いにしえの駄玩具

Posted by モロズミ・ダン on 28.2013 未分類 0 comments 0 trackback
先週は更新できず
ブログに訪れてくれた方々
すみませんでした。

先週19日
母(81歳)が亡くなりました。
会葬関連もなんとか一通り終わり
一息ついたところです。
しばらく辛い闘病生活を続けていたのですが
最期は安らかに眠るように逝ったので
大往生といってもいいぐらいだと思っています。

人は亡くなる時に
それまでの人生の思い出のシーンが
走馬灯のように脳裏を駆け巡ると言われていますが

母は最期
どんな情景を見たのでしょうか。

おだやかな表情だったので
きっと楽しい思い出ばかりだったのかな。

今日は
母が学生の頃に楽しんでいたかもしれない
昭和20年前後の
いにしえの駄玩具を集め
母と同じ気持ちになってみました。

いつもアップしているものより
さらに一世代昔のものですが
追悼の気持ちも込めて・・・

2013_0428_173706-DSC00917.jpg
日本娘双六   三光玩具社        昭和22年10月発行

戦後に発行されたものです。
作画者名は明記されていませんが当時流行っていた画風です。

上りは
当時の娘さんが最もあこがれた花嫁さん。

2013_0428_173810-DSC00918.jpg
2013_0428_173841-DSC00919.jpg
(日本娘双六 部分拡大)

「りぼん」「にんぎょう」「はれぎ」「子守」「読書」「舞子」
などマスの項目が当時のあこがれ、流行りものや
生活に密着したキーワードとしてタイトルになっています。

リボンの少女
上目づかいの艶やかな表情に思わず引き込まれ
つい部分写真撮ってしまいました。

続いては

2013_0428_172940-DSC00910.jpg
トランプ式 家族合わせ    (メーカー不明)

昭和20年代のものだと思います。

2013_0428_173209-DSC00911.jpg
(家族合わせの箱の中)

昔は定番だった家族合わせ
登場する家族のお名前が
とても駄洒落っぽくて笑えます。

11家族×5人の札が入ってます。
四家族続けてピックアップしてみました。

2013_0428_173350-DSC00912.jpg
農家 種巻権兵衛

2013_0428_173426-DSC00913.jpg
金満家 蔵尾立太郎

2013_0428_173442-DSC00914.jpg
商人 賣戸得三

2013_0428_173507-DSC00915.jpg
医師 人田助増

ねっ
結構笑えるでしょ
ベタさ加減がよろしくて。

それにしても金満家って最近使わないですよね
富豪のことですけど。

医師の家族のお女中さん
「おなべ」は
やり過ぎのような。
女中さんの呼び名も人権上の観点から
今はお手伝いさんですね。

遊ぶ時は札を一人一人切り離して使います。
基本的には
家族全員を揃えることを目標としするゲーム。
トランプのように
すべての札を良く混ぜて各自に配り
順番に不足している人を指名して
持っているか尋ねることを繰り返しながら札を貰い
家族を合せていきます。
最も多くの家族を集めた者が勝ち。
何通りか遊び方があるようです。

お次は

2013_0428_174501-DSC00925.jpg
抜き取り面子各種 他

駄菓子屋玩具の定番面子は
駄玩具草創期からありました。

2013_0428_174604-DSC00926.jpg
(ベティちゃん?の拡大)

ベティ・ブープは
アメリカのフライシャー・スタジオによるアニメキャラクターで
1930年代に日本にも輸入されていました。

何故これをアップしたかというと
母は女学生時代のアダ名が
「ベティちゃん」であったと
生前
自分から自慢げに言っていたことを
思い出しました。

続いては

2013_0428_174037-DSC00922.jpg
パールぬりえ   (メーカー不明)

図柄の雰囲気と紙質から
昭和20年代だと思いますが
詳細は分かりません。

2013_0428_174102-DSC00923.jpg
(パールぬりえの箱の中)

中には小冊子になっているぬりえが約60冊入。

2013_0428_174324-DSC00924.jpg
(ぬりえの中身)

作画者は明記されていませんが
「きいち」や「まつお」(メーカー)を連想させます。


最後に珍しい双六とかるたの合体版を

2013_0428_175217-DSC00930.jpg
新版いろはまんが犬棒双六(ローマ字入)   (メーカー不明)

文字の並びからして戦前のものだと思われます。

右下の「い」を振り出しに
ぐるりと一周して段階的に内側に進んで上ります。

何コマか拡大して見てみましょう。

2013_0428_175655-DSC00931.jpg
いものにへたもごぞんじない

「芋の煮えたもご存じない」
芋が煮えているのかまだなのかも分別できない
世間知らずの人を指す慣用句ですが
この幼児が言ったとなると
ちょっと恐ろしい気がします。

2013_0428_180506-DSC00943.jpg
あたまかくしてしりかくさず

「頭隠して尻隠さず」
なんで隠れているのか
そして誰なのかが気になるところです。

2013_0428_180442-DSC00942.jpg
れいやくはくちににがし             たびはみちづれ

「良薬は口に苦し」
頭は「り」ではないのですね。
「り」は別にありました。

       2013_0428_175929-DSC00934.jpg
       りちぎ者の子だくさん

「律儀者の子だくさん」
まじめで義理がたい人は、
家庭につくすので自然と子供が多くなるの意味。

自分の親世代は
ともに5人以上の兄弟。
でもその時代では普通のことで
昔は律儀者の父さん多かったのですね。

まじめ一筋で生きてきた父に
今は少しでも孝行してあげなくてはと
母亡きあと
思いを新たに・・・。

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こっそりタンスに貼ったけど:その2

Posted by モロズミ・ダン on 13.2013 その他・定番 2 comments 0 trackback
先週に続き
シールです。

前回は駄菓子屋の箱ものシールを紹介しましたが
今日は吊り下げ台紙ものから

       2013_0407_174450-DSC00881.jpg
       スピードカラープリント 5円売 30付  (メーカー不明)

0戦はやと、8マン、アトムや鉄人など
当時の人気漫画キャラが盛りだくさん。

につけてから転写するタイプです。

2013_0407_174647-DSC00882.jpg
スピードカラープリントの拡大

下のほうをめくってみました。
結構図柄はオリジナルに近いものがありますが
おそらく無版権ではないでしょうか。

三色入とありますが
柄違いの3シート入りのことです。


続いては

       2013_0407_175136-DSC00886.jpg
       ミシン入大判うつしえ 30付 (メーカー不明)

切手のように
ミシン目が入った
これも水転写タイプ。

図柄の「忍者ハットリくん」は初期のもので
昭和39年から「少年」に連載。
ですので昭和40年位のものでしょう。

2013_0407_175302-DSC00887.jpg
ミシン入大判うつしえ拡大

下のほうをめくると
女の子向けの図柄も混じってました。

これも5円売りだと思うけど
2シート入りで全部切り離すと40枚

家中にシール貼りだらけになるはずです
わずか5円でしたから。

水転写のものは
プラモデルメーカーも出していました。
そうですよね
プラモデルのデカールシール(戦闘機の日の丸マークなど)で
得意中の得意ですよね。

2013_0413_171758-DSC00901.jpg
イマイのハイシール 今井化学㈱

人気漫画からレーシングカー、戦車、戦闘機と
幅広いラインナップ。

2013_0413_170645-DSC00895.jpg
イマイのハイシール 「サンバ」 石川球太

冒険王に連載していた「サンバ」
石川球太先生はジャングル系の動物を画かせたら
ピカ一に輝く実力派。

シールを見ていたら
むかし集めたザンバの付録本が見たくなり
収納庫より出してみました。

2013_0414_145653-DSC00908.jpg
「ザンバ」石川球太 冒険王別冊付録各種  昭和38年8月号他

迫力ある画風
あらためて見てもいいですね
石川先生には他にも「少年ケニヤ」や「原人ビビ」など
ヒット作品もたくさんありました。

個人的には昭和44年の短編「サランガ」が好きで
小学生だった当時
何十回も繰り返し読んだお気に入りでした。

サランガはまた別の機会に紹介するとして
ハイシールに戻りましょう。

       2013_0413_172045-DSC00903.jpg
       ハイシールの使い方説明

貼り付けられる物の例が載ってますが
これだけ列記されたら
家中いたるところに貼ってみたくなるのが心情


ここまで水転写のタイプを紹介しましたが
こすって転写するタイプを。
人気の鉄腕アトムのオマケでありました。

2013_0407_180717-DSC00888.jpg
明治マーブルチョコレートの広告ページ 明治製菓㈱  昭和39年
「鉄腕アトム」手塚プロダクション

筒型の紙製容器に7色の粒チョコレートが入ってました。
ポンと開けるとチョコと一緒に
オマケのアトムシールが1枚入ってました。

2013_0407_181051-DSC00889.jpg
鉄腕アトムのオマケシール各種
「鉄腕アトム」手塚プロダクション

フルコンプを目指し
それまで集めたものとダブらないようにと
毎回祈りながら開けたものです。

当時これが爆発的な人気となり
このあとオマケ付きのお菓子急激に増えました。

さらに魅力的なキャンペーンが・・・

       2013_0413_165304-DSC00891.jpg
       マジックプリント  明治製菓㈱

チョコレートの容器のふた部分3枚+10円切手を送ると
もれなく大判のマジックプリントがもらえたのです。

2013_0413_165642-DSC00893.jpg
マジックプリント各種

マーブルチョコレートが1個30円でそれが3個分+10円切手
なので100円でもらえた計算。

当時の週刊漫画誌「少年キング」「少年サンデー」などが
50円位だったことを考えると
結構ハードルが高かったように思いますね。

       2013_0413_165356-DSC00892.jpg
       マジックプリントのうつしかた

それまで水転写が主流だったので
こすって転写は画期的でした。

しかもしっかりと定着したので
タンスなどの家具に貼ったら最後
完全にきれいに剥がすことが難しく
お父さんお母さんを悩ませました。

こっそりタンスに貼ったけど:その1

Posted by モロズミ・ダン on 07.2013 その他・定番 0 comments 0 trackback
4月6日はシールの日{4(シー)6(ル)}
というのをネット検索してて見つけました。

記念日協会に登録をしているような
公認のものではないようだけど
たくさんある駄玩具シールやうつしえを
いつアップしようかと考えていたので
渡りに舟 といったところ。

なので
今日は「春のシール祭り」です。
(パンを食べながら打ち込んでいたので・・・
シールを集めて・山崎春のパンまつりわかりにくかったか

     2013_0407_173442-DSC00874.jpg
     タイガー仮面・矢車うつしえ     松盛堂

いきなりですが
タイガー仮面というキャラは
連載漫画やTVアニメでは存在しません。
オリジナルキャラと言いたいとこですが
雰囲気からしてこれは
当時大人気だった「ジャガーの目」

ええそうです
人気漫画のテイストを拝借しているタイプですかね。

そして
矢車剣太郎?

おじさんたちがよく知っているのは
「矢車剣之助」
だったけど・・・

早速
オリジナルを探して引っ張り出しました。

2013_0407_205113-DSC00890.jpg
人気漫画の付録本表紙
ジャガーの目 高垣眸・たつみ勝丸(作画) 「少年クラブ」昭和34年12月号付録表紙より 
矢車剣之助 堀江卓 「少年」昭和32年8月号付録表紙より

う~ん
矢車剣太郎は本家のデザインを
反転させただけのようです。

中を見てみましょう。

2013_0407_173706-DSC00876.jpg
タイガー仮面うつしえ

ジャガーの目は香港や南京など大陸も舞台になっていたので
必然的に中国人キャラはここでも多数登場。
タイガー仮面の鼻ぺちゃはどうしたものでしょう。

2013_0407_173853-DSC00877.jpg
矢車剣太郎うつしえ

脇役も結構インスパイアしてます。
色白の母上?まで出演。


2013_0407_173553-DSC00875.jpg
箱の底には・・・

うつしえを全部取り出すと
下箱はなんとあの有名俳優
祐ちゃんが登場!

おそらく在庫で残った別商品の上箱を
再利用したのでしょう。
とってもエコですね。

しかし
祐ちゃんといっても
石原さんであるかどうかまでは
フルネームまで書かれてないのでわかりません。
矢車剣太郎の件もあるし
「ゆうたろう」
かも。


続いては

       2013_0407_174052-DSC00879.jpg
       マジックプリント 60付 5円売  (メーカー不明)

絶対きれいにつく!
と強調されている
てことは
きれいに転写できない粗悪なものも
当時はたくさんあったということですね。

2013_0407_174153-DSC00880.jpg
マジックプリント各種

当時の人気アニメキャラが勢揃い。

当時のシールと言えば
水につけて転写するタイプと
裏紙をはがし、こすって転写するタイプ
がありましたが
ここまでアップした2点は
水転写のタイプ。

シールは手に入れると

筆箱や鉛筆削り器など
自分の持ち物に貼るだけでは飽き足らず

さらにどこかに貼りたくなる
とにかく
貼りたくなる
麻薬のような抑えきれない病的症状が出てきたら

ついにはタンス、冷蔵庫、柱など
とどまるところ知らず家中拡がっていったのです。

そして父親からのげんこつ爆弾落下
泣く泣く爪を立てて
そぎ落としたけど
きれいに剥がれることなく
無残な剥がし跡が残ったものでした。

でも友達の家に行くと
やはり同じような剥がし跡がたくさんあって
思わずニヤリ(啓介のヤツもしかられたかぁ)

この症状はインフルのように
小学生の間で蔓延していたのです。

それでも貼りたい禁断症状は治らず
欲求のはけ口として最後行き着いたところは
勉強机の下にもぐりこみ
幅広の引き出し裏側にペタペタと
シール貼りコレクションのスペースに。


次回もシールやりますが
吊り下げ台紙のタイプのものや
アトムのおまけシールなどをアップ予定です。




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