宙旅行につきものだった?
宇宙人の存在。

こちらも大い興味があったのだが
しっかりその情報も掲載されていた。

右上の竜のような生物は
ウルトラセブンに出てくるナース
のようにも見えるが
この雑誌の方が発行年が早く
オリジナルのデザインと言えるだろう。


スポンサーサイト

月で出会ったその人とは?

Posted by モロズミ・ダン on 26.2015 宇宙・SF 0 comments 0 trackback
少し過ぎてしまったが
4月12日は「世界宇宙飛行の日」であった。

1961年(昭和36年)のこの日
世界初の有人宇宙衛星船・ソ連のボストーク1号が
飛行に成功し
搭乗したガガーリン少佐の
「地球は青かった」が
流行語になった。

もう54年も前のことである。

2015年の今では
なんと
民間人が宇宙旅行へ行ける時代になった。
昨年あたりから
ツアー参加募集の販促を
JTBなどが本格的に開始したのだ。

若者の言葉を借りれば
「マジかっ!」
である。

と言っても宇宙滞在数分で2800万円ぐらい
かかるらしい。

超セレブ向けだった。
28万円ぐらいになるのはあと何年後だろうか。

でも残念な事に
昨年末テスト飛行中に墜落事故があり
ツアーは現在延期になっているようだが
問題が解消されれば
だれでも(といってもお金があり余る人の範囲)
ガガーリンと同じように
「青い地球」を見ることができる時代になった。

昭和30年代の
少年だった頃は
宇宙旅行は夢のまた夢だったが
当時はどんなレベルだったのか
今日は「宇宙旅行」特集として
ふり返ってみたい。


2015_0412_160914-DSC03054.jpg
「宇宙旅行すごろく」  中外製薬㈱ 販促品

市販品ではなく
薬局で薬を買うともらえた
景品である。

2015_0412_153140-DSC03025.jpg
「宇宙旅行すごろく」  中外製薬㈱ 販促品

オリジナルのロケット形の駒付で
しっかり商品名が印刷され
宣伝効果狙っている。

2015_0412_153923-DSC03026.jpg
2015_0412_153947-DSC03027.jpg
2015_0412_154002-DSC03028.jpg
2015_0412_154023-DSC03029.jpg
2015_0412_154102-DSC03031.jpg
「宇宙旅行すごろく」  中外製薬㈱ 販促品

抜粋してご覧いただいたが
地球を出発し
宇宙ステーションでの活動、宇宙遊泳
さらには青い地球を観測
そして最後に
月に到着で「上り」

と言った流れになっている。

なかでも
宇宙ステーションの内部構造と
その中で働く人の図などは
グッとくる魅力があった。

しっかりとした構成と画風で
景品としてはグレードが高い。
こんなのが店頭に飾られていたら
「お母さんグロンサン買おうよッ」
と男の子だったら誰もが
おねだりしてしまったことだろう。


表記に
朝日スライド㈱制作となっているが
何か情報がつかめればと思い
PC検索したが
その社名ではヒットせず
詳細は残念ながらお伝えできない。


続いては
これも駄玩具ではないのだが
昭和の子供にとっては
馴染み深い「紙芝居」を。

2015_0412_154327-DSC03034.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

おもに
保育園、幼稚園児を対象としていたようだ
裏面に幼稚園名のスタンプが押されてある。
実際に幼稚園で使用されたようだ。

この教画出版㈱も
情報が知りたくて検索するもヒットせず
社名が変わっているか
存続していないか・・・。

2015_0412_154400-DSC03035.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

裏面
語り口調はこんなかんじだ。

明くんとみよこさんの「ロケットの旅」の始まりで
園児たちは
興味津々
おもわず身を乗り出す姿勢が
想像できる。

全12面あるので
全部みてみよう。

2015_0412_154427-DSC03036.jpg
2015_0412_154452-DSC03037.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

ヘリやジェット機を追い越し
ものすごいスピードで宇宙へ。

そして地球の外周を右回で旋回。
右と具体的に示すことで
左右などの方向の意識づけする
教育の意図が感じられる。

2015_0412_154958-DSC03046.jpg
2015_0412_154512-DSC03038.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

北極星と天の川を発見し
おり姫様とひこ星様とご挨拶。

ロケットはこれから月に向かうことを伝える。

2015_0412_154524-DSC03039.jpg
2015_0412_154540-DSC03040.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

月にはウサギがいるかどうかを推測。

早く月に行って確かめたい衝動が起る。

2015_0412_154637-DSC03041.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

月に到着。
土星の輪に感銘し
しばし鑑賞。

ウサギの存在確認ならずも
月には
あの方がいらっしゃることを思い出し
出会いを熱望。

2015_0412_154653-DSC03042.jpg
2015_0412_154712-DSC03043.jpg
自然観察教画シリーズ「ロケットの旅」  教画出版㈱ 昭和29年9月発行

二人の思いが届いたのか
間もなく
あの方が登場
その名は
「かぐや姫」。

小さなかわいい訪問者に
かぐや姫も歓迎。

しかし二人は会うなり
かぐや姫の宝物のほうに興味を。

その七色に光る宝石は
快く二人に贈呈される。

2015_0412_154817-DSC03044.jpg
2015_0412_154837-DSC03045.jpg

そうこうしてる間に
地球が昇ってきて
全景を3人で感慨深く眺めるも

タイムアップで
地球に帰らなければならぬ旨を
かぐや姫に告げ
二人を乗せたロケットは矢のように帰路へ。


以上
文面は概略で紹介したが
あらためてみてみると
いろんな要素が混在していて
凄いストーリーである。

「取り扱いのねらい」として
裏面にも表記があるので引用しておこう

引用
ロケットによる月世界への旅行は明日の航空界研究問題
となっている-(中略)-子供の世界ではもうなくてはならな
い楽しい夢である。宇宙の姿をできるだけ正確に描いて
幼児にも理解できるよう努力した本編をこの方面の観察
資料に役立たせたいものである。


宇宙の姿をできるだけ正確にとあるが
空想や御伽話がミックスされていて
夢と現実の区別ができるのかなどと心配になるが
考え過ぎであろうか。

仲の良い異性と連れだって
ロケットを自在に操縦し
魅力的な景色を堪能
そして宝物を無償でゲットするなんざ
まさに
夢のような話である。

現実に例えるなら
お金持ちのおばさんの家に行って
高額なお年玉を貰ったら
サッサと帰るみたいな
ちょいズル的ちゃっかり感もあるが
鑑賞する人によって
様々な読み解きができる作品である
と言っておこう。

それにしても
月に突然!かぐや姫
は驚きだが

確かに
「かぐや姫」のお話は
さいごに姫が月へお帰りになって終わる話だった。

横道にそれるが
ここはちゃんと確認しておこう。

2015_0426_204718-DSC03080.jpg
講談社の絵本 ゴールド版「かぐや姫」 講談社 1966年発行 より

元になる話は
「竹取物語」。
日本最古の創作物語。遅くとも平安時代初期に成立したとされ
カナによって書かれた最初期のものとされている。作者は不明。

2015_0426_204147-DSC03077.jpg
講談社の絵本 ゴールド版「かぐや姫」 講談社 1966年発行 より

竹が光を放ち
おじいさんが幼少のかぐや姫を発見する
よく知られるシーン

2015_0426_204417-DSC03078.jpg
講談社の絵本 ゴールド版「かぐや姫」 講談社 1966年発行 より

複数の求婚も難題で退け
帝のお召しも断り
8月の十五夜にお別れを告げるシーン

そして

2015_0426_204459-DSC03079.jpg
講談社の絵本 ゴールド版「かぐや姫」 講談社 1966年発行 より

月御殿から来た神輿に乗り
月へ昇るシーン。

その後は
ずっと月に在住
そして
21世紀?の明くんとみよこさんの訪問を受ける・・・
といった時系列になるのだが。
かぐや姫はいったい何歳?と言った詮索は
夢を壊すのでやめておく。

それにしても
この絵本の画風
かなり洗練されているなぁ誰だろう
と思って確かめてみると

       2015_0426_204829-DSC03082.jpg

あの著名画家
伊東深水先生が担当。

なんでも鑑定団によく登場するお名前で
小ぶりな作品でも60万円以上の値の付く
人気画家の作品であった。

絵本と言えども
こんな一流画家を採用していたなんて
講談社のゴールド版絵本
恐るべしである。

ということは
この絵本ももしかしたら・・・高値が?
と大人になっても夢を抱かせる作品であった。


最後に
脱線気味になってしまったが
続編を近日(GW)中にアップする予定なので
チェックしていただければ幸いである。







宇宙からの警告!

Posted by モロズミ・ダン on 13.2014 宇宙・SF 0 comments 0 trackback
唐突ですが
1月28日は
「宇宙からの警告の日」だそうです。

これは1986年のこの日
スペースシャトル・チャレンジャーが打ち上げ74秒後に爆発
乗組員7人全員が死亡した大事故について
作家・大江健三郎は『治療塔』の中でこれを「宇宙意志からの警告」
と表現したことで記念日に。

スペースシャトルの事故
記憶もまだ新しいと思ってたけど
28年前の昭和時代のことだったんですね。

今日はそんな宇宙からのメッセージ性が感じられる
(駄玩具なので子供にとってですけど)
宇宙もの集めてみました。


2014_0113_150241-DSC02036.jpg
大宇宙探検双六   トミタヤ

幅約60cmの大判サイズ。
画風が小松崎茂や山川惣治作品を思わせる雰囲気が。
なので絵物語がブームだった昭和30年前後のものではないかと。

半紙のような薄い紙に印刷されているため
また60年近く経っている経年劣化のため
普通の力で折り畳んだり広げたりすると
まちがいなく折り目が裂けます。
(そーっと広げてみました)

部分拡大して
みてみましょう。

2014_0113_150351-DSC02037.jpg

人工衛星がう~んっ
粗大ごみで捨てられた自転車の車輪のように
へろへろに歪んでます。
いい雰囲気は出てるんですが。

2014_0113_150417-DSC02038.jpg

火星人登場ですが
いつものおなじみの蛸系ではなく
地球人も
とまどいを隠せない表情です。

2014_0113_150437-DSC02039.jpg

空飛ぶ円盤の飛来は
この手のストーリーに欠かせない設定ですが
その円盤による風圧なのか(未知の動力なのか)威力の凄さが
青年の髪型の乱れで読み取れます。

2014_0113_150451-DSC02040.jpg

またまた凄いことに
タンクが勢い余ってジャ~ンプ!
はまだ良しとして
遠近法を無視したいびつな構造に
名称も宇宙タンクでいいのに
大を付けちゃってます。

2014_0113_150526-DSC02041.jpg

そして上がりには
フリフリ襟の謎のプリンセスが。
どんな設定なのでしょうか。

以前にも
小松崎先生の作品で「火星戦争」を紹介しましたが
このお話では
火星(人)にも地球のおとぎ話に出てくるような格好の
王様やお姫様(リリアナ姫)が存在。

2014_0113_150637-DSC02042.jpg
「火星戦争」 少年クラブ 付録 昭和29年11月発行 講談社  より
小松崎茂

王冠の形が違いますが
このあたりからヒントをえて
描かれたんではなかろうかと。


双六以外でも
この絵物語画風にインスパイアしたもの
ありました
メンコでも。

2014_0113_163433-DSC02067.jpg
(メーカー等不明)

これも昭和30年前後のもの。
裏面は軍人合わせやトランプとして遊べました。
このタイプは40年代前半までですかね
全盛期だったのは。


続いては
宇宙冒険かるたを・・・

思いましたが
最近このパターンが続いてますので
ちょっと目先を変えて
ぬりえを。

そんなぬりえがあるのかと
お思いでしょうが・・・

2014_0113_154310-DSC02045.jpg
(女の子向けぬりえ各種)

普通
ぬりえってこんな感じで
女の子の代表的駄玩具ですが

結構あったんですよ
男の子向けも。

2014_0113_154621-DSC02046.jpg
(男の子向けぬりえ各種)

この中から
何点か中身を見てみましょう。

2014_0113_154904-DSC02047.jpg
まつおのぬりえ

中身はもちろんぬりえなのですが
女の子版とちょっと異なるのは
プチストーリーになっているところですか。
6枚入ってました。

2014_0113_164408-DSC02068.jpg

まずは勇ましく敬礼して
ロケットで出発。

2014_0113_164521-DSC02070改

怪しい音で異変を察知
「おっとどっこい」
機敏に敵の飛び出しを避けました。

敵が出現したことより
なぜか江戸っ子調のフレーズの方が意表を突かれます。

2014_0113_164554-DSC02071改

動くと撃つぞ
といいながら
早く歩け
と無理な指示で
敵もどうしたらよいのか
困り果ててます。


お次は

2014_0113_162731-DSC02064.jpg
まつおのぬりえ

2014_0113_155434-DSC02053.jpg

敵の秘密基地を発見し
すぐさま味方に連絡。

2014_0113_155517-DSC02054.jpg

味方の宇宙隊が出発
宇宙隊員が降り立った。

2014_0113_155602-DSC02055.jpg

「やあーよろしくね」
って
こんな緊迫した状況で
なんともフレンドリーなご挨拶。
友達の家に遊びにきたみたいです。

しかも敵の砲台の前で
攻撃準備段階で号砲一発!危険です。
ましてや旧式のライフル銃のようにも見えるので
不安要素も増大。
宇宙隊員の方に期待がかかります。

もうひとつ

2014_0113_155711-DSC02056.jpg
まつおのぬりえ

童顔だけど
体は立派に筋骨隆々
一峰大二のシルバーホークにとってもよく似てます。

2014_0113_162855-DSC02065.jpg

ヒーローが地球に戻ってきて
「地上へ・・・地上へ」と呟きながら降下
何かはやる気持ちを抑えるかのようにも感じられます。

2014_0113_162942-DSC02066.jpg

ついに地上に着いた
と思ったら
すぐさま地面を蹴って
風のごとく舞い上がり・・・
(いったい何が始まる?)

2014_0113_155951-DSC02059.jpg

「さあーいくぞ」と気合を入れて

「大魚と格闘」
地球に帰ったら
大魚との格闘が楽しみだったんですね。

あまりに意外な展開でした。

今日最後は
貸本を

2014_0113_224233-DSC02072.jpg
「大宇宙人」 手塚治虫  富士見出版社 昭和31年5月発行 
「来るべき世界」昭和26年2月手塚治虫/手塚プロダクション

著作表示を「大宇宙人」としなかったのは
このタイトルを手塚先生が認めていなかった
曰くつきの本だからです。
後に講談社から全集が出たときの手塚先生のあとがきには
次のように書かれてます。

引用・・・
いちばん腹が立っていることは、この原稿を無断でゾッキ本屋に売られてしまって、勝手にタイトルを変えて出されてしまったことです。「来るべき世界」の時は一色刷りだったのですが、このゾッキ本は誰が色を塗ったのか(中略)
そんな二色刷りの「来るべき世界」をごらんになったかたは、なるべく本を捨ててください。なにしろ、まがいもののゾッキ本ですから・・・。
手塚治虫全集46 来るべき世界② あとがきより
手塚治虫/手塚プロダクション/講談社


2014_0113_224432-DSC02073.jpg

二色刷りの「来るべき世界」とはこの「大宇宙人」です。
そう言われると
色の付け方がいい加減なような気がします。

この物語は
太陽系を覆う巨大なガス雲が嵐のように地球を襲い
地球最後の日を迎えようとするラストで
それまで核実験や争いに明け暮れていた人類に対し
「宇宙からの警告」がなされた展開になってます。
(ので今日のテーマに合うなと思っていたのですが)

ストーリーは宇宙からの警告ですが
この「大宇宙人」に対しては
「漫画の神様からの警告」が発せられた状況に
なっていたんですね。




イーグルは舞い降りた

Posted by モロズミ・ダン on 21.2013 宇宙・SF 0 comments 0 trackback
アームストロング船長が
地球に向けて発信した言葉。

44年前の1969年7月21日は
アポロ11号のイーグル(着陸船)が
人類初の月着陸に成功した日。

月面に人類最初の第一歩の足跡を残しました。

ですので今日は
アポロ11号に関するもの
集めてみました。

当時アポロブームで
かなり盛り上がってましたよ。

まず最初は
駄菓子屋の引きくじを

2013_0721_084626-DSC01253.jpg
アポロ(立体カード当てくじ)      (メーカー不明)

縦約70cm、横約40cmの大きな台紙上部に
当たり(1等)の鮮やかな立体カードが
6枚付いています。

今だったら3Dカードとでも言うのでしょううか。
板状のシートですが
奥行きがあるように見えるあれです。

角度によって図柄が変わるチェンジカードではなく
リアルに立体感を追求したホログラム仕様。
間に指が入るんじゃないかと思うぐらいな出来栄え。
なので続けて拡大で見てみましょう。

2013_0721_084834-DSC01255.jpg
2013_0721_084911-DSC01256.jpg
2013_0721_085046-DSC01258.jpg
2013_0721_094754-DSC01287.jpg
2013_0721_094815-DSC01288.jpg

どーですか
残念ながらPC上の画面だと立体感は半減ですが
実際この時代にこのクオリティは驚きです

この商品のメーカーは分かりませんが
カードの裏にはワンダービューKKの印字があります。
カード自体は専門の技術を持った企業の物で
駄玩具メーカーが仕入れてセットしたと思われます。

カード図柄はCGで
宇宙ステーションと
サターン号が直接月着陸している2枚は空想ですが
それ以外は事実に基づいて画かれているようです。
幅15cmの迫力あるこの当たりカードは
ぜひとも手に入れたい射幸心あおりまくり
だったことでしょう。

2013_0721_085608-DSC01260.jpg
(2等?のバッジ)

台紙の下のほうには
2等ではないかと思われる小さなバッジが20個付。
プロ野球選手と球団マークが見る角度によって切り替わる
チェンジシートが使われています。
裏面はカバーのないちょっと危険なピンが付いてます。

2013_0721_090409-DSC01263.jpg
(はずれの立体ミニカード)

台紙の一番下には
幅4cm程度のはずれのミニカードが74枚付。
1等と同じホログラム系の立体カードですが
図柄がなぜか
リカちゃんと怪獣の2柄のみ。
う~んっアポロのくじを引くのは
ほとんどが男の子のような気もするんですが
もし
はずれてリカちゃんしか残ってなかったら
大きなショックだったでしょう。
(リカちゃんカードは37枚付)

合計すると
100本付のくじ引きだったんですね。


続いては

2013_0726_080342-DSC01301.jpg
スーパートイ         シマデン

人類初の月面着陸は
歴史的偉業と評されアメリカのみならず
世界各国で記念の切手やメダルが発行されました。

駄玩具の世界でも
そのブームにちゃっかり便乗した
メダルがありました。

2013_0721_091439-DSC01270.jpg
(メダル表面の拡大)

英雄となった
アームストロング
コリンズ
オルドリン
の3人の宇宙飛行士が
レリーフ状にデザインされてます。

金と銀の2種がありますが
プラベースに粗雑なメッキを被せたもので
しばらく使っていると
メッキがはがれてきてしまう
残念なクオリティでした。

2013_0721_091243-DSC01269.jpg
(メダル裏面の拡大)

裏面は着陸船イーグルと
記念すべき日付の刻印が。


アポロブームは
駄玩具だけでなく
身の回りに関連商品をたくさん生み出しました。

次は文具を

2013_0721_091903-DSC01271.jpg
アポロパス      ぺんてる㈱

27色のクレヨンセット。
金・銀が入ったタイプはテンションあがりました。
当時は文具の中ではクレヨンって結構高級品のイメージがあって
これも多分200円~250円ぐらいではないかと。

続いては

2013_0721_091939-DSC01272.jpg
(鉛筆各種)        コーリン鉛筆㈱

コーリンは一度倒産してしまいましたが
現在、コーリン色鉛筆㈱として復活しているようです。
昭和を連想するあの独特な顔マークが復活して
うれしい限りです。

2013_0721_092257-DSC01273.jpg
(鉛筆拡大)

鉛筆1本1本に
図柄が印刷されているのは
当時としてはスタンダード仕様。
難しい勉強の最中に
図柄にチラッと眼をやり
チョコッと気分転換出来ました。

2013_0721_092543-DSC01276.jpg
(鉛筆各種=箱裏面)        

裏面も迫力あるイラストが
と思ってよく見てみると
作画は表も裏も
なんと小松崎茂先生のようです。

こんな価値ある鉛筆を
当時は何気なく使ってたんですね。


お次は
文具系教材を

       2013_0721_093349-DSC01279.jpg
       宇宙時代の地球儀ルナー6号外箱   中日教図㈱

段ボールの箱には2500円の値札が付いてました。       

2013_0721_093613-DSC01280.jpg
宇宙時代の地球儀ルナー6号   

1969年7月21日 人類、月に立つ!
の大きなラベルが付いています。
教材らしく
ラベル裏にはアポロ11号に関する
クイズが載っていて
地球儀を見ながら学習ができるように設定されています。

2013_0721_093844-DSC01281.jpg
(台座の拡大)

台座が月球儀(半球)を兼ねている
という効率的な構造に。

写真まんなか辺りが
月着陸船イーグルが舞い降りた
「静かの海」です。


アポロブームは
切手収集の世界にも

2013_0721_092944-DSC01277.jpg
趣味の切手NO3 他 アポロ関連切手

当時
集めてないと仲間外れになる程
切手収集は王道の趣味でした。

記念切手発売日の朝は
毎回、どこの郵便局の前にも
長い行列ができていたぐらいです。

もちろん外国切手も宇宙ものなどは
日本切手ではあまり無いジャンルだったので
特に人気があったような気がします。

2013_0721_093026-DSC01278.jpg
(趣味の切手NO3の中身)

今でも覚えていますが
この「趣味の郵便切手」NO3
小学生だった私に
普段厳しかった父親が珍しく
お土産に買ってきてくれたものです。

このシリーズは文具店や駅の売店で売られていて
280円と当時の金額としてはかなり高く
自分ではなかなか買えない部類でした。

何か口止め料的なお土産かと疑いつつ
別段父親の秘密など思いあたらないまま
40年以上過ぎています。


アポロブームは
こんなアイテムまで

2013_0721_145938-DSC01294.jpg
アポロLM       岡本理研ゴム㈱


今では確かカタカナの社名になっていると思いますが
当時は子供用のゴム底のシューズも製造していました。
(大人になってからも別のアイテムでお世話になりましたが)

「アポロ」と題したブランドで鉄腕アトムや宇宙エースなど
人気アニメのシューズも多数手がけていました。

アポロブランドをやってる手前
アポロ11号は他社には絶対に
取られたくなかったことでしょう。

2013_0721_150040-DSC01295.jpg
アポロLM    サイズ:14cm

中を出してみました。
昔はこのスタイルが基本で
甲うえのベロ部分にアニメキャラなどの
図柄が印刷されているパターン。

シューズというよりズックと呼んでいましたかね。

こんなものまで集めているのか
との声が聞こえてきそうですが
箱フェチですので
箱絵に魅せられると
中身は何であろうと集めてしまう
病気だと思います。重症みたいです。

2013_0721_095458-DSC01292.jpg
よいこの宇宙すごろく    (メーカー不明)

今日は写実的な図柄が多かったけど
最後にこれぞ駄菓子屋象徴的雰囲気の双六を。

アポロ物を撮影しようと品出ししてたら
偶然にも棚上から落ちてきたのがこれで
「ボクも撮影してくれ」
と言っているような気がして
(棚に上げるのもめんどくさかったし)
アポロブームより前のものですが
アップしてみました。

い~いですよね劇画とも漫画ともいえないけど
著名なキャラなども少しインスパイアしていて
配色は思いっきり派手で見栄えがして。
食べ物でいったら
色鮮やかな五目まぜご飯に
紅生姜たっぷり添え
と言ったところでしょうか。

2013_0726_080718-DSC01303.jpg
よいこの宇宙すごろく  (一部拡大)

この双六では
月にはロケット基地が。
ここまで進出すれば
地球でも宇宙ブームが起きているでしょう。

宇宙ブームは周期的にやってきますが
次は何がきっかけで起こりますか
楽しみですね。

わたしはカモメ

Posted by モロズミ・ダン on 11.2013 宇宙・SF 0 comments 0 trackback
今日はカモメの特集?
違いますっ。

1963年に
旧ソ連の初の女性宇宙飛行士(テレシコワ)が
宇宙で最初に応答した言葉。

その3年後
人気特撮番組「ウルトラQ」で
ゴリラのように突然変異した人工生命体M1号
宇宙に放り出され人工衛星のように周りながら
なぜか

「私はカモメ」

を連呼してました。

その時は小1だったので
なんでカモメなんだと(最近のダイワハウスのCMのように)
意味がわからなかったけど
子供の間でもこの言葉ちょっとした
流行語になっていました。

「私はカモメ」と言いながら人工衛星のように
意味もなくグルグル回っていたおバカな小学生は
わたし以外にも結構いましたよ。

記念日というのではないんだけど
1970年の今日2月11日は
日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられた日。

今日は宇宙特集です。

2013_0215_131759-DSC00702.jpg
社会科クラブ  特集:世界をむすぶ通信・報道   昭和34年11月発行 ㈱東雲堂
さしえ:坂入徳次郎  監修:山根重次、馬場四朗

今日は資料から引用してみましょう。
よく科学クラブは引用しますが
社会科のものもあるんです。

人工衛星3つ1組で
全世界を網羅した中継放送システムができる
との予測図です。

ちなみに現在
放送衛星は日本だけでも6基(総務省データ:平成24年現在)
あるようです。

2013_0211_162232-DSC00674.jpg
科学クラブ  特集:ロケットと宇宙旅行  昭和32年3月発行 ㈱東雲堂
さしえ:伊藤耕 他   監修:糸川英夫

人工衛星の内部構造やしくみが
事細かに描かれてます。

図の人工衛星はシンプルな球体ですが
これから13年後の「おおすみ」は
ソフトアイスクリーム(コーンが付いているやつ)に
アンテナをつけたような形状でした。

2013_0211_162139-DSC00673.jpg
科学クラブ 特集:地球・生物の進化・人類の発達  昭和31年7月発行 ㈱東雲堂
さしえ:笠木実 他  監修:高井冬二

地球から1730キロの高度になると
引力から離れて地球を周回するという
人工衛星の軌道について解説しています。

あらためて大人になって見てみても
かなり専門的で情報盛りだくさんの教材だったなあと
感心してしまいます。


ではそろそろ玩具を。

       2013_0211_163617-DSC00675.jpg
       最新写真版 人工衛星かるた   ㈱小出信宏社

箱裏に80円のスタンプが押してあります。
文具店などでうられていた昭和30年代前半のものでしょうか。

箱絵がとてもいいですね。
でもどなたの作品か明記されてなく残念。

2013_0211_163706-DSC00676.jpg
箱の中は写真版の絵札

珍しい写真版のタイプ。
でも明らかに合成や人工着色を駆使してます。

紙帯がキッチリきつく巻かれているので
中身出せません今回はごめんなさい

日本宇宙旅行協会(JAS)原田三夫理事長の解説書付き
(同協会は現在は活動休眠)

解説書には
「皆さんが大人になる頃は宇宙旅行がはじまる」
と予測してます。
54才になりますがまだ時間がかかりそうです。

また
「人工衛星や宇宙旅行の知識を持ってない人は時代遅れの人です」
と厳しく指導されています。
遅くなりましたがこれから勉強したいと思います。

その他
宇宙に関する知識がわかりやすく解説されています。
画像左に写ってますが

「わん公が まず 宇宙旅行」

ソ連の人工衛星スプートニク2号のライカ犬の解説ですが
わん公 って・・・  
まだ公式でもそんな呼ばれ方された時代ですかね

続いて駄菓子屋ものを

       2013_0211_163920-DSC00678.jpg
       8連メンコシート

1シート5円?これも昭和30年前半だと思います。
人工衛星は外せないアイテムでしたね。

図柄が違うタイプもありました。

       2013_0211_164058-DSC00679.jpg
       6連メンコシート

人工衛星とありますが
図柄はどう見ても宇宙ステーションです。

2013_0211_164151-DSC00680.jpg
メンコシートの裏面

裏面はトランプになっていたり
カード合わせになっていたりと
遊びのバリエーションがありました。

続いても駄菓子屋吊り下げ台紙ものを

       2013_0215_130930-DSC00696.jpg
       宇宙船とばし   20袋付   東京 まる三

1袋の中に2つの宇宙船が入ってます。
図柄はオバQやスーパジェッターなどの
TVアニメ人気キャラ。
なので昭和40年頃(10円売?)でしょう。

2013_0211_164602-DSC00683.jpg
宇宙船の拡大

ひとつ取り出してみました。
外側に切り込みが1か所あり
そこに輪ゴムを引っかけて飛ばして遊ぶものです。


最後に付録を1点

2013_0211_170056-DSC00690.jpg
フライング・ステーション  ぼくら  昭和35年4月号付録

竹トンボの原理で飛ばす仕様。
軸を糸巻きの力を利用して
リング状のステーションを垂直に上昇させるようです。
ステーションの周りには人工衛星のモチーフも配置。

人工衛星をはじめとして
宇宙ものはどこでも人気だったようです。






 HOME