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気になるあの勇者のヘアスタイル:その2

Posted by モロズミ・ダン on 05.2016 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
前回に続き
金太郎の特集を。

絵本以外の駄玩具などを
集めてみた。

2016_0522_185811-DSC03785.jpg
童謡童話双六   朝日印刷

この種の商品には
必ずいるはずです彼は。

2016_0522_185826-DSC03786.jpg

お椀代用の烏帽子だが
得意の
熊にまたがりポーズ。

残念ながら頭頂部は見えません。

童話系の商品だと
彼ぐらいのビックネームは
必ず看板選手扱いになる。

ではその勇姿を
かるたでみてみよう
4品連続で

2016_0522_200224-DSC03803.jpg
お伽噺かるた  トミタヤ

やはり桃太郎か
金太郎か
剛力キャラではビック2と言えるだろう。

2016_0522_192310-DSC03799.jpg

中の絵札を見ると
精悍な箱絵とは趣が異なって
のんびり感がただよっている。


続いて

2016_0522_190353-DSC03791.jpg
お伽噺かるた  トミタヤ

同じトミタヤ製
こちらは
金太郎が主役級の扱い。

2016_0522_190439-DSC03792.jpg

どうも絵札になると
脱力感ある雰囲気が。
大木を引き抜いて橋を架ける
力強いシーンではあるのだが。

頭頂部の剃り込みは
これまでの最大か。


トミタヤ製をもう一つ

2016_0522_190543-DSC03793.jpg
昔噺かるた  トミタヤ

こちらは箱絵の主役の座を
明け渡しているが・・・。

2016_0522_192208-DSC03797.jpg

側面にいました。
さすがにちょっと寂しそう。

堂々と箱絵を飾っているのが
ありました。

2016_0522_190733-DSC03795.jpg
おとぎかるた  (メーカー不明)

前回アップした
きくや書店の絵本の表紙と
構図がそっくり
おそらく駄玩具お得意のインスパイア的模倣だろう。
脇役キャラの配置まで同じだもの。

2016_0522_190829-DSC03796.jpg

あらら
紙質、印刷もよろしくないレベル
イラストも手抜き感有りだが
これも駄玩具の味のうち
いいんじゃないですか。


続いては
絵合わせを

2016_0522_190009-DSC03787.jpg
おとぎ絵合わせ   (メーカー不明)

駄菓子屋用の
おそらく5円か10円で
売られていたもの。

2016_0522_190027-DSC03788.jpg

意匠登録出願中と印字されているが
イラストのレベルは
直前にあげたカルタと同様
思わずニヤリとしてしまうチープさ。

力強い場面なんだけど
なんか脱力感もただよってて
いい感じだ。


金太郎が採用されるのは
童話系商品ばかりではない。

2016_0605_151334-DSC03813.jpg
優秀平玉 金時    やま上

凛々しい箱絵のこの商品は
何かとい言うと。

2016_0605_151237-DSC03812.jpg

ブリキピストル用の火薬だ。
シート状の火薬を切りとってピストルに装着
引き金を引くと圧力で火薬に反応し
パーンと乾いた音がするもの。

ヒーローごっこ遊びでは欠かせない
消耗品だった。


ここまで
平面の印刷系ばかりだったので
立体物はないかな
と探していたが

これがあったか

2016_0605_151619-DSC03814.jpg
金太郎お面   (メーカー不明)

駄菓子屋ものというより
縁日の露店用商品
セルロイド製で昭和30年代のもの。

わかりやすく
ひたいに
「金」が入ったマサカリがデザインされている。
縁日のお面は
ほとんどが漫画やドラマのヒーローが採用されるのだが
お伽キャラでは背後にいる桃太郎か
金太郎の二人ぐらいだろう。

残念ながら
頭頂部のシンボリックなヘアースタイルまでは
再現できていない。


最後に
これは立体物って言うかどうか。

2016_0529_181218-DSC03806.jpg
おとぎぱのらま 小学1年生付録   ㈱小学館  昭和27年8月発行


金太郎
しっかり表紙を飾ってます。

2016_0529_181432-DSC03807.jpg

いわゆる
飛び出す絵本で
ページを開くとポップアップするタイプ。

猿とウサギの相撲を
しっかりとコーチングしている図だろうか
金太郎はこのページだけだ。

1シーンとなると
たいがいは
熊にまたがったり相撲したり
鯉と格闘したり大木を引き抜いたりと
派手なアクション場面が選ばれることが多いのだが
本人が静の状態でいる図はかなり珍しい。

それにしても
頭頂部のくっきりとした月代
見事ですな。


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気になるあの勇者のヘアスタイル:その1

Posted by モロズミ・ダン on 22.2016 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
2016_0101_175609-DSC03523.jpg


ちょうど1年ぐらい前に書いた記事で
「桃からパッカーン今昔」(←クリックで別ウインドウ)はご記憶にあるだろうか。

桃太郎の出生の真実に迫ろうとした
記事であったのだが
この時アップした双六に
金太郎もちょこっと写っていたのだが
その髪型がずっと気になっていた。

「桃から・・・」でアップしたものとパッケージ違い(中の双六は同じ)のものを
ご覧いただきたい。

2016_0522_185638-DSC03783.jpg
2016_0522_185717-DSC03784.jpg
おとぎばなし双六   まるとみ

この髪型である。
お母さんが「金太郎」を読み聞かせした時
子供が
「なんで毛が剃ってあるの!」などと
過剰反応を起こした場合
なんと説明するのだろう。

金太郎の関連グッズは絵本などを中心に
多数販売されてきたが
全部この髪型なのであろうか。

今回は
このインパクトある金太郎の髪型の謎を含め
金太郎の生き様に迫ってみたい。


絵本で内容を確認しておこう

金太郎の絵本は昭和30~40年代のもの
5冊ほど所有しているので古い順に紹介しよう。

2016_0522_184934-DSC03765.jpg
「きんたろう」 ㈱ます美書房   30円
画:川島赤陽

熊にまたがってお馬の稽古

金太郎の童謡にもある象徴的な姿を
表紙にもってきている。

2016_0522_185011-DSC03767.jpg
2016_0522_185028-DSC03768.jpg

金太郎の力強さを画いている。
相撲のけいこでは
大きな熊のみならず
兎まで蹴散らしてしまっているのだ。

さすがに
「これはまずい」
と思ったのか丁寧に手当てをしているのだが。
男子は強いだけではなく優しい人であるべき
と教育的な要素を含ませているのだろう。


ここで下向きの角度で
金太郎のヘアスタイルがハッキリと見ることができる。
双六の図ほど大きくはないが
きれいな円形で青々と剃り上げているのだ。

2016_0522_184954-DSC03766.jpg

穏やかに
笛の練習をするシーンもある
男子たるもの
力強さだけでなく
あらゆる徳性を積まなければならない
といったところか。


2016_0522_184731-DSC03761.jpg
「金太郎」  二葉書房  30円
画:米内穂豊

2冊目は
日本画調のタッチで描かれているが
やはり頭頂部に
円形の剃りが見てとれる。

2016_0522_184824-DSC03762.jpg

剛力だけじゃないよ
とばかりに
身軽さも兼ね備えていることを
アピールしているようだ。

2016_0522_184848-DSC03763.jpg
2016_0522_200200-DSC03802.jpg

谷を渡るために
橋として掛ける
大木を引き抜いている図。

それを見ていた
碓井貞光にスカウトされ都にわたり
坂田金時として立派なお侍になり
そして実家に凱旋の図だ。

2016_0529_181523-DSC03809.jpg

裏表紙には
読み聞かせの際の
物語の主旨や補足が掲載されている。
シーンは見たことないが
最後に鬼退治遠征に出かけたようだ。
(桃太郎に負けじと意識したのだろうか)


続いて3冊目

2016_0522_185052-DSC03769.jpg
「金太郎」 ㈲きくや書店   40円
編集:童画研究会

背負い投げで一本勝ち
の表紙だが
ここでもやはり
見事な円形の剃り込みが画かれている。

2016_0522_185127-DSC03771.jpg

熊だけでなく
鹿も乗りこなします。

2016_0522_185153-DSC03772.jpg

鯉も乗りこなします。

2016_0522_185115-DSC03770.jpg

そして
桃太郎のきびだんごに対抗してか
おにぎりで
動物たちを
手名づけている。(のだろうか)
この後に紹介する絵本にも
おにぎりシーンが再三出てくるのだ。


続いて4冊目

2016_0522_185212-DSC03773.jpg
「きんたろう」  ㈱富士屋書店  40円
画:並木良

迫力の土俵入りの図で
これまた円形の剃り込み有。

2016_0522_185230-DSC03774.jpg

さあ
みんなでおにぎりの図。

2016_0529_181548-DSC03810.jpg
2016_0522_185247-DSC03775.jpg

そしておにぎりパワーで
大木を引き抜き
鯉も力づくで乗りこなすのだ。


最後はこの1冊

2016_0522_185319-DSC03776.jpg
「きんたろう」  光洋出版㈱  100円
画:大野きよし

お椀の烏帽子で隠れてはいるものの
あの髪形がわかる。

これで5冊全部円形剃り込みが確認出来た。

これはもちろん金太郎に限った事ではない。
平安時代の頃より子供は生後7日後に
頭頂部を剃る習わしがあったようだ。
また
武士の髪型に見られる「月代」(さかやき)
あのおなじみの
半月状に剃り込むスタイルが
武士のみならず一般人にまで流行していた
という考察があるようだ。

2016_0522_185338-DSC03777.jpg

物語に欠かせないキャラ
熊についての
充分過ぎる位の解説が。

2016_0522_185354-DSC03778.jpg

鯉についても
同様の解説。

2016_0522_185425-DSC03779.jpg

そして
また出ました
おにぎりシーン3発目。

2016_0522_185502-DSC03780.jpg

碓井貞光が
金太郎の力量を目の当たりにしたシーン。
2ページぶち抜きの鮮やかな背景をベースに描かれている。

この作者
大野きよし先生は漫画家としても活躍されていた実力派。

2016_0529_210934-DSC03811.jpg
「くろしおの王者」 少年クラブ 付録 昭和33年発行 講談社
大野きよし

ストレートに上手です。

さて絵本に戻りますと

2016_0522_185519-DSC03781.jpg

碓井貞光が金太郎宅に訪れ
腕相撲を行っている。
金太郎の力量を直接確かめたかったのだろう。
スカウトするに当たり
細かい確認作業があったことは
他の絵本では見られない場面だ。

2016_0522_185533-DSC03782.jpg

その後、出世をして
実家へ凱旋。

あの髪形
月代(さかやき)は
武士が烏帽子や兜をしたときの
頭頂部の蒸れを防止する理由から
との説が有力である。

もちろん
出世した金太郎の烏帽子の下は
幼少時より慣れ親しんだあのスタイルで
変わりはないだろう。



次週
金太郎のその2(完結)
駄玩具関連を予定します。







「桃からパッカーン」今昔:その2

Posted by モロズミ・ダン on 21.2015 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
先週の続きを。

まずは双六から

2015_0613_211723-DSC03165.jpg
おとぎばなし双六   冨田屋

帯状の外袋には
桃太郎。
お伽噺では
やはりこの人が代表格だ。


2015_0613_211831-DSC03166.jpg
おとぎばなし双六   冨田屋

「上り」でも威風堂々の姿が。

勿論ありますよ
「パッカーン」のシーンも

2015_0613_211930-DSC03167.jpg
おとぎばなし双六   冨田屋

絵本にも多く見られた
スポーツ競技のフィニッシュ的
決めポーズだ。

ジャンプ競技であったら
テレマークも決まって高得点
といったところか。

今日は文書控え目で
どんどんいきましょう。

2015_0613_213535-DSC03174.jpg
お伽噺かるた  各種

御伽かるたでも
箱絵には外せない存在だ。

2015_0613_213553-DSC03175.jpg
2015_0613_213614-DSC03176.jpg
お伽噺かるた  各種

よくみると
箱絵の隅にも
元気なパッカーンのシーンが。

「い」の字は共に
「いさんででかける ももたろう」

中からパッカーンの場面を探そうと
たぶん
「桃から生まれた桃太郎」だろうと
「も」の札を束から引き出してみると

2015_0613_213133-DSC03172.jpg

正解その通り!(←児玉清調で)

座りながらだが
テレマークもきまった。

2015_0613_213206-DSC03173.jpg

もうひとつの方は
微妙なポーズ・・・。

このブログ
オチがないことも
しばしばあるが
そこは我慢していただき
最後まで読んでいただければ幸いである。


出生シーンではないが
桃太郎関連を探しているうちに
結構古い(おそらく昭和20年代)
くじが出てきたので
ついでにアップしておこう。

2015_0613_212200-DSC03169.jpg
百万両宝くじ  


景品は何だったのかも不明だが
下部の丸い顔部分をめくると
たぶん点数が印刷されているものだろう。

2015_0613_212234-DSC03171.jpg

こけしのような顔だが
同じ女性でも全部微妙に違っていて
当時はイラレでコピーなんて
できない時代だったので
120人分全部書き下ろしたのだろう。
(御苦労さま!)

2015_0613_212220-DSC03170.jpg

桃太郎はお宝もゲットし
勇躍、笑顔で錦を飾っている。
が、その傍ら
大八車を押している猿が
どうも浮かない表情だ。
このお宝が貰えるわけでもなし
きびだんごのみの報酬では
割が合わないことに
徐々に気付いたのかもしれない。

最後にお面を

2015_0613_213905-DSC03177.jpg
お面 各種

漫画やアニメでも
そこそこ人気がないと
特にお面などの商品化とは
ならなかったのだが
数パターンの型で商品化
(右上および中下)されていた。

そこはお伽世界の
シンボリックな存在である桃太郎の
面目躍如
といったところだろう。




「桃からパッカーン」今昔

Posted by モロズミ・ダン on 14.2015 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
このブログの開始が
2012年5月末だったので
もう3年以上も続いている。

これまでは
その時々の記念日に合わせて
テーマ決めしていたのだが
当然ながら毎年
同じ記念日が巡ってくる。

さすがに毎回
「またこれか・・・」といった
マンネリ感が出ないように
気にしながら
アップしていたのだ。

しかしながら最近
記念日だけでは
やはり焼き直し感が
出てしまっているのではないか
何か新しい切り口はないか
考えていた。

そこで
今流行っているものと
その昭和版と思われるものの対比は
面白いんではなかろうかと。

うん
これなら毎年流行っているものも違うし
結構続けられるかも
と思い

前々回より
「ファッションドール今昔」
「ドローン系駄玩具今昔」

と試験的にやってみた。

今回もまた前置きが長くなったが
その今昔シリーズとして
第3弾をやらせていただきたい。

今年前半に松田翔太扮する桃太郎の
「桃からパッカーン」
のフレーズ。
auのCMですっかりおなじみになった。
ばあちゃんがナタで
パッカーンと切り分けた音として設定しているが
実際、昔の出生シーンはどうだったのか?

私の持っている資料の
限られたごくせまい範囲内での
総力特集をおこなってみた。

まずは絵本から

2015_0613_204830-DSC03144.jpg
昭和時代の「桃太郎」絵本各種

とりあえず全部で8冊出てきた。
いちばん古いもので昭和13年発行
文字の並びが右から読むようになっている。

本来の桃太郎
みんな玉のようなふくよかな顔立ちで
松田翔太のような
シュッとしたイケメンイメージとはだいぶ異なる。

では出生シーンを続けてみてみよう。

2015_0613_211343-DSC03162.jpg
おとぎ絵本 ももたろう 二葉書房 (発行年月日不明) 画:石井健之

割とスタンダードな風景ではないだろうか。
桃太郎のポーズは
フィニッシュを決めた体操選手のように勇ましい。

定価50円で
昭和30年前後の発行と思われる。

2015_0613_215927-DSC03180.jpg
保育絵本 桃太郎  光洋出版㈱ (発行年月日不明) 画:大野清  

作画の大野清は
漫画家としても活躍していた実力者。

画像がピンボケのように見えるが
私の撮影が下手なわけではない
印刷の版ズレが原因だ。

2015_0613_211234-DSC03161.jpg
ももたろう 愛兒書房 (発行年月日不明) (作画者不明)

これもパッカーンの瞬間をとらえているが
じいさんは
ちょうど外出から帰ってきた時?
場面設定の若干の違いが
少し気にかかるところだ。

定価25円と紙質から見て
戦後昭和20年代の前半に発行されたものかと。

2015_0613_211135-DSC03159.jpg
幼児絵本 桃太郎 ㈱富士屋書店 (発行年月日不明) 画:前田松男

元気よく
というより寡黙にむっくりと誕生したイメージだ。
ばあさんがナタで切り分けたとされているが
この画では
じいさんが切ったようにもみれる。

定価30円で昭和20年代後半の発行か。

2015_0613_210059-DSC03146.jpg
講談社の絵本ゴールド版 桃太郎 ㈱講談社 昭和41年3月発行 画:黒崎義介

おお~きな桃がどんぶらこっこ
のイメージがあったが
割と小ぶりな桃(といっても小玉すいか位?)から
かわいらしい桃太郎がパッカーンである。

今回の絵本の中では一番新しい昭和41年発行で
定価は120円。

2015_0613_210230-DSC03149.jpg
プリンス絵本 ももたろう  光洋出版㈱ (発行年月日不明) 画:大野きよし

これもスタンダードな部類
フィニッシュを決めた体操選手型。

これもじいさんがパッカーン切りを
したのだろうか。

残念ながらどの絵本にも
ナタを入れる瞬間のシーンはない。

定価100円で
昭和40年前後のものでしょうたぶん。

2015_0613_211416-DSC03163.jpg
オトギ噺繪本 桃太郎 中村書店 昭和13年7月発行 (作画者不明)

あれれ
すでに小学生並に成長した姿で
パッカーンだ。

昭和13年、戦前の発行だけに
噺も異なっているのではと
読み直してみたが
基本的なストーリーは一緒であった。
(ここで受け狙いを期待したがダメだった)

この絵本
裏表紙にもパッカーンのシーンが

2015_0614_211620-DSC03182.jpg
オトギ噺繪本 桃太郎 中村書店 昭和13年7月発行 (作画者不明)

こちらはまだ比較的年齢相応の
赤ちゃんタイプ。

ただしデビュー当時の森昌子さんのような
お洒落なヘアースタイルだ。

しかも屋外で
誰かが切り分けたのではなく
自力で自然パッカーンしたようだ。

四隅には
鬼たちが睨みを利かせているが
やがて壮絶な征伐を受けることを
予見していたのであろうか。


はいここまで
残念ながら
意表を突くような衝撃的な発見が
特になかったので
最後の1冊で締めたいと思う。

このシーンは2年前に別の記事で
「わたる世間は・・・」(←クリック)
一度公開しているのだが
再度アップする価値ありと判断した次第だ。

2015_0613_214958-DSC03178.jpg
特選えほん ももたろう 錦城社 (発行年月日不明)(作画者不明)

パッカーンandジャ~ンプ!
飛行機雲のような
ジャンプの軌道が残るくらいの勢いである。

やがて鬼たちを簡単に征伐するパワーは
出生時にすでに備わっていた
と推測できる一コマといえよう。

これを読み聞かせられた幼児には
どんな印象として残ったのだろうか
感想文があったら読んでみたい気もしてくるくらいだ。


本日はここまで
次週
同じテーマで続編を
かるたや双六などでアップしたい。





渡る世間は・・・

Posted by モロズミ・ダン on 03.2013 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
今日は節分

節分に欠かせないキャストといえば
鬼ですね。

で今日のテーマは「鬼」です。(短絡的すぎ

鬼といっても宗教上の定義にあるものや
歴史的な伝承で伝えられるものなど多様ですが
一般的に「恐ろしいもの」「怖いもの」の代名詞として定着してます。
(私の周りにも何人かいます

考えてみれば「鬼ごっこ」「かくれんぼ」「缶けり」などのあそびでも
主導権を握るのはであって
子供にとっても馴染み深い存在でもありました。

このブログですから
やはり駄玩具や絵本など子供の世界に登場する
どことなく愛嬌もある鬼たちをピックアップしてみましょう。

2013_0203_144944-DSC00651.jpg
童話童謡双六         アサヒ製     (作者記名無)

昭和30年代の駄菓子屋で5円売だったものでしょうか。

2013_0203_144857-DSC00650.jpg
双六の拡大

お一人目は
一寸法師にたじろぐ赤鬼です。

鬼さんたち
多くの童話に出演していて
絶対にかかせない役どころです。

続いては

2013_0203_152434-DSC00667.jpg
お伽噺かるた            トミタヤ

双六と同じ年代のもので
箱裏に50円の手書き値札シールが。

もちろんこの中の札に登場してますよ。
紙帯が緩めなので
中の札を引き出してみました。

2013_0203_152022-DSC00665.jpg
(ら)の字札と絵札

スリムな体形で凄味無しの赤鬼。
桃太郎であれば
らくらく退治できそうです。

「たいじる」?
漢字だと「退治る」だと思いますが

若者言葉の 「~る」を連想してしまいます。
古いですが、「江川る」(ゴネること)や「事故る」
新しい?ところで「きゃぴる」「うぃる」(これから行う)

トミタヤのかるたは
この後にリニューアルして発売されてました。

2013_0203_152900-DSC00669.jpg
お伽噺かるた            トミタヤ

箱裏に180円の値札シールが。昭和40年代でしょうか。
箱絵に赤鬼登場も一寸法師に大苦戦!

こちらも紙帯ゆるしで中見れます。

2013_0203_151916-DSC00663.jpg
(ら)の字札と絵札

同じ札を抜き出してみました。
字札は半分ぐらいは前作と同じフレーズです。

えーっとっ
見るからにぶよぶよ体形
こいつもらくらくたいじられて当然
といったところでしょうか。


ここまで一寸法師と桃太郎での鬼たちを見てみましたが
同時代の幼児向け絵本ではどーなっているんでしょうか。

2013_0203_145313-DSC00653.jpg
一寸ぼうし   絵:高畑畠華宵   ㈱ます美書房  より

2013_0203_145129-DSC00652.jpg
一寸法師と鬼の対決場面

やっと迫力ある鬼の登場です。
一寸法師は鬼のおなかの中で暴れていたのですね。

この後
助けられた姫様が
鬼の持ってた打ち出の小槌を振ると
一寸法師みるみる背が伸びて
めでたしめでたし。

2013_0203_145710-DSC00657.jpg
ももたろう   絵:大野きよし   光洋出版㈱  より  

定価100円
昭和40年代後半でしょうか。

       2013_0203_150036-DSC00659.jpg
       鬼の大将が降参して宝物をすべて差し出した場面

絵が洗練されていていいですね。
大野きよし先生は「くろしおの王者」など漫画家としても活躍されていた実力派で
幼児から見ても人気は高かったことでしょう。

桃太郎をもうひとつ

2013_0203_145527-DSC00655.jpg
ももたろう        錦城社 より        (作画者の記名無  編集者:辻成実)

定価30円、昭和30年代ではないかと。

表紙からしてすごい形相の鬼ですが
童顔笑みの桃太郎に簡単に関節技決められています。
さらにマウントからのパンチも繰り出す様子。
ここでも桃太郎
余裕の勝利でしょうか。

この鬼
何かに似てるなと思ったら
風神、雷神の像?他人の空似ですか。


鬼をテーマにここまで見てきましたが
最後の錦城社のももたろう
出生時がすごいことになっていたので
これも引用しましょう。

その前に
スタンダードな出生シーンを確認しておくと

2013_0203_163837-DSC00670.jpg
童話童謡双六  アサヒ製  (最初に紹介した双六の一部)

これ普通です。

そして・・・

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衝撃のももたろう出生場面

あの~ッ
引力を全く無視したかのような飛び出し
天井までいってしまうのではないかと
心配になる凄い跳躍力です。

じいさんばあさんも驚くどころか
おおよろこび。
予測の範囲だったのでしょうか。

ニュートンがこの場にいたら
万有引力の発見は数年遅れていたことでしょう。


おまけのアップ

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お伽噺かるた   トミタヤ   (て)の字札と絵札

絵本には全く出てこないシーンを
かるたで発見。
鬼を征伐して全員で万歳三唱の記念写真。
貴重な一枚かもしれません。

でも全員力を出し切ったのか
ゆるーい脱力感漂ってます。


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