記憶の彼方にあった歴史的大イベント

Posted by モロズミ・ダン on 26.2014 ブーム・流行 0 comments 0 trackback
前回の東海道新幹線ひかり号同様
ちょうど半世紀前の1964年を語る上で
絶対外せない国際的なスポーツイベントが
東京でありました。

東京オリンピック1964

まだ5歳だった当時の私には
記憶の彼方の出来事でしたが
断片的ですが強烈な印象として残っています。

今日は
オリンピック系駄玩具や
当時大ブームだった切手を特集します。

2014_1026_153412-DSC02750.jpg
くまのマークのオリンピックゲーム   とみやま商事㈱

とみやま商事㈱はおそらく
後にプラレールで有名になった
㈱トミー(現・タカラと合併:タカラトミー)
の初期の社名だと思います。

2014_1026_154703-DSC02761.jpg

高さ約30cmの
玩具としては中型のタイプ。

今でも
下部のベルに玉が当たると
軽快で心地よい音が鳴り響きます。

2014_1026_153806-DSC02753.jpg

大人の遊具だったものを
子供用にしたパチンコ系玩具は
当時大人気。
しかも注目のオリンピック柄となると
誰もが欲しかったでしょう。
玩具店で売られていたものです。


続いては

2014_1026_154021-DSC02756.jpg
ウォッチ      (メーカー不明)

これも東京オリンピック前後に
作られたものだと思います。

2014_1026_172740-DSC02790.jpg

駄菓子屋で売られた
ブリキ製の腕時計。
長針・短針が同時に動く
チープなつくりのタイプ。

5円売りぐらいのものでしょう。


2014_1026_172705-DSC02789.jpg

時計自体は
それまでも売られていたものを流用し
台紙だけ
オリンピック柄にして
流行に合わせていたんですね。


お次は

2014_1026_220827-DSC02796.jpg
水出しくじ      (メーカー不明)

これも駄菓子屋もの。
定番だった水出しくじで
引き束から1枚引き抜いて水に浸けると
「当たり」などの文字が浮かび上がるもの。

これも1セット5円位だったでしょう。

2014_1026_155321-DSC02763.jpg

ちなみに1枚引いて水に浸けてみましたが
50年の経年でインクが飛んでしまっているのでしょう
何の文字も出てきませんでした残念!

おみくじタイプや等級が出るものなど
何種類かありました。


ここで資料を見ておきましょう。

2014_1026_222336-DSC02798.jpg
キンダーブック   ㈱フレーベル館 昭和39年9月発行より
画:吉沢廉三郎


初めて引用しますキンダーブック。
現在でも子供達に愛され
創刊87年のロングセラー誌です。

5~6歳用なので
当時リアルタイムで読んでました。

2014_1026_172824-DSC02791.jpg
キンダーブック   ㈱フレーベル館 昭和39年9月発行より
画:石田武雄

前半の大きな見どころ
開会式の風景もありますが
オリンピック開催前の9月発行なので
予想で描かれたものだと思います。

2014_1026_161020-DSC02778.jpg
キンダーブック   ㈱フレーベル館 昭和39年9月発行より
画:梁川剛一

人気種目が盛りだくさん
バレーボール女子日本チームは
「東洋の魔女」と言われていて
5歳の私には
妖怪のように怖い人たちなのか
と勘違いしておりました。

2014_1026_161313-DSC02779.jpg
キンダーブック   ㈱フレーベル館 昭和39年9月発行より
画:上田三郎

空から見た神宮の国立競技場と
スポーツ競技の聖地でした。

主要競技場の
駒沢競技場なども一緒に描かれています。

こんなスケールの大きいイラストを見せられたら
子供といえども興味・興奮をおぼえずには
いられなかったでしょう。

2014_1026_161345-DSC02780.jpg
キンダーブック   ㈱フレーベル館 昭和39年9月発行より
画:吉沢廉三郎

競技そのものや施設・会場にも
おおきな関心を持ちましたが
子供にとって
どうしても手に入れてみたかったもの
金メダルでした。

その欲求をちょっとだけ
みたしてくれたのが
駄菓子屋に売っていた
メダルチョコでしたかね。

メダルチョコは持ってないんですが
オリンピック的なお菓子があったと思い
探していたら出てきました。

       2014_1026_160645-DSC02774.jpg
       切手ペンダント付グリコガム

パッケージにTOKYO’64の印刷があり
オリンピック切手などがおまけについていたものです。

2014_1026_160733-DSC02775.jpg
 切手ペンダント付グリコガム

中にはジューシーガム2個と
おまけの切手ペンダントが入ってますが
残念ながら
オリンピックものではありませんでしたね。

オリンピックの波は
当時大ブームだった切手収集にも
押し寄せていたんです。

2014_1026_162303-DSC02784.jpg
2014_1026_162327-DSC02785.jpg
少年キング 39号 昭和39年9月発行 ㈱少年画報社  より

オリンピック開催1か月前から
日本全国ソワソワ気分が伺えるような特集。
とりあえず人気の切手と組み合わせて企画すれば
間違いないでしょう的な考えでしょうか。

2014_1026_162958-DSC02788.jpg
少年キング 39号 昭和39年9月発行 ㈱少年画報社  より

競技種目1次から6次までの
小型シートが出てたんです。
小学生はみんな集めてました。

私も時流に乗せられて
集めたんですが
だいぶ処分してしまいましたが・・・


2014_1026_162811-DSC02786.jpg
日本郵便切手 オリンピック東京大会 各種

僅かに残ってました。
今思うともっとちゃんと取っとけばなあと。
中学、高校時代になると
切手収集の熱なんてシラーッと醒めて
手紙用にどしどし使っちゃいました。


漫画の世界でも
オリンピック切手とのコラボや特集組み
結構あったんですね。
たとえばアトムも。

2014_1026_174446-DSC02792.jpg
鉄腕アトム ロボットランドの巻ガデムの巻 ㈱光文社 カッパコミクス昭和39年11月発行より
「鉄腕アトム」手塚治虫/手塚プロダクション

カッパ・コミクスには
毎号、帯シールがおまけに付いていたんですけど
この時期はオリンピック切手の図柄でした。

2014_1026_174507-DSC02793.jpg
鉄腕アトム ロボットランドの巻ガデムの巻 ㈱光文社 カッパコミクス昭和39年11月発行より
「鉄腕アトム」手塚治虫/手塚プロダクション

本の下に一周ぐるりと
巻かれているシールはいつも楽しみで
箪笥や柱に貼り付けては
怒られてました。

2014_1026_174630-DSC02794.jpg
鉄腕アトム ロボットランドの巻ガデムの巻 ㈱光文社 カッパコミクス昭和39年11月発行より
「鉄腕アトム」手塚治虫/手塚プロダクション

勿論
おまけのシールだけでなく
巻末の記事でもオリンピック特集が組まれてました。

2014_1026_201344-DSC0279.jpg
鉄腕アトムクラブ 虫プロダクション 昭和39年10月号表紙(部分)より
「鉄腕アトム」手塚治虫/手塚プロダクション

虫プロ友の会の会員向け雑誌の表紙も
オリンピック色に。

個人的には
6年後の2020年の東京オリンピックでも
アトムの聖火ランナー(飛行?)を
見てみたいのですが・・・。




スポンサーサイト

玩具の世界をも駆け抜けた夢の超特急

Posted by モロズミ・ダン on 12.2014 鉄道・交通 0 comments 0 trackback
ちょうど50周年なんですね。
東海道新幹線開業から。
マスコミ、イベントでも大きな話題になってます。

昭和39年10月
新幹線ひかり号の登場は
戦後日本の高度経済成長のシンボルとも言え
日本人の誇りと希望が込められた存在でもありました。

勿論
玩具の世界など子供文化にも
大きな影響を与え
子供達の夢も乗せて駆け抜けていました。

今日は新幹線ひかり号特集です。

2014_1012_151255-DSC02676.jpg
世界に誇る!新幹線旅行セット  ㈱増田屋コーポレーション

電車の運転手は子供達の夢のような
憧れの職業でしたが
さらにひかり号となると夢のまた夢!
そんな子供心をくすぐる箱絵です。

当時
夢の超特急と言われ
営業最高速度210キロにあと少しの場面
でしょうか
それを意識してか
速度メーターも大きめに描かれています。

2014_1012_151327-DSC02677.jpg
世界に誇る!新幹線旅行セット  (箱の中)

増田屋の社会科玩具シリーズは当ブログでも
おままごと系を多数紹介してきましたが
これは数少ない男の子もの。

2014_1012_190135-DSC02727.jpg

シルバー塗装の新幹線玩具やブリキの腕時計、写真フィルム
腕章、切符など基本アイテムから・・・

2014_1012_185855-DSC02724.jpg

乗客目線の設定として
水筒、コーラー、バヤリスオレンジ、
酔い止めのトラベルミン
8ミリとフィルムなど
実名の商品名でセットされてます。

2014_1012_185647-DSC02723.jpg

お弁当類も充実。
シュウマイ弁当、サンドウィッチ

当時は
駅弁も高くてなかなか買ってもらえない
「御馳走」だった時代
ですのでここに同封することで
商品価値のポイント高くしてます。

カネボウの
ハリスガム、ハイフルーツガムも
実際にあった商品ですね。

2014_1012_185929-DSC02725.jpg

旅行かばんにそれらを詰め込んで
夢の旅に出発進行!


続いては新幹線駄玩具を

2014_1012_190438-DSC02729.jpg

2014_1012_190416-DSC02728.jpg
新幹線4両編成       クラウントイズ

ヘッダーのイラストも玩具の出来も
かなりチープでしたけど
新幹線ならうれしかった。
商品化してくれてありがとう
との思いがありましたね。

開封済みの同系の玩具があったので
全体を見てみましょう。

       2014_1012_200255-DSC02730.jpg

このタイプの玩具
連結の突起がすぐ折れちゃうので
だんだん取り扱いが慎重になったものです。

2014_1012_160155-DSC02692.jpg

本物とちょっと形が違う感じがしますが
気のせい
と言い聞かせて遊びました。


続いては
駄玩具の定番
切符かばん系。

2014_1012_200432-DSC02731.jpg
のりものかばん    トミタヤ

ひかり号の雄姿!
背景にはやはり富士山が似合います。

2014_1012_161955-DSC02701.jpg

かばん裏面もフルカラーでイラストが
こちらはロマンスカーですが。

この商品
中身が充実してます。

2014_1012_161739-DSC02699.jpg

乗務員帽子、腕章、標識
硬貨、切符綴り2冊、厚切符16枚
ブリキ製のパンチとホイッスルまで
と盛りだくさん。


さらに切符系を

2014_1012_162133-DSC02702.jpg
超特急ひかり電車パス   (メーカー不明)

箱絵は単色ですが
ホイル系で光沢のある高い用紙を使ってます。

2014_1012_162807-DSC02706.jpg

中の切符綴りの表紙は
ひかり号をベースに
漫画タイプと実写タイプの2種。

2014_1012_162736-DSC02705.jpg

中はひかり号の切符
と言うわけではありませんが
リアルな切符も含まれていて
充分楽しめました。


ではここで
参考資料をみてみましょう。

2014_1012_163024-DSC02707.jpg
「こども科学館」1号 特集:てつどうものがたり ㈱国際情報社 昭和39年1月発行 より

当時の小学生向けの学習雑誌です。
初版は昭和35年発行でしたが
新幹線ひかり号の開業にあわせて
改訂新版が発行されたようです。

2014_1012_163523-DSC02709.jpg
「こども科学館」  ㈱国際情報社 昭和39年1月発行 より

編集時はまだ開業前だったようで
試作車の走行風景や車内の様子を掲載しています。

新幹線以外にも鉄道に関する情報が盛りだくさんで
たとえば

2014_1012_163906-DSC02711.jpg
「こども科学館」  ㈱国際情報社 昭和39年1月発行 より

一般の人にはちょっとなじみの薄い
鉄道標識や信号の専門性の高い解説やら・・・

2014_1012_163812-DSC02710.jpg
「こども科学館」  ㈱国際情報社 昭和39年1月発行 より

青函トンネルや関門トンネルなど
海の底を通る大規模なトンネルのシールド工法について
わかりやすく解説
大人でもわからないような知識満載で
お勉強になります。


ちなみにこの本の
初版もあったので比較してみます。

2014_1012_164043-DSC02712.jpg
「こども科学館」1号 特集:てつどうものがたり ㈱国際情報社 昭和35年5月発行 より

表紙は遊園地の機関車でした。
ひかり号がまだ登場していない
この時代の電車は何が代表格であったかと言うと

2014_1012_201021-DSC02738.jpg
「こども科学館」  ㈱国際情報社 昭和35年5月発行 より

こだま号でした。
東京=大阪間を6時間40分の速さで走るとの説明が。
今では2時間半ぐらいですので時代を感じますね。

また車内から自宅に電話がかけられたり
喫茶コーナーがあったりと最新の情報が掲載されています。


かっこいいページがあったので
ついでにアップ。

2014_1012_201042-DSC02739.jpg
「こども科学館」  ㈱国際情報社 昭和35年5月発行 より
画:萩原孝治

ひかり号よりさらに先の未来の鉄道を想像した1枚。
ジェットエンジンを搭載し 都市間を高速で走るレバカー(Levacar)で
海外でも研究が始まっているとのことです。
まわりの車も宙を浮いて走ってますが
いつの時代に見れるのでしょうか。


さてさて
新幹線ひかり号と言えば
当時の人気漫画、アニメにもよく登場してました。
みんなが注目の超特急でしたからね。
作者もつい採用したくなってしまうでしょう。

2014_1012_184637-DSC02719.jpg
鉄人28号「超特急を守れ」 朝日ソノラマ 昭和39年8月発行 より
「鉄人28号」横山光輝/光プロ、 1964朝日ソノプレス社

ドラマ入りのソノシートは大流行してました。
鉄人の第2弾に夢の超特急が登場しています。
ただし
お話の中では「超特急日の丸号」と・・・
国鉄との名称使用許可等の確認が
遅れていたのでしょうか。

2014_1012_184708-DSC02720.jpg
鉄人28号「超特急を守れ」 朝日ソノラマ 昭和39年8月発行 より

ストーリーは
夢の超特急の開業に合わせて乗車した
海外の要人を暗殺団から守るため
鉄人が護衛するというもの。

2014_1012_184739-DSC02721.jpg
鉄人28号「超特急を守れ」 朝日ソノラマ 昭和39年8月発行 より

途中
浜名湖からカニロボットなどが現れ
苦戦するも木端微塵にして鉄人勝利。

2014_1012_184756-DSC02722.jpg
鉄人28号「超特急を守れ」 朝日ソノラマ 昭和39年8月発行 より

超特急は無事大阪に着いて
めでたしめでたしの巻

超特急日の丸号を中心に展開したお話に
なっており
これをみても
新幹線の注目度が高かったことがわかります。


個人的に
一番印象が強かったのは
エイトマンでしたね。

エイトマン
エイトマン アニメ放送オープニングより
「エイトマン」平井和正・桑田二郎/TBS

アニメのオープニングで
あの話題の最新鋭超特急ひかり号と競争して
なんと抜き去っていくんですから
小学校1年生の私には衝撃的でした。
今見てもカッコイイ!








 HOME