ムムッ!この口笛はいったい誰だ!

Posted by モロズミ・ダン on 25.2014 探偵・ミステリー 4 comments 0 trackback
ちょっと過ぎてしまいましたが
5月21日は「探偵の日」
だったようで
社団法人探偵協会が探偵という職業ををピーアールする目的で
この日を制定したようです。

ですので今日のテーマは「探偵」ということで。

さらに今週27日は
藤原定家が「小倉百人一首」を撰したとされていた日で
「百人一首の日」。
百人一首から派生したものに駄玩具でもお馴染の「かるた」があるので
探偵系かるたを引っ張りだしてみました。

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ひみつ探偵かるた     (メーカー不明)

昭和40年位でしょうか
駄菓子屋などで売られていたもの。
図柄などが少々雑なタッチですがいい味出してます。

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綴じ帯から引き抜いて
何枚かみてみましょう。

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「平和を守る・・・」
とは 間違ってはいませんが
ちょっと大きく出ました。

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表現が大きすぎたかな
との反省からか
「治安を守る・・・」
の札も追加してます。

でももうちょっと警官らしい
アクションが欲しいところです。

それにしても読み札のタッチ
家族経営の製造メーカー社長さんの奥さんあたりが
空き時間に筆ペンでササッと書いたようにも見えます。

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列車強盗?
ここはどこの国でいつの時代の設定なんでしょうか?
汽車だし。

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でも刑事さんが活躍したようです。

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やっと探偵ものらしい場面が

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しかし刑事さんたちは
思わぬ敵と戦っているようで

張り込みには
虫よけスプレーやムヒが必要みたいです。
刑事と言えども人の子である
といった一面を見せています。

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逮捕した図?
通常は手錠でしょうけど。
縄を使って縛リあげるのは
悪者がよくやる方法だと思うのですが。

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「ほしいほしい・・・」って
衝動的な万引きの心理状態なのでしょうか?

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訳ありの犯罪には
刑事さんも思わず人情味あふれる表情に?
でもだまされてはいけません。
女の泣き顔は演技だと誰か言ってました。

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あの~
万引きだったり空き巣だったり
どうも「ひみつ探偵」からズレているような・・・がっかり感が襲ってきます。
駄菓子屋かるたに高望みし過ぎですか。


続いてはメーカー物で
しっかりしたものを。

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いろはかるた「口笛探偵長」      鈴木仁成堂発行
原作:双葉十三郎

昭和34年頃
TVドラマ化された「口笛探偵長」
同年、週刊「少年サンデー」創刊号から挿絵入り小説としても
連載されていたようです。

なにせ私は生まれた年で
TVドラマはもちろん記憶がありません。
再放送もほとんどしてなかった?(人気がなかったのかな)
少年サンデーは
昭和36年から何冊かは持ってるので
もしかして載ってるかと思い
見返してみましたが
残念既に連載が終了していて載ってませんでした。

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人気がいまいちだったのか
今ではこの作品の情報がほとんど無。
かるたの商品化はヒットを見込んでの先行発売だったか。
このタイプは駄菓子屋ではなく文具店などで売られていました。

観てた人が多ければ
現在でもDVD化や書籍化されるのが普通ですが
まったくないので
今後埋もれてしまう
まぼろしの作品になってしまう心配も。

かるたのイラストも作者がわかりません。
学年誌に漫画版の作品も連載されていたようですが
その作画:香山ふみお氏とは
ちょっとタッチが違うように感じます。

何枚か引き出してみましょう。
主人公から

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探偵長が登場するときは
どこからか美しい口笛が聞こえてくるようです。
だからと言って
口元のアップはビジュアル的にどうも・・・な感じ。

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早業って
高速のエルボードロップ?

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「スーット」だと思いますが。

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「わー・・・」を頭に持ってくるぐらい
風谷青年が大変なことになっていますが。

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元々
のんき者だけに
危機管理が甘かったのでしょうか。

結局谷へ落ちて行きましたが
かるたでものんき者と決めつけられて
落ちる前にプライドはすでにズタズタだったでしょう。

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トランシーバーと兼用だったんですね。

徳永英明は後のヒット曲を
ここからヒントを得ていた?

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このかるたには
やたら「悪漢」が登場。
何枚か選んでアップします。

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悪漢が随所で大活躍!圧巻です。
こんなに登場してるんだから
ニックネームぐらい
つけてあげればいいのにと思いますが。

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ご丁寧に「重要書類」と
犯人にもわかりやすいタイトルが書かれてます。

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重要書類は早田博士のものでしたが
さらわれたのは大沢博士。
博士は皆
狙われやすいんです探偵物では。


この口笛探偵長
商品化されたものが数少ないんですが
もうひとつTVドラマ版の写真メンコがあります。

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口笛探偵長 写真版メンコ       童有社

画像右下のメンコ裏は
漫画版の香山ふみお氏のイラストを転載。
左下のメンコ裏は
桑田次郎氏のタッチのように見えますが
この作品も画いていたんでしょうか
これ以外には見たことがありませんが。

何枚かピックアップしてみます。

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白いモバイルは
かるたでも出てきた
トランシーバー兼用ラジオでしょうか。

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龍の顔をしたおそらく悪者の幹部は
かるたには登場してませんでした。

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かるたとはちょっと異なるストーリー設定なのか
メンコをみるかぎり
随所に探偵もの特有のアクションもあって面白そうなので
フィルムが現存するのであれば
是非CS放送あたりでやってもらいたいものです。

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奥の細道を忍び足で移動した?

Posted by モロズミ・ダン on 11.2014 時代劇・忍者 2 comments 0 trackback
唐突ですが
今日のテーマは「忍者」にしました。

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「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 表紙より 講談社  昭和38年3月発行
画:湯川久雄 石井勝利

今週末5月16日は「旅の日」だそうで
まぁ旅に関する駄玩具はあまりないなと思いながら
その内容をチェックしてみると
松尾芭蕉が「奥の細道」への一歩を踏み出した日で
日本旅のペンクラブが昭和63年に制定したとあります。

でもなぜ忍者?と思われるでしょうが
たしか
その異様な日程、訪問先、行程移動の速さから
「松尾芭蕉は忍者だった」
とか言った都市伝説的な記事が
まことしやかに述べられていることを思い出したものですから。

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「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

月刊漫画誌の付録ですが
専門的な構成でもわかりやすく情報満載
付録にはもったいない内容です。

忍者の道具と使い方の解説から
呪文、おきて、虎の巻などなど
監修は甲賀流十四世 藤田西湖氏

しっかりとした構成だなぁと思ってたら
どうりで
最後の現役忍者と言われた大先生でした。

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「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

連想ゲームだったら
第一ヒントになるぐらい切り離せないのが
手裏剣。

駄菓子屋でもよく見かけました。

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「手裏剣」    (メーカー、価格不明)

プラ製の小さめな手裏剣が3種入で
台紙に12袋付いてました。

昭和40年ぐらのものでしょうか。

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なぜなら
東京オリンピック用の玩具の台紙を流用してました。
昭和39年の開催で駄玩具も飛ぶように売れたんでしょう
台紙を作り過ぎて残っちゃったみたいです。

ふたたび付録本に

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「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 より 

簡易はしごの図解があって
この玩具のイメージに結びついたんで
引っ張り出してみました。

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「忍法 飛燕十二段返し」   ジュニア

縦42cmの長い玩具です。

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天地に切欠けのある長方形のブロックを
木の頂上の枝に引っ掛けて落とすと
回転しながら下まで落ちる仕組み。

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このタイプの玩具は
アトムやオバQなど人気アニメキャラクターのものも
当時多数企画されました。


続いては駄玩具定番の双六を

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「高級 双六ゲーム」   (メーカー、価格不明)

駄玩具は
よくタイトルの頭に「高級」と
入っていたような気がします。

広げてみました。

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「忍者ゲーム」

本体のタイトルは
「忍者ゲーム」

何コマか
ピックアップしてみましょう。

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       「忍者ゲーム」忍法木の葉たつまき  

ありがちな忍術です。
風のフジ丸や伊賀の影丸だと
「木の葉が隠れ」に相当するのでしょうが
先程引用した忍術の本にはこのタイプの術は載ってません。

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「忍者ゲーム」地雷戦法  

凄い爆発力ですが
すでに次の導火線にも火がっ
地雷と言うよりダイナマイト

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「忍者ゲーム」飛び切りの術、かがみがくれの術   

忍者は空も飛べるようです。

かがみがくれといっても隠れるんではなく
しっかり攻撃してますが。

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「忍者ゲーム」火とんの術、水とんの術   

火遁の術はものすごい威力のようで
お城が大炎上に。

それに比べ水遁の術といったら
単なる竹製の水鉄砲な感じですか?
私も子供の頃、竹製の水鉄砲でよく遊びました。


さっ
ちょっと横道にソレ気味になっているので
本格派な忍者ものを

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「忍びの者」  写真版メンコシート   (メーカー、価格不明)


市川雷蔵主演の忍者映画(大映-昭和37年)が大ヒットし
商品化されたもの。
その後の忍者ブームの火付け役となった作品と言われてます。

メンコはその映画場面の白黒の写真を人工着色したもの。
写真版のメンコは駄菓子屋玩具の中でも
大人気のアイテムでした。

一部拡大してみましょう。

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映画がヒットした後に
テレビドラマも制作(昭和39年)されました。

うれしいことに最近になってCS放送でデジタルリマスター版が
放送されたのを観ましたよ。

放送当時私は5歳ぐらいでしたが
数年後の再放送を
内容もあまりわからず
たちまわりの面白さのみで観てた記憶が
蘇ってきました。


最後に忍術の本の裏表紙を

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「秘伝 忍術の本」 ぼくら3月号付録 裏表紙より 

厳しい掟と役割で過酷な行動を余儀なくされていた忍者ですが
子供にはそんなことは関係なく
こんな凛々しい姿にあこがれ
ごっこ遊びに興じていたんですね。









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