環境配慮かそれともコスト削減か

Posted by モロズミ・ダン on 26.2013 未分類 0 comments 0 trackback
1週間ズレてのアップになってしまいましたが
10月20日は「リサイクルの日」だそうです。

さらに10月は
経済産業省を含む関係8省庁による
3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進月間
と定められていてイベントなどを通じて
広く国民に向けての普及啓発活動を実施しているとのことです。

え~少々堅苦しい出だしになってしまいましたが
駄玩具と関連付けなんて無いんじゃないの
との声が聞こえてきそうですが
実は結構あるんですね。

どーいうことなのかとの説明より
まず見ていただきましょうか。

2013_1020_164938-DSC01809.jpg
提灯?       (メーカー不明)

底面を上にして撮影してますが
折りたたまれた状態です。

2013_1020_165430-DSC01812.jpg

ひっくり返して
上面を持ち上げると
次第に立体に。

2013_1020_170501-DSC01818.jpg
(提灯使用例)

本来だと
小さなロウソクを立てて使うようになってますが
ロウソクがないのでミニLEDライトを入れてみました。
結構いい雰囲気が出ているので
このまま趣味の部屋に飾ってます。

さて
どこがリサイクルかといいますと

2013_1020_165015-DSC01810.jpg

この面の
タイトル切れだったり

2013_1020_165045-DSC01811.jpg

この面なんかも
関係ない文書が印刷されてたり
全く不自然。

そうなんです。
これらは売れ残った付録の漫画本の
表紙や裏表紙を再利用したものなんですね。

2013_1026_223212-DSC01853.jpg
月刊誌の付録漫画各種

こういった付録本の表紙、裏表紙は
少々厚みがあって紙製の駄玩具にちょうど適していたようです。

また
印刷色も派手で
人気キャラクターも見え隠れしていて
正規キャラクター商品っぽく見えるし
流用するには持ってこいだったと。

売れ残りまたは古紙流通の古本を調達していたであろうことを考えると
コストもほとんどタダみたいなものだったのではないでしょうか。

企画された方の着眼力には脱帽ものです。


続いてはメンコを

2013_1020_171342-DSC01820.jpg
はしれチェス長カード  100付   (メーカー不明)

走れチェスは
調べてみると
日本では1960年10月1961年6月まで
NHKで放送されたアメリカ制作の実写ドラマ。
少女ベルベットが愛馬チェスを訓練し
グランドナショナル競馬に優勝するまでのストーリー。
(私はまったく観た覚えがありませんが)

放送年から考えて昭和30年代後半に作られたものだと。

2013_1020_171430-DSC01821.jpg
はしれチェス長カード  (箱の中)

5円で薄いピンクの束を買い
中のメンコの裏側に当たりのスタンプが押してあると
綴り式になっているメンコシートがもらえました。

中身を全部出してみると・・・

2013_1020_171557-DSC01823.jpg
はしれチェス長カード  (箱本体)

なんと他のメンコに使われていた
上蓋を逆折りにして
強引に箱本体として再利用していました。

もちろん箱本体は通常無地なので
在庫が残ったものを流用してもわかりませんが
稀に印刷された上蓋も在庫が残ってしまう場合が
あったのでしょう。

このパターン他にもたまに見掛けます。

2013_1026_221914-DSC01849.jpg
最新版特製丸面子  4枚売400入り   ㈱田辺玩具製作所 

こちらも中身全部を取り出すと。

2013_1020_172055-DSC01827.jpg
最新版特製丸面子  (箱本体) 

走れチェスと同じパターンです。
売れ残ったり、牙城印刷してしまった場合でも
廃棄せずに再利用するなんて
とてもケチ・・いやいや元祖もったいない精神が溢れてますね。


続いては
これまでもこの引き束タイプは
いくつか紹介しましたが

2013_1026_222705-DSC01852.jpg
玩具取合福袋と引き束各種

上部2束と右側の2束は
中身は表紙に貼ってあるような
メンコやブロマイドが1枚入ってます。
メンコなどの裏面に当たりのスタンプが押してあると
別にの台紙に貼ってあるメンコシートや大判ブロマイドがもらえる
と言った仕組み。

取合福袋は
袋によって人気の高い玩具が入っているもの。

2013_1020_173123-DSC01831.jpg

横から見るとこんな感じですが
共通点は
古雑誌(または新聞紙)で作った袋を使用していること。
まさにリサイクルの塊のような商品。


2013_1020_172902-DSC01830.jpg

今となっては中身以上に
昭和30年代の記事や広告も大変興味深いところですが
これ
かなりアダルト系記事もあったりで
子供には読ませちゃいけないはずですが
お構いなしに使われてました。

薄利多売の駄玩具ですから
紙の選別などしている手間など
掛けられなかったのでしょう。

まぁ当時は八百屋さんなどの一般の商店でも
商品を包むのに古新聞紙を使用していた時代ですから
特にエコなことをしているというより
商品以外には無駄にコストをかけないことが一般的だった気がします。

取合福袋にはどんな玩具が入っているのか
いくつか開けてみました。

2013_1020_174741-DSC01838.jpg
取合福袋の中身

おそらく5円引きかそれ以下の
引き束でしたので
右の写し絵だとはずれに値するでしょう。
当時5円あれば写し絵は1シート分(24枚綴り)買えましたので。

左は小箱入りの無地の名詞。
価格相応でしょうか。

2013_1026_221506-DSC01846.jpg
取合福袋の中身

左は釣り道具セット。
舶来ナイロンテグス入り
と印刷されています。
舶来品が高級品の代名詞であった時代です。

右が雷光、宇宙砲、白煙弾×2の合計4本入り。
白煙弾には初期の頃の有名なネズミMのイラストが。
おそらく2B弾系の危険な爆竹系花火ではないかと。
この種の花火は発売しては子供が事故が起こり発売中止。
商品名を変えて再登場してはまた同じことの繰り返し
だったような気がします。

この2種は「当たり」の部類に入ると思われます。

昭和40年代には
新聞紙袋は無地のザラ紙(再生紙100%)に代わっていきました。
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犯人はこの中にいる!?:その2

Posted by モロズミ・ダン on 14.2013 探偵・ミステリー 0 comments 0 trackback
先週に引き続き
探偵ものを
探偵系かるたは何個か引っぱりだしたけど
そのうちのひとつをチョイス。

2013_1014_151906-DSC01805.jpg
いろはかるた 探偵シリーズ   (にこにこ印)

箱裏に
50円の値札シールが貼ってあります。
昭和30年代のものでしょう。

ビリーパックに出てきた
こうもり団の謎の中国人
珍(ちん)とおぼしき人物が。

2013_1014_152111-DSC01806.jpg
いろはかるた 探偵シリーズ   (箱の中)

銀の紙帯で束ねられていましたが
すべて一部切れてますので
何枚かみてみましょう。

2013_1006_174416-DSC01766.jpg
探偵ものによく有りがちな
基本設定ですね。

2013_1006_174518-DSC01767.jpg
今では放送禁止用語ですが当時では普通に使用。
この姿のほうがかえって目立つような気が。

2013_1006_174326-DSC01765.jpg
明智小五郎といい少年探偵団といい
ひそかに身を隠しながら追跡することが探偵の基本行動?

2013_1006_174806-DSC01769.jpg
ベタな恐怖の演出。
最近のハロウィンのケーキには
どくろモチーフ付
なんてのもありますが。

そして
何故なのかの一枚

2013_1006_175429-DSC01776.jpg
一枚だけイガグリ君登場!

柔道漫画ですよねどう考えても。
しかし先週も何故、鉄人が探偵ものにと思っていたら
実際探偵漫画だったこともあるし

原作を探しました。

       2013_1006_180024-DSC01781.jpg
       イガグリくん 有川旭一   冒険王付録表紙より
       秋田書店 昭和31年4月発行

書棚の一番奥に1冊だけありました。
はっきりと熱血柔道まんがと銘打ってまして
やはり1枚だけ特別出演だったのでしょう。
まあ、ストーリー的にも密輸団が出てきたりするので
いいとしますか。

ちなみに絵札のイガグリくんの決め技は
必殺の流星!大文字投げ。


続いてはメンコを

2013_1014_141855-DSC01797.jpg
少年探偵団 怪人二十面相特賞当     天田印刷加工㈱

天田印刷加工は昭和31年創業時は天田玩具製作所の社名で
メンコやかるたなどの紙製玩具を製造していたメーカー。

2013_1014_142012-DSC01798.jpg
少年探偵団 怪人二十面相特賞当   (箱の中)

当たりのメンコは
箱絵のおどろおどろしい雰囲気とはちょっと違って
漫画チックな図柄。

はずれを包んでいる薄紙は
経年の湿気で退色し
だいぶ劣化が進んでます。


2013_1014_142336-DSC01801.jpg
少年探偵団 怪人二十面相特賞当   (はずれの中)

はずれの薄紙の巻き方が緩いので
中身を引っぱりだしてみました。
すべて怪人二十面相系とおもいきや
ジャングルの森や黒頭巾などの図柄も。


怪人二十面相は
実はあの有名漫画家も
画いていたことを思い出したので
急きょこれも引っぱり出してみました。

2013_1014_142858-DSC01803.jpg
怪人二十面相 藤子不二雄A  原作:江戸川乱歩  少年 付録表紙より
光文社 昭和34年3月、7月発行

当時、小説でも漫画でもテレビでも大人気でした。
漫画では「怪物くん」や「笑ウせぇるすまん」でおなじみの
藤子不二雄A先生が 画かれてたんですね。


2013_1014_143645-DSC01804.jpg
探偵もの漫画 各種

この時代は
月刊漫画 各誌で必ず1作品は探偵漫画を連載していて
探偵ものが全盛期と言えたかもしれません。


月刊漫画誌の付録でも

2013_1014_224443-DSC01807.jpg
まんが王 特別付録 探偵セット  昭和37年5月発行 

紙製ですがピストルやバッジ、手帳
変装用のメガネやひげまでセットされています。

2013_1014_224547-DSC01808.jpg
まんが王 特別付録 探偵セット  (台紙の印刷) 

アイテムの袋をめくると
遊び方例などの説明イラストが台紙に
印刷されてました。

この付録が欲しくて
買ってしまった人もたくさんいたのではないかと。

この頃の月刊漫画誌の売上競争は激化
付録の良し悪しが売行きに大きく影響したため
企画内容は競うようにエスカレート
どれを買うかおおいに悩ませました。


☆先週の付け足しを1枚

先週の双六で1枚うっかりアップ漏れがあったので
折角撮ったのでアップさせて下さい。

2013_1006_171804-DSC01742.jpg
探偵シリーズゲーム遊び  (一部拡大)

ビリーパック中心の展開でしたが
どくろ仮面も登場してました。

オリジナルは月光仮面のこちら?

2013_1006_171925-DSC01744.jpg
月光仮面 メンコ各種  川内康範・宣弘社

これぞ悪役の代表格!
見た目わかりやすい悪役NO.1と言ってもいいですね。


犯人はこの中にいる!?:その1

Posted by モロズミ・ダン on 06.2013 探偵・ミステリー 0 comments 0 trackback
探偵ドラマでありがちなフレーズを
今日のタイトルにしてみました。

明日10月7日は
「ミステリーの日」
推理小説「モルグ街の殺人」などで有名な
エドガー・アラン・ポーが亡くなった日で記念日になっているようです。

駄玩具でも
かるたや双六でたくさんの探偵もの
あったと記憶しているので
とりあえず
すぐ出せるもの集めてみました。

2013_1006_173449-DSC01759.jpg
探偵系かるた・双六各種


双六をみてみましょう。
2013_1006_171602-DSC01739.jpg
テレビスリラー双六  30円  みつわ玩具

外袋の裏側に鉛筆書きで
30円と書かれてました。

昭和30年代中頃のものだと思います。


2013_1006_182522-DSC01793.jpg
探偵シリーズゲーム遊び

横幅78cmの大判サイズ双六が
八ツだたみで入ってました。

外袋とタイトルが違いますが
入れ間違いというより
旧作の外袋在庫が余っていた場合
それを転用することなど
当時の駄玩具ではよくあったことです。

よくよくみると結構雑誌等でおなじみなキャラ達もチラホラと。

2013_1006_172004-DSC01745.jpg
ビリーパック

2013_1006_182045-DSC01786.jpg
魔術王

この人たちのオリジナルは
これではないかと。

       2013_1006_180244-DSC01784.jpg
       ビリーパック 河島光広 少年画報新年号付録表紙より
       昭和36年1月発行 少年画報社

本物と比較すると
双六のほうは
だいぶ劇画タッチにアレンジされてます。

ビリーパックは当時大人気の探偵もの連載漫画。
アメリカ人とのハーフのビリーパックは
両親の無念の死を乗り越え
探偵として大活躍したお話。

そして魔術王となっているのが
オリジナルでは

       2013_1006_172310-DSC01748.jpg
       ビリーパック 河島光広 (本編一部抜粋)より

こうもり団の中心人物で鞭を自在にあやつる珍(ちん)でした。

そのほかにも
見づらいのですが
双六全体の画像の上のほうに猫のキャラがいますが
怪猫仮面もビリーパックの悪役登場人物です。

2013_1006_172545-DSC01751.jpg
月光少年

取ってつけたような名前ですが
本物はこちら

       2013_1006_180215-DSC01783.jpg
       Xマン 桑田次郎 少年画報2月号付録表紙より
       昭和36年2月発行 少年画報社

明らかにこれはXマン。
月光少年っ!あんた胸にXの文字あるでしょ。


さらに

2013_1006_172410-DSC01749.jpg
電光少年

何を考えているのか
読みにくい表情ですが
本物はこちら

       2013_1006_180149-DSC01782.jpg
       電光少年 桑田次郎 少年 新年号付録表紙より
       昭和36年1月発行 光文社

なんだか
探偵のくくりからだんだん離れて行くようです

2013_1006_173220-DSC01758.jpg
鉄人28号   国際密輸団

ツートンカラーの鉄人まで出てきちゃいました。
人気キャラだったら何でも登場?
探偵シリーズと謳うにはあまりにも。

また密輸団だけど
国際という公的な組織につく名詞が頭についてます。

そして最後の「上り」に
ビリーパックと一緒に待ち構えていたのは

       2013_1006_172818-DSC01754.jpg

氏名やタイトルが付いてないので
誰だか分りません謎の人物。
緑だから月光仮面でもないし
正義の味方か悪人かも不明で
色々スッキリしないままの「上り」でした。

まてよっ
初期の頃の鉄人
もしかしたら・・・
急きょ付録本を探してみると

2013_1007_011105-DSC01795.jpg
鉄人28号 横山光輝/光プロ  少年 付録各種表紙より
昭和31年、昭和33年発行 光文社

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鉄人28号 横山光輝/光プロ  少年 付録各種表紙(一部拡大)より

やっぱり
鉄人はなんと「探偵まんが」だったのだ

私の認識不足でした。
大変失礼いたしました


次回はかるたをアップします。
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