空を飛び風を切って大活躍!:番外編

Posted by モロズミ・ダン on 30.2014 ヒーロー・キャラクター 0 comments 0 trackback
諸君!
「決めポーズ」の習熟度はいかがであろうか。
いざという時に身を守るには
日々の鍛錬が肝要であることを
理解していただきたい。

さて
忍者部隊月光は
大人が観ても娯楽活劇として楽しめただろうし
小学生も単純にかっこいいアクションだけ真似して
ごっこ遊びに夢中になった。

その人気は
商品化された商品の多さを見ても
お分りいただけたであろう。

ストーリー性のある内容から
対象の裾野は小学生までかと思いきや
さらにその下
幼児向けのアイテムと言ってもいい
「絵本」があったので
番外編として付け加えさせていただこう。

一般的に
絵本と言ったら

2014_1130_194931-DSC02900.jpg
昭和30年代のお伽噺絵本各誌

ご覧のような
お伽噺や教育、躾けに関する内容で
小学校入学前の幼児向けである。

しかしながら
月光人気はその裾野を
ここまで引き下げていたのだ。

2014_1130_195919-DSC02903.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」①アラビアのとうぞく  鈴木出版㈱  
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

フジTV放送と記載されているので
昭和39年~40年頃の発行と思われる。

ちょっと絵のタッチが違うかなと思ったら
吉田竜夫先生は監修のみで
別のプロダクションの制作である。

絵は
いなプロダクション
となっているが知識不足で詳細が分からない。
ヤフー検索でもヒットせずこの名称では
現在、存在していないようだ。
ヤフー知恵袋で聞いてみようと一瞬思ったが
年齢的な恥ずかしさが出て
手が止まってしまった。

2014_1130_200220-DSC02907.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

漫画版は時代設定が太平洋戦争時となっていたが
これは時代がいつなのか分らず
しかもアラビアが舞台である。

当時アラビアと言えば
サッポロ一番でお馴染のサンヨー食品が出していた
アラビヤン焼きそばぐらいだが(そんなこともないか)
絵本では忍者部隊の活躍の場となっている。

ストーリーはこうだ。
アラビアの城に
盗賊が戦車に乗って財宝を盗みに来たが
城を護衛していた忍者部隊が見事に撃退した
といった内容である。

2014_1130_200131-DSC02905.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

幼児向けと言っても
空を飛び風を切る派手なアクションは
ここでも健在である。

あくまで幼児向け絵本なので
文字はすべてひらがなとカタカナだ。

2014_1130_200148-DSC02906.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

人の物を盗む人は悪い人で
それをやっつける人は正義の人
との教育の意味合いがあるのだろう。

助けてもらったら「ありがとう」と言いましょう
と言った躾けの要素も盛り込まれている。


さらに
②も存在する。

2014_1130_195950-DSC02904.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」②あやしいえんばん 鈴木出版㈱ 
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション


手裏剣は持っていないが
月光お得意の「決めポーズ」の表紙である。

基本的にキャラクターは漫画版をベースにしているが
月光のズボンのムッチリ感は
実写版を参考にしているようだ。

2014_1109_180713-DSC02840.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

なんと舞台は
「原発」である。

なので時代設定は
あきらかに現代。

時代設定が混乱してきたので
時系列で追って整理すると
(1)昭和38年7月より漫画原作の「少年忍者部隊月光」少年キングにて連載開始。(太平洋戦争時代)
(2)昭和39年1月よりTV実写ドラマ版「忍者部隊月光」フジTVにて放映開始。(現代)
(3)昭和39年~40年頃?、テレビ絵本「少年忍者部隊月光」鈴木出版より発行(現代?)
となる。

よって絵本の絵は漫画だけど
最初の漫画を原作にしていた現代版の実写ドラマを受けて
絵本発行の際はまた漫画に置き換えて発行された・・・
となる。

2014_1109_180808-DSC02841.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

やはりここでも
忍者部隊は
空を飛びまくっている。

お話は
世界最大の原子力発電所の破壊をもくろむ
A国の悪人が円盤を使い攻撃をしかけるも
忍者部隊の活躍で原発は守られた・・・
と言った内容。

2014_1109_195527-DSC02848.jpg
テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱ より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ
画:いなプロダクション

最後の場面
原発が無事で
めでたしめでたし
さようなら・・・の図

大きな原発事故があった今となっては
この設定
いろんな要素が絡み合って
ストレートに良い話でした
では終わらない気が。
子供に読み聞かせる絵本の題材としては
難しい解釈が要求されるだろう。


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テレビ絵本「少年忍者部隊月光」  鈴木出版㈱  裏表紙 より
監修:吉田竜夫/タツノコプロ

裏表紙には
少年キング漫画版の連載中の宣伝があった。
絵本を卒業して
小学生になったら少年キングをと
段階的に
忍者部隊の啓蒙運動をおこなっているかのようだ。

価格¥100は
当時少年キングが50円だったことを考えると
結構上質な絵本
と言えただろう。



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空を飛び風を切って大活躍!:その3

Posted by モロズミ・ダン on 24.2014 ヒーロー・キャラクター 4 comments 0 trackback
本日の「忍者部隊月光」は予告どおり
TVドラマ版(実写)を中心に進めよう。

どんなにおいしい御馳走でも
連続で出されると食傷気味になる。

同じテーマで3週連続のアップとなるが
「今回もまた月光か・・・」などと
ブログ閲覧脱落者が出ないか少々気にかかるが
目的地まではあと少しだ。
任務遂行のため
最後まで共に行動を
と呼びかけたい。

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「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱ 昭和39年
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

テーマ1回目で最初にアップしたソノシートの
裏表紙である。

実はこのソノシート贅沢な内容になっており
主題歌や挿入曲以外にも
実写ドラマ「月光/危機一発」と
特別漫画「戦艦大和作戦」の
2本立てになっているのだ。

当時から漫画派とTVドラマ派とで
はっきり分かれていたかどうかは定かではないが
両派納得の1枚と言えよう。

特別漫画「戦艦大和作戦」の一部は
1回目にすでにアップ(人間砲弾:飛燕の術)したので
今日は実写ドラマ版(1964年よりTV放送開始)を紹介する。

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「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱ 昭和39年
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

まず主要隊員たちの紹介ページから見てみよう。

月影というイケメンの隊員がいたはずだが
何話目かははっきりわかりかねるが
早い時期に戦死していたと思う。
彼が見当たらないので
TVドラマ開始からしばらく経ってから
発売されたものかもしれない。

それでは忍者部隊の活躍ぶりを
一部ご覧いただきたい。

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「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱ 昭和39年
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

あらためてドラマのタイトルは
「月光/危機一発」

正しい漢字で書くと
「危機一髪」が正解であるので
受験生の方がいたら留意されたい。

おそらく拳銃を使う活劇なので
あえて銃弾の一発に掛けた
洒落感覚の造語であろう。

この漢字の使い方は
1964年日本公開の人気映画
「007 危機一発 ロシアより愛をこめて」(日本公開タイトル)
の方が若干早かったのではと思われる。

したがってソノシートの方が
007のタイトルにあやかったのではないか
との私見だ。

もっとも
さらに溯って
1956年に東映『御存じ快傑黒頭巾危機一発』
が既にあり
最初に使ったのはだれなのか
さらに調査してみないと
一発ではわからない現状だ。
(↑ここ笑うところです)

ちなみに
後の1975年トミーから発売され
ロングセラーになっているあの玩具も
「黒ひげ危機一発」である。

そんなことより
どーでしょうかこの
忍者部隊のカッコよさは!

当時
誰が月光役をやるかで
大いにもめた記憶が蘇ってくる。
女性隊員の三日月役は
あまり乗り気でない近所のヒロコちゃんに
「つまんなかったらすぐ帰っていいからさー」などと
なんとかお願いして
部隊としての最低限の形を構成したものだ。


さて
漫画版は先行して少年キングに連載されていたのだが
TVの放送が始まると実写の雄姿が表紙を飾ることも
しばしばあった。

2014_1123_192044-DSC02882.jpg
週刊少年キング 16号表紙  少年画報社 昭和39年4月発行 
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

2014_1123_192209-DSC02883.jpg
週刊少年キング 24号表紙  少年画報社 昭和39年6月発行
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

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週刊少年キング 37号表紙  少年画報社 昭和39年9月発行
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

37号の表紙はおそらく
夜間任務用の黒の戦闘服であるが
迷彩柄と違って無地の服は手に入れやすいので
ごっこ遊びではこれをベースにしたスタイリングが多かった。

手裏剣をもって体の前でクロスさせる決めポーズも
母の三面鏡の前で何度もシュミレーションし
来るべき作戦に備えたのだ。

後ろに見える半月は
途中から登場した少年の忍者部隊員。

忍者部隊は100話以上のロングランだったこともあって
殉死、配転入れ替えが何度かあり
常に過酷な任務の中に置かれていた状況がうかがえた。

少年キングは忍者部隊月光の連載もあって
月光関連の玩具や装備品の広告も他誌に比べ
断トツに多かった。

先々週に鉄かぶとの広告を紹介したが
その隣にはリモコン式の月光プラモの広告もあったので
アップしておこう。

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㈱緑商会の広告より

普通このリモコン歩行タイプはロボッとや怪獣が多いのだが
強引に企画されていたようだ。

プラモ自体は実写版をもとにデザインされているように
見えるが箱絵は漫画版であった記憶がある。
残念ながらこれは所有していない。
(だれか譲って下さい)

右側のロボットプラモは月光とは関係ないが
前々回のアップ時に一部分が写っていて
「あれは何なんだ」との問い合わせがあり
全体をアップさせていただいた。


「忍者部隊月光」TVドラマ版のスポンサーは
田辺製薬(現:田辺三菱製薬)であったが
当時、販促品も目が離せなかった。

2014_1123_191607-DSC02880.jpg
忍者部隊月光ノート  販促品  田辺製薬㈱
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

健康薬のアスパラを買うと貰えたノートである。

       2014_1123_191628-DSC02881.jpg
       田辺製薬(現:田辺三菱製薬)

裏表紙が全面広告になっている。

最近見かけなくなったアンプルが懐かしい。
残業疲れの父親がよく飲んでいたのを思い出す。

ノート欲しさに
「お父さん疲れてるみたいだからアスパラ買っておいたら」
と母親に野心的に提案したものだ。


ノート以上に魅力的だったのはこれ!

       2014_1124_203713-DSC02895たて
       2014_1124_203729-DSC02896たて
       忍者部隊月光 販促品 ミニ漫画①   (裏表紙広告)
       吉田竜夫/タツノコプロ

縦12.5cmと文庫本よりひとまわり小さいミニ本だが
書き下ろしの短編漫画(16P)が掲載されている。
これはもう
「お父さんアスパラ飲まないと死んじゃうかもよ!」
とアスパラ購入お勧めのテンションもMAXになる販促品。
しかしミエミエの下心はすぐに見破られるのだ。
母親は忍者部隊より手強かった。


もう1種あった!

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忍者部隊月光 販促品 ミニ漫画②   (裏表紙広告)
吉田竜夫/タツノコプロ

横長だが同じサイズ
こちらも書き下ろしの漫画で
巻末にはTV放送の告知も一コマ巻末に掲載されている。

ストーリーも販促用オリジナルで
こんなシーンもある

2014_1109_195442-DSC02847.jpg
忍者部隊月光 販促品 ミニ漫画 (部分)
吉田竜夫/タツノコプロ

キャラクターがスポンサーの商品を愛用することは
当時の漫画にはよくあったことだが
月光も御多分に洩れず
スポンサーにだいぶ気を使っているようだ。

2014_1109_175731-DSC02833.jpg
忍者部隊月光 販促品 ミニ漫画 (部分)
吉田竜夫/タツノコプロ

②の漫画本では
アスパラCのドリンク剤を
「ぐいっ」
とやっている。

結果、全身にたくましい力が漲り
作戦も成功。
アスパラギン酸の効果が絶大であることを
証明している。


さっ
いつも後回しになりがちであるが
駄玩具系を紹介しておこう。

2014_1123_193456-DSC02886.jpg
忍者部隊月光  5円引き 面子当て  小出信宏社
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

以前
鉄腕アトムのタイプでも紹介したが
くじ形式で面子シートを当てるタイプ。

2014_1123_194133-DSC02887.jpg
忍者部隊月光  5円引き 面子当て  小出信宏社
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

新聞紙の袋が括られ
ぶ厚い束になっている。

5円で束から1袋引くと
中には1枚のメンコが入っているのだ。

新聞紙で中が見えないので
以前引いた図柄とダブり(しかも月光でなく)
なかなか図柄がそろわないのが悲しい現実がそこにあった。

しかし
画像にあるように
メンコの裏に「3」などのスタンプが押してあると「当たり」で

1⇒1等=16面連続シート(大当たり)
2⇒2等=4面連続
3⇒3等=2面連続

が別途貰え
大当たりだと一気にコレクションが充実し
フルコンプ達成も見えてきたのだ。

しかし
予算さえあれば
こんな商品もあった。

       2014_1123_194823-DSC02891.jpg
忍者部隊月光  プロマイドカード  小出信宏社
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

外観はトランプの箱のようだが
プロマイドカードが14枚入ったもの。

2014_1123_194735-DSC02890.jpg
忍者部隊月光  プロマイドカード  小出信宏社
制作:国際放映㈱/フジテレビ
原作:吉田竜夫/タツノコプロ

プロマイドカードとは名ばかりで
先に紹介したメンコシートと
まったく同じもの。

実写版のメンコはコレクション性が高かったので
そこに目を付けて箱に入れプロマイドとして
売り出したのだろう。

実を言うと
この商品はまったく当時の記憶がなく
大人になってから入手し
初めて存在を知ったのだ。
14枚入りと記したが中古だったので
実際はもう少し枚数が多かった可能性もある。

箱に入ったこのタイプは
その時以外
後にも先にもお目にかかったことがなく
珍品と言えるかもしれない。


3回にわたって
厳選した(つもりで)商品や資料を公開したが
はたして忍者部隊月光の魅力を充分伝えることができたであろうか。

あなたも鏡の前で両手をクロスさせ
手裏剣投げの決めポーズをしていたら
わたしの任務は成功したといえよう。


他にも日光写真やマジック煙、ノートなど
今回のアップから漏れたものもあるが
別テーマでアップの機会があれば紹介したい。

ただし
あとこれだけはと言うのがあって
忍者部隊月光絵本がこれまた珍しいものなので
次週30日に番外編として
少しだけ付け加えたいと思う。


空を飛び風を切って大活躍!:その2

Posted by モロズミ・ダン on 16.2014 ヒーロー・キャラクター 2 comments 0 trackback
先週に引き続き
「少年忍者部隊月光」
を総力特集でアップさせていただこう。

1964年
実写TVドラマ化された「忍者部隊月光」は大ヒット。
あまりに有名になったので多くの方は
タイトルの頭に少年ってついてたっけ?
と思ったことだろう。

少年忍者部隊月光」は
TV実写版の原作で少年キング創刊号(1963年~)から連載した
漫画版のタイトル。

マニアでない限り
そんなことはどうでもいい話だが
これには大きな違いがあるのだ。

原作の漫画版は文字どおり忍者部隊の少年たちが活躍したお話。
戦記ものに忍者とスパイ活動要素を盛り込んだアクション作品で
太平洋戦争の時代が舞台だ。

一方、TVドラマ版では時は現代に設定されていた。
忍者部隊のメンバーも青年が中心となり大きな違いを見せたため
当時、幼少だった子供心には
別物に感じ戸惑いも少しあった。

しかしながら
忍者とスパイアクションのいいとこ取りしたような内容が
随所に盛り込まれた設定は
漫画、TVどらも共通。
子供があこがれる派手で魅力たっぷりな構成は
どちらも充分楽しめたのである。

今日は漫画版を中心に
話を進めたい。

2014_1109_180546-DSC02838.jpg
「少年忍者部隊月光」扉絵  週刊少年キング 昭和39年6月発行より
吉田竜夫/タツノコプロ

戦時中の設定だったので
背景には
夜間戦闘機「月光」(実在の戦闘機)が飛んでいる。

同部隊は参謀本部直属の秘密潜入部隊として配され
山本五十六連合艦隊司令長官も登場して
直接指令を受ける場面などもある。


では先週冒頭にソノシート表紙をアップしたが
内容を少し紹介しよう。

       2014_1116_222449-DSC02871tate.jpg
       「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱  昭和39年 より
       吉田竜夫/タツノコプロ

これが隊長の月光を中心とした
忍者部隊の主要メンバーである。

漫画の一部も見てみよう。

2014_1109_174650-DSC02822.jpg
2014_1109_174722-DSC02823.jpg
2014_1109_174814-DSC02824.jpg
「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱  昭和39年 より
吉田竜夫/タツノコプロ

ご覧頂いたように
月光自身が砲弾になって発射され
敵機に飛び乗ってたちまわるというもの。

今回のブログタイトル「空を飛び風を切る~」を
彷彿とさせるアクションである。
実はTV主題歌の頭出しフレーズでもある。

スーパーマンのように自力で飛ぶわけではないのだが
これは甲賀忍法の秘術「飛燕の術」

このあと今度は伊賀忍法の「八方手裏剣の術」で
敵機を墜落させるのだ。

この人間砲弾的大技は
もしTVでイリュージョン番組として実演されたら
視聴率は軽く30%は超えるだろう。


月光が飛びまくるシーンは
他の商品でも多数見られる。

2014_1116_160513-DSC02855.jpg
2014_1116_160543-DSC02856.jpg
「少年忍者部隊月光」かるた  小出信宏社
吉田竜夫/タツノコプロ

当時
玩具店や文具店で販売されていたもの。

上箱が重なり見えないが
最初から
「海でも空でもひとっとび」
とある。

さらに

2014_1116_160621-DSC02857.jpg
2014_1116_160647-DSC02858.jpg

とにかく
飛びまくっている。

本当に忍術なのかは?であるが。

2014_1116_160725-DSC02859.jpg

ただ空ばかりではなく
水中で古典的な忍術を使うことも忘れていない。

他にも
意表をついた戦術が

2014_1116_160805-DSC02860.jpg

「仕掛け花火」と言うには
あまりにも強力で殺傷力もあるような気もするが。

2014_1116_161305-DSC02867.jpg

スパイのように
睡眠薬を使うこともあるようだ。

もしかしたら
芸人のエド・はるみも
かつてこのかるたで遊んだことがあるのでは
と頭によぎったのだが考え過ぎか。

このような活躍は
日ごろの訓練のたまものであると言えるが

2014_1116_160834-DSC02861.jpg

訓練にレスリングも取り入れているようだが
こんな時でも
鉄かぶとはかぶったままだ。

2014_1116_161223-DSC02866.jpg

やはり忍者部隊にとって
月のマークのヘルメットは
命と同じぐらい大切なのだろう。

2014_1116_161023-DSC02864.jpg

しかし
忍者部隊と言えども人の子
遠くにいる母や恋人を思い浮かべる場面は
激闘のヒーローには欠かせない
と言うか
ありがちなシーンだ。

結論として

2014_1116_161046-DSC02865.jpg

「ほんとにつよいなすてきだな」
に尽きるのである。


ここで
本来の目的を遂行したい。
このブログは基本的に
駄玩具の探究。
駄菓子屋系玩具を出しておこう。

2014_1116_160121-DSC02850.jpg
まつおのぬりえ

昭和のぬりえと言えば
「きいち」だが
男の子向けでは「まつお」も負けてはいない。と思う。

無版権のため
月光の文字は無い。
戦う集団であるはずだが
目だけは優しく
ぬりえキャラ独特の表情だ。
あと顔だけ極端に美白であることも
よくある特徴として付け加えておこう。

2014_1116_160212-DSC02851.jpg

中身を見て
「にんじゃぶたい」
であることはわかった。

2014_1116_160317-DSC02852.jpg

やはり
ここでも飛びまくっている。

       2014_1116_160410-DSC02853.jpg

5枚目で
「げっこうにんじゃ」
という言い方が出てきた。
なかなかフルネームで読んでもらえない
苦しさが無版権の駄玩具にはあるようだ。


どうなったかと言うと

       2014_1116_160438-DSC02854.jpg
(6枚入りでこれで全シーン)

その後
敵を倒したのか
逃げられたのか顛末は不明だが
最後の場面で月光に何か大きな危機が
あったような感じだが・・・
「しんぱいありません」のコメントから
とりあえず月光は無事だったようだ。

かなり拍子抜けな感はあるが
味わいのあるストーリー。

まあ本来は
色を塗って遊ぶことが目的であるので
細かいことは目を瞑っていただければ
幸いである。

ぬりえはよく引用させていただいているが
決して
軽視や茶化しの意図はないことを
ご理解いただきたい。
貴重な子供文化として
リスペクトに値する
との気持ちが本音だ。

さて
来週は同テーマの第3弾。
集大成と言ったら大袈裟だが
画像点数もこれまでを上回るボリュームで
準備を進めたい。
では次回まで諸君の健闘を祈る。





空を飛び風を切って大活躍!

Posted by モロズミ・ダン on 09.2014 ヒーロー・キャラクター 2 comments 0 trackback
今回100回目の記事となりました
「昭和の駄玩具探究」

小学生の頃は
日記の類いは三日坊主だったけど
もう2年半も続いておりますが
これも偏に皆さまの応援あってのことと
感謝の念に堪えません。

まあ
三日坊主を何回も連続で繰り返しているに過ぎない
とも言えますが。

さて
今日は100回記念にふさわしい題材を用意。
それは

「少年忍者部隊月光」

何か節目の時にやろうと
温めておいたテーマです。

なぜなら
あのカッコイイ忍者部隊の
ごっこあそび
小学校の頃は一番夢中になった
思い入れのある遊びだったものですから。

2014_1109_171102-DSC02799.jpg
「忍者部隊月光」 ソノレコード㈱ 昭和39年
吉田竜夫/タツノコプロ

当時流行っていた
漫画付のソノシート。
当時の人気漫画はほとんどが
ソノシート化されていました。

内容は後ほど。

昭和30~40年代の小学生の男の子にとって
忍者部隊月光ほど
ごっこ遊びのテーマとして最適なものはなかったと
異論もあるだろうが私は言いたい。

なんせ
忍者もの、スパイもの、戦隊ものの要素を
欲張りに全部盛り込んで
飲みものに置き換えたら
メロンなど高級フルーツ揃いのミックスジュースにしたような
豊潤な内容だったからである。

彦摩呂氏にコメントを依頼したらたぶん
「ごっこ遊びの宝石箱やぁ~」
と言ってくれるだろう。

また長めのコメントになりつつあるので
先に進めたい。
忍者部隊月光ごっこの準備をしてみよう。

まずは武器から

       2014_1109_171259-DSC02800.jpg
       「忍者部隊月光」名刀正宗  ㈱タカトク
       吉田竜夫/タツノコプロ

まずはメインの武器
刀である。

2014_1109_171429-DSC02801.jpg
「忍者部隊月光」名刀正宗  ㈱タカトク
吉田竜夫/タツノコプロ

「アップのため開封しました」
と言いたいところだが
実は袋の底が破れていて
運よく?取りだすことができた。

刀と言ってもソフビ製の安全構造。

       2014_1109_171515-DSC02802.jpg
       「忍者部隊月光」名刀正宗  ㈱タカトク
       吉田竜夫/タツノコプロ

月光の文字も印刷ではなく
成形の立体!何と贅沢な作りでしょうタカトク仕様は。
月光の下に名刀正宗の文字も見える。

続いては

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手裏剣 各種  (メーカー不明)

月光の銘はないが
駄菓子屋玩具では定番商品。
いつでも流用できた。
右側は紙製で玩具袋に入っていた詰め合わせの一部。
袋入りはおそらく5円位で買えた。

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当時の週刊少年キング(少年忍者部隊月光連載)には
ご覧のような手裏剣グッズの通信販売も頻繁に見受けられた。

少年キングの値段が50円だった時代に
手裏剣1本50円は結構いい値段。
手裏剣バンド200円は中級品の部類で
裕福層向けか。

これもなくてはならないもの

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火薬玉、銀玉ピストル各種  (メーカー不明)

これも駄菓子屋玩具では定番商品で
いつでも豊富な品ぞろえから
選択できた。

当時30円~50円ぐらいだったと思う。

TVドラマでは拳銃使用は最後の手段
とされていたが
ごっこ遊びでは
最初からパンパン撃ちまくっていたような
気がする。

場合によっては
さらに強力な飛び道具も
使用しなければならない。

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ロケット弾(手榴弾型)  (メーカー不明)

どんな武器であるかと言うと
①先端に平玉(火薬)を装着して投げる
②先端の突起が壁などに当たるとその衝撃で平玉が破裂する。

パーンッの乾いた音が響いたものだ。
火薬玉ピストルの平玉がそのまま流用できたので
使い勝手も良かった武器だ。


敵の動向を先にキャッチするには
これも必要だろう。

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少年忍者部隊月光 双眼鏡 (メーカー不明)
吉田竜夫/タツノコプロ

実際に5倍ぐらいの倍率はありそうだが
箱やヘッダーが入手した時からなかったので不明だ。

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少年忍者部隊月光 双眼鏡 (メーカー不明)
吉田竜夫/タツノコプロ

側面にただ「月光」とだけあるのだが
版権品かどうかも不明。


さて
荷物が多くなってきたので
収納具も用意しておこう。

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少年忍者部隊月光 ナップサック  ㈱草間商店
吉田竜夫/タツノコプロ

これは駄菓子屋物ではなく
玩具店で販売されていたもの。

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少年忍者部隊月光 ナップサック  ㈱草間商店
吉田竜夫/タツノコプロ

かなり工程に手間をかけた仕上がりになっている。
箱の作りも贈答品用のものに近く
これは玩具でも高級品の部類と言えるだろう。

「買ってもらえなかった玩具特集」をやったとしたら
そこにアップしてもよさそうな品だ。

さあ戦いに挑むわけだが
腹が減っては戦(いくさ)はできぬ
と言われるように
これも詰め込んでおかなければならない。

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フジマル印  マンガ弁当函      富士アルミニウム工業㈱
吉田竜夫/タツノコプロ

アルミ製の当時流行った仕様であるが
パチッと蓋が閉まる作りではなかった。
なので
汁気の多いおかずの場合
包んだ新聞紙を通り越して
教科書をも汚してしまう
トホホなタイプだった。


これで装備も完璧。
玄関に向かうとしよう。

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月星靴 少年忍者部隊月光      月星ゴム㈱(現:㈱ムーンスター)
吉田竜夫/タツノコプロ

お気に入りのキャラ靴は
勝負靴的な思い入れがあって
大事に履いたもの。

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画像右下にあるのは
靴を買うともらえた販促品で
ブリキ製の平型笛。

これも仲間への合図には欠かせない
貴重なコミュニケーションツールだ。

いよいよ
勇躍出発と思いきや
一番大切なものが・・・ないではないか。

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カッコいい月光鉄かぶと!広告     ㈲小茂田商店
吉田竜夫/タツノコプロ

当時の500円はかなりの高額。
1日のおこずかい10円レベルでしたから。

デパートに行かないと買えないアイテム
勿論当時買ってもらえず
近所で持っていたのは
産婦人科の息子ケイスケぐらい。
いつも垂涎のまなざしで見つめるだけだった。

今でもごくたまにネットオークション等で見かけるも
すぐに数万円と高値になり手が出せない。
大人になった今でも垂涎のアイテムであることに
変わりはない。

まあここは代用品で我慢するとして

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忍者部隊月光? お面   (メーカー不明)

駄菓子屋やお祭りの夜店で売っていたもの。
これなら50円位だったので頑張れば買えたのだ。


いざ!戦いの場所へ

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少年忍者部隊月光ジープ  製品用箱絵版下
吉田竜夫/タツノコプロ

ジープやオープンカーで
現場に駆けつけたいところだが
自転車かダッシュしか手段はなかった。

これはブリキ製の月光ジープ用の箱絵で
印刷前の確認用版下。
当時は中身が欲しかったけど
大人になった今ではこれも充分魅力的である。

本日はここまで
今回は100回記念なので
気合を入れて総力特集とし
11月16日漫画資料編
11月24日TVドラマ編
と3週連続でアップしたい。

では次の集合地点で会おう。



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