ターザン、ワニはめんどくさい

Posted by モロズミ・ダン on 23.2016 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
3回連続で
ターザン特集を続けているが
本日は駄菓子屋漫画本とメンコを集めてみた。

駄菓子屋漫画でも大活躍

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ターザンの逆襲  太閣堂書店
堀万太郎 

昭和30年前後に売られていた漫画本。

いきなり表紙から
ライオンの尋常でない驚きぶりに
こちらもつられて驚いてしまう。

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「ターザンの逆襲」と言う映画は実際にあるが
内容はまったく別物だ。
作者の堀万太郎は貸本作品でも見かける作家名であるが
詳細は?

発行元の太閣堂書店もあわせてググってみたが
残念ながらヒットせず。


もう1冊

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ターザンの秘宝  浩文社
鷲見あきら

これも同時代の漫画本。

タイトルの「ターザンの秘宝」は
実際の映画では有りそうで実は存在しないタイトルだ。
(「ターザンの黄金」と言うのはある)

タイトルの付け方の上手いっすね。
感心しちゃいます。

中扉を見て見ると

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あれれ。
表紙とまったく違う・・・作者も。

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駄菓子屋本などは作り方も雑で
落丁なんかも珍しくないのだが
表紙カバーと中身が違うというのも凄い。

2冊とも
おそらくターザン人気に便乗したインスパイア的作品でしょう。
価格は「・・・逆襲」が60円
「・・・秘宝}が88Pの長編で80円で結構ぶ厚い。


あの「ガチャガチャ」の中にも

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「ターザンの秘宝」裏表紙の横に転がっているのは
当時としては
画期的なカプセルトイだった
通称「ガチャガチャ」。

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硬貨を入れて
レバーを回せば玩具入りカプセルが
ガチャガチャと音を立てて出てくる
小型の簡易自販機だ。
昭和40年代頃から
駄菓子屋や本屋などの店頭に置かれ
大ヒットした。

中にはグリコのおまけのようなものが入っていて
現在流通しているカプセルと比べると
かなり小さかった。

発売当初は10円だったと思う。

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その中に
ターザンの豆本が入っていた。
珍しいので「当たり」に相当するかもだ。

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幅2cmにも満たない小ささだが
漫画はしっかりと画き分けられている。
さすがに吹き出し文字はないが。

これまでの記事同様
お決まりの
サイの来襲シーン有。


ワニには嫌気がさしていた?

駄菓子屋の定番
メンコをピックアップ。

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人型メンコである。
実際のイラストに合せて抜いてあるのではなく
予算上の理由であろう
数種ある抜き型を
後から適当に割り当てて抜いているようだ。
(なのでイラストのキャラの形と合っていない)

何枚か拡大すると

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この図柄は
下から角度をつけて撮りたい
そんな衝動に駆られた。

裏面の印字が「ターザンの凱歌」
なるほど
ターザンの雄叫びと
象の「パォー」が聞こえてきそうだ。

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ターザンの表情に注目していただきたい。
なんともめんどくさそうな
嫌悪感を醸し出している。

ワニに対しては
前々回の記事でも
パンチ&ナイフのW攻撃であったし
特別、嫌いなのであろう。


最後にこれを

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前々回にも紹介した
当たり付きメンコ束だが
当たりのシートをアップしていなかったので
これです。

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アップ済みの
「力こぶポーズ」や「カバが迫ってくる」は入っているが
あの「カバは撫でる」
は入っていない。

比較的スタンダードな図柄が集まっているが・・・

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ターザンのワニに対するあの思いと同じように
ライオンはターザンがきらいなのか
とても嫌そうな表情。

ターザンはカメラ目線で周り見えず
それに気づいていないようだ。


ターザン特集は今シリーズでは
正規の版権物と取り上げなかったので
またいつか機会があれば
やりたいと思う。

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ターザン、再三サイにさいなまれる

Posted by モロズミ・ダン on 10.2016 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
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前回の続きを
昭和20年代のターザン双六を中心にアップ。

「ターザンの黄金 双六」

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ターザンの黄金 双六   梅村信市 発行
画:岡たかし

発売元の表記が個人名のようだが
昔は
社長の名前(フルネーム)が
そのまま会社名になってたりするので
よくわからず。

「ターザンの黄金」は
調べてみると
1948年(昭和23年)に公開された実写映画で
それをもとに作られた双六だ。

順にみてみよう。

2016_1010_172545-DSC04146.jpg

水泳の後
突然、家出だ。

双六だから
コマが限られ
大雑把な流れになってしまうのは
しょうがないのだが

原作から補足すると
>川で泳いでいる時、少年は光る小石を拾う。
それが金であることや文明国の話を聞いて
興味を感じた少年はその後、小石をもって家出<

ということらしい。

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ターザン(およびその仲間たち)は
しばしばサイに襲われる。

あれれ
少年が二人いる?
何故かというと

原作から補足
>少年は途中でタムボウという原住民の子がサイに追われているのを助ける<

2016_1010_172619-DSC04147.jpg

原作から補足
>親友となったタムボウは少年を集落に案内するが集落では疫病が流行
原住民たちは少年を疫病の悪魔と考え殺そうとした<


それにしても少年ターザン
縛られたまま
火が放たれ激しい炎が上がり
絶体絶命の筈
だが
涼しい顔で余裕の表情に
原住民たちも唖然。
双六で遊んでいる人も唖然でしょう。

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「ターザンと○○」
今回も登場。

原作から補足
>少年は原住民調査をしていた人類学者エリオット教授の探検隊に救われる。
そこへターザン登場、原住民を追い払う。
後にターザンは探検隊の道を案内役として同行。
その頃から探検隊助手メドフォードは少年が持っている小石を見て
ターザンたちが金塊のありかを知っていることを察知し謀略を企てる<


2016_1010_172840-DSC04149.jpg

原作から補足
>メドフォードはジェーンと、少年を誘拐し金鉱のありかを知る<

補足なしにはわかりません
この双六。

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原作から補足
>ターザンはメドフォードの罠で谷に落ちるがタムボウに救われジェーンと少年を助け出す。
メドフォードは河に落ち、ワニのえじきとなる<


ここは原作とは少々異なった展開だが
「ターザンと○○」を
ここでもしっかり絡めながら
見栄え優先で構成している。

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めでたしめでたし。


双六をもう1本

「猛獣ターザン 双六」

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猛獣ターザン 双六  齋藤盛文堂  昭和27年12月発行
画:吉岡隆三

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前回紹介した
「ターザンの凱歌」と同じ作画家で劇画調。

「ふりだし」の文字が和食調過ぎやしないだろうか
なぜか「ふぐだし(河豚出汁)」を連想してしまい
フォントにお腹が空いてしまった。

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あれれ。
劇画調は最初だけで
本編に入ると漫画調。
しかも
どこかでお目にかかったようなシーン。

タイトルを調べて見ても
「猛獣ターザン」と言う映画はなくて
近いタイトルで
「ターザンと猛獣の怒り」というのがあったが
内容はまったく別物だった。

思い出したこれだ!

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫

超お宝本の「新宝島」
その中のシーンにそっくりだ。
「新宝島」初版は昭和22年頃発行された。

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」表紙より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫

そういえば
新宝島にもターザンが登場していた。

双六に戻ろう。

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これももしや

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫

・・・ですね!(阪神金本監督調で)

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ここはこれかなっ。

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫


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ここは双六オリジナルのサイ登場!
それにしても
ターザン、再三サイに苛まれております。
(満を持して考えた、三重ダジャレです)

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最後の方までやはり・・・

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫

双六は
原住民にとらわれた少年と子犬を
ターザンと仲間の動物たちで助けるという
単純なストーリー仕立てだ。
(新宝島はそんな単純ではない、念のため
ただ所どころ図柄を都合よく引用された感じ)

そして「上り」は

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最後も・・・

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「新宝島」 株式会社小学館クリエイティブ 2009年発行の完全復刻版「新宝島」より
原作・構成:酒井七馬 作画:手塚治虫

オリジナルは斜めからの構図だが
双六は堂々正面からの勝利の記念撮影となっている。

それにしても引用箇所が多すぎやしないか
心配になる。
60年以上前のものだから
著作権等の法整備がまだ途上で
おおらかな時代だったのだろう。

現代だったらマークひとつでも
瞬時に
「パクリ疑惑」として
やり玉にあがってしまうだろう。



次回もターザン
メンコ、駄菓子屋本などを予定します。

ターザン、カバは撫でる

Posted by モロズミ・ダン on 03.2016 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
2016_1002_205251-DSC04134.jpg
この図の説明は後半で。

本日は2年前の
「あの雄叫びが密林にこだました」(←クリック)
を改題してターザンの続編を。

今年公開の
「ターザン・リボーン」

公開初日(7月30日)に
待ってましたとばかりに観た。
迫力あるライド感が凄いのなんの
ターザン役のスカルスガルドは
CGじゃないかと思う位の超肉体美
見たまんま強くてカッコ良し等々
見どころ満載だった。

感化されて
すぐにブログでもターザン特集やろうと思ったが
隔靴掻痒、なかなか手をつけられず
2カ月以上経ってしまった。

誰もが知ってるターザンだが
もちろん
昭和時代の駄菓子屋でも
駄玩具として大活躍していた。
でもこちらは
ヒーローとは思えない脱力感も随所に見られ
思わずニンマリしてしまう。

面白さのライド感は(そんな表現あるか分からんが)
映画に勝るとも劣らないと思うのだが
そのあたりをこのブログで見てもらいたい。

今日紹介する駄玩具は
すべて昭和20年代のものだ。


双六で凱歌を揚げる

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ターザンの凱歌 双六 朝日出版社  1952年発行
画:吉岡隆三

1943年に
実際に映画で公開された作品をもとに
作られているようだ。

順に見ていこう。

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得意の
雄叫びのポーズから
ふりだし。

・ふりだし・のアイコンが
ちょっと勘違いさせる
あぶない箇所に配置されている。

「ア~アァ~」はかん高い声の印象があるが
最新映画の「ターザン・リボーン」のターザンのそれは
思いのほか重低音だったのでビックリした。

1コマ目
腹が減っては戦は・・・云々
なのか
まずはバナナで栄養補給
来るべき激闘に備える
と言ったところか。

2016_0925_203911-DSC04118.jpg

落下傘とターザン、ライオンとターザン
このあとも
ターザンand・・・
がお決まりの定型句になっている。

落下傘はドイツのナチス軍
この物語(原作)はターザンとナチス軍の闘いだ。

2016_0925_203951-DSC04119.jpg

細かいストーリーは
どうでもいい感じで
とにかく
「ターザン」と「何か」だ。
猛獣や悪役とのツーショットで対峙
それが絵になるのが彼の魅力か。

2016_0925_204013-DSC04120.jpg

8コマ目
ゾウは微笑んでいる。
戦っているのか
じゃれあっているのか
よくわからない図だが
このような微妙なテイストは
駄玩具ではよく見かけるパターンだ。

2016_0925_204031-DSC04121.jpg

「上り」まで
まだ数コマ残っているが
ここでナチスを倒してしまった。
この後どうするのか。

2016_0925_204129-DSC04122 - コピー

突然
ゴリラが出現したが
ターザンは
ちょっと後方で様子見。

2016_0925_204129-DSC04122.jpg

12コマ目
ゴリラとの対決はパスしたのか
相手を変えて
豹を倒す。
豹はたまったもんじゃない。

13コマ目
さらに1コマ余ったので
怪力をアピール。
持ち上げられた人
たまったもんじゃない。

もうナチスは
とっくに倒されているのに。

2016_0925_201521-改DSC04104

最後に
凱歌を揚げる。

チンパンジーのチータは
実際の映画では
本編中もキーマンとして重要な役割だったが
双六ではふりだしと上がりのみのチョイ役で登場。


驚きのお面

続いては
紙製のお面を紹介するが
表情がどれも尋常でない
表情なのだ。

2016_0925_201804-DSC04105.jpg
2016_0925_202032-DSC04109.jpg
ターザン 立体お面  (メーカー不明も名玩丸万のマーク)

余白に
申し訳程度に
作り方の説明が。

他のキャラも商品化されているので
説明ほどほどに連続でアップ。

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2016_0925_202348-DSC04116.jpg
ターザンボーイ 立体お面

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ジャングルの魔法つかい 立体お面

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2016_0925_202106-DSC04111.jpg
ゾウ? 立体お面

人肌みたいで
ただのゾウではなさそうだ。
前出の魔法使いに呪いをかけられた
人間かもしれない。

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チーター 立体お面

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2016_0925_202307-DSC04115.jpg
ライオン 立体お面

長髪の虎のようにも見えるが
ライオンである。

6人集めて
実際に組み立てて遊んだら
間違いなく
たのしい
いや激しいターザンごっこができる。
だってこの表情だもの。


勇猛&ほのぼのメンコ

駄玩具の定番
メンコもアップしておこう。

2016_1002_205610-DSC04138.jpg
ターザンメンコ  (メーカー不明)

紙帯に包まれていて
中に3枚入っている。
おそらく1束5円か3円売りだろう。

メンコの裏に
当たり
のスタンプがあると
大判のメンコシートが貰えた
くじ系メンコだ。

何枚か
帯から抜き出してみた。

2016_1002_204450-DSC04123.jpg

お決まりの雄叫びポーズと
ちからこぶのポーズ

ひらがなで
「たーざん」
のフォントがお洒落。

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ジャングルを縦横無尽に
と言いたいところだが
どうも表情が淡泊で元気がない。
バナナで食あたりでもおこしているのか
心配になる様子だ。

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泳ぎも達者!

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動物たちを従える。

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平和を乱す武器をへし折る。
美人妻のジェーン?


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強敵のライオンとサイとの対決には
必殺の武器を
ターザンはナイフの遣い手でもある。

右目に血がにじんでいるのか
印刷時のインク漏れなのか?
はたまた地酒の飲み過ぎか。

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剛力パンチ!の2枚

右側は
パンチでなくて
じゃんけん?
かもしれない。

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ワニには
パンチ&ナイフのW攻撃
特別な憎悪があるのか。

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カバが
吠えながら迫ってきた
どうするターザン
カバは敵か仲間か。

2016_1002_205251-DSC04134.jpg

カバは撫でる。

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ゾウも撫でる。

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チータは友達
雑談そして
おててつないでお散歩。


この時代の駄玩具の企画製造は
家族経営のような小さな会社も多く
図のトレース(オリジナルの図から画き写す)も
経費節減のため
社長の奥さんなど身内がやってたりする(推測だが)

身内、知り合いの中で
絵のうまい人が担当していたのだろうが
所詮素人範疇の技量。
なので
手足が逆関節になってたり
どこか抜けていたり
人柄が出ちゃったりして
結果
素人っぽい独自の世界感が醸し出される。

でもそれが
ほのぼのとした雰囲気で味わい深く
グッとくると思うのだが
どうだろう。



次回双六の別バージョンなどを
アップ予定。



お知らせ

Posted by モロズミ・ダン on 25.2016 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
「デイリーポータルZ」ってご存知だろうか。

niftyが運営する人気のオルタナ系ポータルサイトで
面白い記事がいつも満載なのですが
なんと9日前
当ブログの記事(作品名:結構気になったノートの表紙絵)が
自由ポータルZ(←クリック)のコーナーで掲載されたのだ。

そしたら
アップされた当日のブログのアクセス数が急上昇
なんと1,000を超えた。
普段が30~多くて80位なので
恐るべしデイリーポータルの威力!

その日は
FC2のカテゴリ別ランキングも7位(約22,000人中)だった。

その後は日に日に半減し
1週間以上経った今は平常のアクセス数になってしまった。

たとえるなら
自宅前でAKBがミニコンサートでもやって
当日は押すな押すなの観客でごった返したが
今はもう誰もいない
そんな感じだ。

また面白い記事を書いて
掲載をお願いしたいところだ。

さて
デイリーポータル公開で
気分も盛り上がり(うわついて?)
張りきって更新しなければならないところなのだが
諸事情で本日の更新が困難に。


2年前のターザン特集「あの雄叫びが密林にこだました」(←クリック)
の続編をお届けする予定だったが・・・申し訳ない。

2016_0925_201054-DSC04096.jpg

次週必ず更新します。

鷲のマークの太郎とは

Posted by モロズミ・ダン on 16.2016 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
太郎さんもいろいろいらっしゃるが

太郎
と言って思い浮かぶのは
御伽の世界では浦島太郎、桃太郎、金太郎
アニメやヒーローでは
ドカベン山田太郎、オバケのQ太郎、ウルトラマンタロウなど
芸術家には岡本太郎
そのほか政治家や芸能人、著名人にも沢山いらっしゃいますが
錚々たるメンバーですな。

大阪には
くいだおれ太郎なんて
ユニークなキャラもいますが
キャベツ太郎なんかは駄菓子界の人気者だ。
そういえば
私もヨシタカという名がありながら幼少時は
寝ぼすけ太郎と
親から怒られ気味に呼ばれておりました。

そんな日本を代表するような
立派なお名前ですが
0戦パイロットにもいたんです。

その名も
0戦太郎。

2016_0816_180050-DSC04016.jpg
0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

あれれっ
これって前回の「0戦はやと」
じゃねっ。

と特に当ブログをご覧いただいてる方は
思うかもしれないが
別物なんです作者は同じだけど。

トレードマークの鷲も
正面図(太郎)か側面図(はやと)のちがいがあるが
イメージとしては同じだ。

ちなみに太郎はアニメ化はされておらず
よって
大手製薬会社とのスポンサー関係もなかったが
堂々の鷲のマークだ。


はやとのルーツ的存在?

私が彼の存在を知ったのは
0戦はやとの単行本5巻に掲載の
短編だった(短編だと思っていた)

2016_0816_172835-DSC04001.jpg
0戦はやと ①~⑤巻 サンコミックス ㈱朝日ソノラマ 昭和43年~44年発行
辻なおき

ページ埋めの付け足しのように掲載されていた
約70ページ弱の作品は
設定もよく似ているのだが
まず名前が違う

東はやと

桜太郎

なので別人だ。
名字も違い兄弟でもなさそうだし
まあ
はやとを発表する前の実験的な短編だろう
ぐらいに思っていたのだが

その後
古本屋で付録本を見つけてから
結構な長編大作であることがわかった。

0戦太郎は
0戦はやとが少年キングに連載される以前の
昭和36年より約3年間にわたり
月刊少年画報に連載されていた。

2016_0816_175046-DSC04010.jpg
少年画報 10月号付録 少年画報社 昭和38年10月発行
0戦太郎辻なおき

漫画月刊誌はこんな感じで
毎月本誌連載漫画の続き4~8作品をそれぞれ別冊として
付録していた。

付録本の表紙絵も力作揃いで見応えあり

0戦太郎の付録本は実に33冊が発行され
運よく全部手元にある。
秀逸な作品ばかりなので
表紙絵を一気にご覧いただこう。

2016_0816_173355-DSC04003.jpg
0戦太郎 少年画報付録   昭和36年11月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和37年1月~4月発行
辻なおき
 
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0戦太郎 少年画報付録   昭和37年5月~8月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和37年9月~12月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和38年1月~5月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和38年6月~10月発行
辻なおき

大きい画像でアップした7月号は
発行部数が少なかったのか
かなりのレア物だ。
高校生と時から集め始め
7~8年でほぼ集まったのだが
どうしても2冊分が見つからない。
昭和36年12月と
   38年7月号
(あとで昭和36年12月は付録が発行されていないことが分かった)
そして
諦めかけていた
今から10年ぐらい前に
最後の1冊7月号とやっとご対面。
フルコンプまで
実に約30年要してしまった。

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0戦太郎付録本

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0戦太郎 少年画報付録   昭和38年11月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和38年12月発行
辻なおき

大きな画像にしてあるのは
単にお気に入りだからである。
すべて同じ単行本サイズ。

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0戦太郎 少年画報付録   昭和39年1月~4月発行
辻なおき

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0戦太郎 少年画報付録   昭和39年5月~8月発行
辻なおき

どーですか
太郎ちゃん
どの号もいい顔しております。
栄養のある食事をしているのか
ふっくらと健康的な丸顔が
=裕福=憧れ
の時代だった。

実写映画化してたら
若き日の石原裕次郎
あたりがベストですかね配役は。

または本郷功次郎でもピッタリかも
キャプチャ本郷
本郷功次郎 (右は市川雷蔵)  「浮かれ三度笠」より


数少なかった関連グッズ
長編大作の割に商品化された玩具などは
ほとんど見かけなかった。
やはりアニメ化され露出度が高まらないと
商品化は難しかったのか。

当時少年画報に連載され
別冊付録は毎月のように発行されていたが
それ以外では
かるたがあった。
(これでなんとか記事にカッコがつく)


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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

記事の冒頭でもアップした(ワシのマークは0戦太郎)
もその一コマである。

さらに何枚かピックアップしましょう。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

ライバルの月影と
偉大な父
そして太郎の志。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

熱血系ドラマには欠かせない
星空に浮かぶ母の顔。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

必殺技と過酷な任務。
それにしても悪天候過ぎ。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

南方の激戦地だが
意外にもコーヒー店あり。

そして一緒に食事をしていた
こずえの悲しい身の上
カミングアウト。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

一番大切な「平和」を力説。
これでPTAも納得か。

かるたで物語の雰囲気だけでも
なんとなく伝わったであろうか。


なぜか単行本化されなかった

当時
付録本は全巻揃えても
本誌⇒付録⇒本誌⇒付録~
の順で続いていくので
付録だけでは
ストーリーを完全に掌握出来なかった。
本棚スペースの関係上
本誌(少年画報)まで集める余裕がなく
実は偉そうに紹介してきたが
全編通しでは読んだことがなかったのだ。

ちょうど付録本を集め出した
高校、大学時代に
突然なんと増刊号が発行されたりして
なんで今さらと思いつつ
やっと部分的には
繋がりで読むことができた。

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0戦太郎  少年画報社  昭和54年1月発行
辻なおき

不朽の戦記名作まんが516ページ一挙掲載
である。
厚さ約4cmのぶ厚い増刊号だ。

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「ファンの熱望にこたえる」
とあるように
単行本化を望む声は
かなり大きかったようだ。

同時期にもう1冊増刊されていたが
その中扉も合せてアップしておこう。

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0戦と戦車  少年画報社  昭和52年9月発行
辻なおき

この2枚の扉絵は
少年画報連載時の扉絵から
ピックアップして流用している。

ある程度続けて読めたが
まだ全編ではない。


それさぁ 早く言ってよ~

全編通し読みができないまま
約40年が過ぎた2006年に
何と何と何と
0戦太郎単行本化となった。
全6巻 マンガショップ発行

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0戦太郎 全6巻  MSSマンガショップ発行  2006年5月~発行
辻なおき


それさぁ 早く言ってよ~
(CMの松重豊のような口調で)
的な気分と
うれしさと
色々入り混じった気持だったが
とにかく発行してくれてありがとう
と言いたい。

全編しみじみ読ませていただきました。

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0戦太郎かるた  少年画報付録より
辻なおき

0戦はやと読みたくなった方
「まんだらけ」などの専門店で
まだ手にはいりますよ単行本。

それではまた
お会いしましょう。


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