ムムッ!この口笛はいったい誰だ!

Posted by モロズミ・ダン on 25.2014 探偵・ミステリー 4 comments 0 trackback
ちょっと過ぎてしまいましたが
5月21日は「探偵の日」
だったようで
社団法人探偵協会が探偵という職業ををピーアールする目的で
この日を制定したようです。

ですので今日のテーマは「探偵」ということで。

さらに今週27日は
藤原定家が「小倉百人一首」を撰したとされていた日で
「百人一首の日」。
百人一首から派生したものに駄玩具でもお馴染の「かるた」があるので
探偵系かるたを引っ張りだしてみました。

2014_0525_154909-DSC02334.jpg
ひみつ探偵かるた     (メーカー不明)

昭和40年位でしょうか
駄菓子屋などで売られていたもの。
図柄などが少々雑なタッチですがいい味出してます。

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綴じ帯から引き抜いて
何枚かみてみましょう。

2014_0525_153656-DSC02323.jpg

「平和を守る・・・」
とは 間違ってはいませんが
ちょっと大きく出ました。

2014_0525_153739-DSC02324.jpg

表現が大きすぎたかな
との反省からか
「治安を守る・・・」
の札も追加してます。

でももうちょっと警官らしい
アクションが欲しいところです。

それにしても読み札のタッチ
家族経営の製造メーカー社長さんの奥さんあたりが
空き時間に筆ペンでササッと書いたようにも見えます。

2014_0525_153951-DSC02325.jpg

列車強盗?
ここはどこの国でいつの時代の設定なんでしょうか?
汽車だし。

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でも刑事さんが活躍したようです。

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やっと探偵ものらしい場面が

2014_0525_154435-DSC02332.jpg

しかし刑事さんたちは
思わぬ敵と戦っているようで

張り込みには
虫よけスプレーやムヒが必要みたいです。
刑事と言えども人の子である
といった一面を見せています。

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逮捕した図?
通常は手錠でしょうけど。
縄を使って縛リあげるのは
悪者がよくやる方法だと思うのですが。

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「ほしいほしい・・・」って
衝動的な万引きの心理状態なのでしょうか?

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訳ありの犯罪には
刑事さんも思わず人情味あふれる表情に?
でもだまされてはいけません。
女の泣き顔は演技だと誰か言ってました。

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あの~
万引きだったり空き巣だったり
どうも「ひみつ探偵」からズレているような・・・がっかり感が襲ってきます。
駄菓子屋かるたに高望みし過ぎですか。


続いてはメーカー物で
しっかりしたものを。

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いろはかるた「口笛探偵長」      鈴木仁成堂発行
原作:双葉十三郎

昭和34年頃
TVドラマ化された「口笛探偵長」
同年、週刊「少年サンデー」創刊号から挿絵入り小説としても
連載されていたようです。

なにせ私は生まれた年で
TVドラマはもちろん記憶がありません。
再放送もほとんどしてなかった?(人気がなかったのかな)
少年サンデーは
昭和36年から何冊かは持ってるので
もしかして載ってるかと思い
見返してみましたが
残念既に連載が終了していて載ってませんでした。

2014_0525_155059-DSC02337.jpg

人気がいまいちだったのか
今ではこの作品の情報がほとんど無。
かるたの商品化はヒットを見込んでの先行発売だったか。
このタイプは駄菓子屋ではなく文具店などで売られていました。

観てた人が多ければ
現在でもDVD化や書籍化されるのが普通ですが
まったくないので
今後埋もれてしまう
まぼろしの作品になってしまう心配も。

かるたのイラストも作者がわかりません。
学年誌に漫画版の作品も連載されていたようですが
その作画:香山ふみお氏とは
ちょっとタッチが違うように感じます。

何枚か引き出してみましょう。
主人公から

2014_0525_162628-DSC02349.jpg

探偵長が登場するときは
どこからか美しい口笛が聞こえてくるようです。
だからと言って
口元のアップはビジュアル的にどうも・・・な感じ。

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早業って
高速のエルボードロップ?

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「スーット」だと思いますが。

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「わー・・・」を頭に持ってくるぐらい
風谷青年が大変なことになっていますが。

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元々
のんき者だけに
危機管理が甘かったのでしょうか。

結局谷へ落ちて行きましたが
かるたでものんき者と決めつけられて
落ちる前にプライドはすでにズタズタだったでしょう。

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トランシーバーと兼用だったんですね。

徳永英明は後のヒット曲を
ここからヒントを得ていた?

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このかるたには
やたら「悪漢」が登場。
何枚か選んでアップします。

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悪漢が随所で大活躍!圧巻です。
こんなに登場してるんだから
ニックネームぐらい
つけてあげればいいのにと思いますが。

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ご丁寧に「重要書類」と
犯人にもわかりやすいタイトルが書かれてます。

2014_0525_174829-DSC02361.jpg

重要書類は早田博士のものでしたが
さらわれたのは大沢博士。
博士は皆
狙われやすいんです探偵物では。


この口笛探偵長
商品化されたものが数少ないんですが
もうひとつTVドラマ版の写真メンコがあります。

2014_0525_163421-DSC02352.jpg
口笛探偵長 写真版メンコ       童有社

画像右下のメンコ裏は
漫画版の香山ふみお氏のイラストを転載。
左下のメンコ裏は
桑田次郎氏のタッチのように見えますが
この作品も画いていたんでしょうか
これ以外には見たことがありませんが。

何枚かピックアップしてみます。

2014_0525_163915-DSC02353.jpg

白いモバイルは
かるたでも出てきた
トランシーバー兼用ラジオでしょうか。

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龍の顔をしたおそらく悪者の幹部は
かるたには登場してませんでした。

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かるたとはちょっと異なるストーリー設定なのか
メンコをみるかぎり
随所に探偵もの特有のアクションもあって面白そうなので
フィルムが現存するのであれば
是非CS放送あたりでやってもらいたいものです。

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犯人はこの中にいる!?:その2

Posted by モロズミ・ダン on 14.2013 探偵・ミステリー 0 comments 0 trackback
先週に引き続き
探偵ものを
探偵系かるたは何個か引っぱりだしたけど
そのうちのひとつをチョイス。

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いろはかるた 探偵シリーズ   (にこにこ印)

箱裏に
50円の値札シールが貼ってあります。
昭和30年代のものでしょう。

ビリーパックに出てきた
こうもり団の謎の中国人
珍(ちん)とおぼしき人物が。

2013_1014_152111-DSC01806.jpg
いろはかるた 探偵シリーズ   (箱の中)

銀の紙帯で束ねられていましたが
すべて一部切れてますので
何枚かみてみましょう。

2013_1006_174416-DSC01766.jpg
探偵ものによく有りがちな
基本設定ですね。

2013_1006_174518-DSC01767.jpg
今では放送禁止用語ですが当時では普通に使用。
この姿のほうがかえって目立つような気が。

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明智小五郎といい少年探偵団といい
ひそかに身を隠しながら追跡することが探偵の基本行動?

2013_1006_174806-DSC01769.jpg
ベタな恐怖の演出。
最近のハロウィンのケーキには
どくろモチーフ付
なんてのもありますが。

そして
何故なのかの一枚

2013_1006_175429-DSC01776.jpg
一枚だけイガグリ君登場!

柔道漫画ですよねどう考えても。
しかし先週も何故、鉄人が探偵ものにと思っていたら
実際探偵漫画だったこともあるし

原作を探しました。

       2013_1006_180024-DSC01781.jpg
       イガグリくん 有川旭一   冒険王付録表紙より
       秋田書店 昭和31年4月発行

書棚の一番奥に1冊だけありました。
はっきりと熱血柔道まんがと銘打ってまして
やはり1枚だけ特別出演だったのでしょう。
まあ、ストーリー的にも密輸団が出てきたりするので
いいとしますか。

ちなみに絵札のイガグリくんの決め技は
必殺の流星!大文字投げ。


続いてはメンコを

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少年探偵団 怪人二十面相特賞当     天田印刷加工㈱

天田印刷加工は昭和31年創業時は天田玩具製作所の社名で
メンコやかるたなどの紙製玩具を製造していたメーカー。

2013_1014_142012-DSC01798.jpg
少年探偵団 怪人二十面相特賞当   (箱の中)

当たりのメンコは
箱絵のおどろおどろしい雰囲気とはちょっと違って
漫画チックな図柄。

はずれを包んでいる薄紙は
経年の湿気で退色し
だいぶ劣化が進んでます。


2013_1014_142336-DSC01801.jpg
少年探偵団 怪人二十面相特賞当   (はずれの中)

はずれの薄紙の巻き方が緩いので
中身を引っぱりだしてみました。
すべて怪人二十面相系とおもいきや
ジャングルの森や黒頭巾などの図柄も。


怪人二十面相は
実はあの有名漫画家も
画いていたことを思い出したので
急きょこれも引っぱり出してみました。

2013_1014_142858-DSC01803.jpg
怪人二十面相 藤子不二雄A  原作:江戸川乱歩  少年 付録表紙より
光文社 昭和34年3月、7月発行

当時、小説でも漫画でもテレビでも大人気でした。
漫画では「怪物くん」や「笑ウせぇるすまん」でおなじみの
藤子不二雄A先生が 画かれてたんですね。


2013_1014_143645-DSC01804.jpg
探偵もの漫画 各種

この時代は
月刊漫画 各誌で必ず1作品は探偵漫画を連載していて
探偵ものが全盛期と言えたかもしれません。


月刊漫画誌の付録でも

2013_1014_224443-DSC01807.jpg
まんが王 特別付録 探偵セット  昭和37年5月発行 

紙製ですがピストルやバッジ、手帳
変装用のメガネやひげまでセットされています。

2013_1014_224547-DSC01808.jpg
まんが王 特別付録 探偵セット  (台紙の印刷) 

アイテムの袋をめくると
遊び方例などの説明イラストが台紙に
印刷されてました。

この付録が欲しくて
買ってしまった人もたくさんいたのではないかと。

この頃の月刊漫画誌の売上競争は激化
付録の良し悪しが売行きに大きく影響したため
企画内容は競うようにエスカレート
どれを買うかおおいに悩ませました。


☆先週の付け足しを1枚

先週の双六で1枚うっかりアップ漏れがあったので
折角撮ったのでアップさせて下さい。

2013_1006_171804-DSC01742.jpg
探偵シリーズゲーム遊び  (一部拡大)

ビリーパック中心の展開でしたが
どくろ仮面も登場してました。

オリジナルは月光仮面のこちら?

2013_1006_171925-DSC01744.jpg
月光仮面 メンコ各種  川内康範・宣弘社

これぞ悪役の代表格!
見た目わかりやすい悪役NO.1と言ってもいいですね。


犯人はこの中にいる!?:その1

Posted by モロズミ・ダン on 06.2013 探偵・ミステリー 0 comments 0 trackback
探偵ドラマでありがちなフレーズを
今日のタイトルにしてみました。

明日10月7日は
「ミステリーの日」
推理小説「モルグ街の殺人」などで有名な
エドガー・アラン・ポーが亡くなった日で記念日になっているようです。

駄玩具でも
かるたや双六でたくさんの探偵もの
あったと記憶しているので
とりあえず
すぐ出せるもの集めてみました。

2013_1006_173449-DSC01759.jpg
探偵系かるた・双六各種


双六をみてみましょう。
2013_1006_171602-DSC01739.jpg
テレビスリラー双六  30円  みつわ玩具

外袋の裏側に鉛筆書きで
30円と書かれてました。

昭和30年代中頃のものだと思います。


2013_1006_182522-DSC01793.jpg
探偵シリーズゲーム遊び

横幅78cmの大判サイズ双六が
八ツだたみで入ってました。

外袋とタイトルが違いますが
入れ間違いというより
旧作の外袋在庫が余っていた場合
それを転用することなど
当時の駄玩具ではよくあったことです。

よくよくみると結構雑誌等でおなじみなキャラ達もチラホラと。

2013_1006_172004-DSC01745.jpg
ビリーパック

2013_1006_182045-DSC01786.jpg
魔術王

この人たちのオリジナルは
これではないかと。

       2013_1006_180244-DSC01784.jpg
       ビリーパック 河島光広 少年画報新年号付録表紙より
       昭和36年1月発行 少年画報社

本物と比較すると
双六のほうは
だいぶ劇画タッチにアレンジされてます。

ビリーパックは当時大人気の探偵もの連載漫画。
アメリカ人とのハーフのビリーパックは
両親の無念の死を乗り越え
探偵として大活躍したお話。

そして魔術王となっているのが
オリジナルでは

       2013_1006_172310-DSC01748.jpg
       ビリーパック 河島光広 (本編一部抜粋)より

こうもり団の中心人物で鞭を自在にあやつる珍(ちん)でした。

そのほかにも
見づらいのですが
双六全体の画像の上のほうに猫のキャラがいますが
怪猫仮面もビリーパックの悪役登場人物です。

2013_1006_172545-DSC01751.jpg
月光少年

取ってつけたような名前ですが
本物はこちら

       2013_1006_180215-DSC01783.jpg
       Xマン 桑田次郎 少年画報2月号付録表紙より
       昭和36年2月発行 少年画報社

明らかにこれはXマン。
月光少年っ!あんた胸にXの文字あるでしょ。


さらに

2013_1006_172410-DSC01749.jpg
電光少年

何を考えているのか
読みにくい表情ですが
本物はこちら

       2013_1006_180149-DSC01782.jpg
       電光少年 桑田次郎 少年 新年号付録表紙より
       昭和36年1月発行 光文社

なんだか
探偵のくくりからだんだん離れて行くようです

2013_1006_173220-DSC01758.jpg
鉄人28号   国際密輸団

ツートンカラーの鉄人まで出てきちゃいました。
人気キャラだったら何でも登場?
探偵シリーズと謳うにはあまりにも。

また密輸団だけど
国際という公的な組織につく名詞が頭についてます。

そして最後の「上り」に
ビリーパックと一緒に待ち構えていたのは

       2013_1006_172818-DSC01754.jpg

氏名やタイトルが付いてないので
誰だか分りません謎の人物。
緑だから月光仮面でもないし
正義の味方か悪人かも不明で
色々スッキリしないままの「上り」でした。

まてよっ
初期の頃の鉄人
もしかしたら・・・
急きょ付録本を探してみると

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鉄人28号 横山光輝/光プロ  少年 付録各種表紙より
昭和31年、昭和33年発行 光文社

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鉄人28号 横山光輝/光プロ  少年 付録各種表紙(一部拡大)より

やっぱり
鉄人はなんと「探偵まんが」だったのだ

私の認識不足でした。
大変失礼いたしました


次回はかるたをアップします。
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