スポンサーサイト

Posted by モロズミ・ダン on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

妄想大食堂

Posted by モロズミ・ダン on 29.2015 食品サンプル 0 comments 0 trackback
外食は特別の日だった昭和時代

今でこそ外食なんて
ごく日常的なこと。

だが
子供の頃は
「週末はデパートで外食」
なんて
年に僅か数回の貴重な機会で
いったい何を食べるかが
重大な問題だった。
普通に貧乏だったのだ。
(特に自覚はなかったのだが)

ある時
ガラスショーケースに陳列された
食品サンプルのラインナップを
隅から隅まで食い入るようにチェックした後
(親への気遣いからお値ごろ感なども多少考慮しつつ)
オムライスに決めた。
もちろん
食べた直後は大満足だった。

しかし
人の欲望は限りないもので
次第に他の食品サンプルの残像も
頭の中を巡るようになり
はたしてあれはベストチョイスであったのか?

「それは高いでしょ!」
と親からひとことふたこと言われようと
ミックスグリルを強行指名すべき
ではなかったのか。

こんな真剣な思索を
学校の勉強でも発揮できれば
きっと優等生になっていただろと
今になっては悔やまれるが。

そのうち
食べ逃したあの品々はどんだけ美味しいのだろう

勉強やお手伝いも手に付かないほど
その思いは
膨張するばかりだった。

こうなるともう
妄想
と言ってもいい。

今日は
そんな少年時代の妄想を
食品サンプルを使って再現し
あわせて
食品サンプルの精巧な出来栄えを鑑賞しよう
という記事である。


食品サンプルはごっこ遊びでも人気のアイテム

その前に
一応、玩具系ブログなので
こちらも見ていただきたい。

2015_1122_154756-DSC03415.jpg
2013_0630_155053-DSC01158.jpg
食堂ごっこ  ㈱増田屋コーポレーション

2015_1122_154837-DSC03417.jpg
2013_0630_161019-DSC01168.jpg
おこさま食堂ごっこ  ㈱増田屋コーポレーション

以前にも紹介したが
増田屋ごっこシリーズの中でも
レストラン系は特に人気で
いくつものパターンが発売された。

箱絵はまさしく
デパートの大食堂の設定
のようだ。

このキット
近所のひろ子ちゃんによく誘われてこれで遊んだが
こんなの見せつけられると
実際の大食堂の食品サンプルを連想
すぐに妄想状態に入り込んだ。
ごっこ遊びの方は
うわの空だった。


まず妄想再現のための小道具準備

さて
そろそろ本題に入るとして
設定はくどいようだが
デパートの大食堂としよう。
手始めにメニューを作成してみた。

妄想大食堂改新

一応昭和40年位を想定したが
価格はすべて
裏づけとなる資料もなく
多少
いい加減であるがご了承いただきたい。

だだ
先ほど登場したひろ子ちゃんが
中華レストランで食べたタンメンが
「300円もしてびっくりしちゃった」
とか言っていたのを
なぜか今でもハッキリ覚えているので
こんなもんかな
といった感じだ。

当時
大きめな飲食店は
食券制だった。
しかも厚紙でできた
硬券(こうけん)と呼ばれるやつだ。

まず
食券を買わねばならないので
資金を準備しよう。

2015_1122_155256-DSC03421.jpg


駄菓子屋玩具の金券が通用するのも
妄想の世界のいいところだ。
大金持ちの気分で

妄想少年 「メニューの品、全部ください!」

店員 「ぜっ全部ですかっ」

妄想少年 「はい、あっ、おつりは要りません」

小芝居が過ぎるが
妄想の中では
つい調子に乗ってしまいがちである。

2015_1122_175631-DSC03461.jpg

食券も記憶をたどって
イラストレーターを使って複製してみたが
こんな感じだったと思う。
昔は電車の切符も同じような仕様だった。

この食券を着席してテーブルに置いておくと
お冷(水)を持ってきたウエイトレスさんが
食券半分もぎって
カウンターに持っていくのだ。
そこから調理スタート

ああ待ち遠しい!


準備が整い臨戦態勢へ

「カレーライス、おまちどおさまでした」
2015_1122_161437-DSC03424.jpg
2015_1122_161606-DSC03425.jpg

一品目
カレーライスだ。
(見ればわかるよと言われそうだが)

庶民的なメニューだが
お店で食べるそれはひと味もふた味も違った
美味しかった。

お冷の中にスプーンが入っているが
私の祖母や母もカレーを食べる前(1回だけ)
スプーンをコップに入れてから食していた。

写真のように
初めから
お冷の中にスプーンを入れて
給仕していたお店も結構多かった
と記憶している。

「かつカレーライス、おまちどおさまでした」
2015_1122_161843-DSC03426.jpg
2015_1122_161953-DSC03427.jpg

カレーだけでも充分うまいのに
その上に「かつ」だ!

ステンレス製の大判皿に盛られた
その威容は威風堂々
大型戦艦級の迫力だ。

昭和のプロレスに例えるなら
ハンセン(かつ)とタイガージェットシン(カレー)が
タッグを組んだようなものだろう。

しかし
この2品のどこが昭和?
と思った方もいると思うが
よく見ていただきたい。

共に数個のグリンピースが乗っている。
そう
グリンピースは昭和のメニューにかかせない
鮮やかな彩りアクセントとして
トッピングの定番だったのだ。

今回の記事に合わせて
樹脂粘土でセッセと作成し
乗っけてみた。

昭和仕様にするため
このあとお見せするものも
既存品をちぎったりくっつけたり
色を染め替えたりと
かなり手を加えている。

「エビピラフ、おまちどおさまでした」
2015_1122_162432-DSC03428.jpg
2015_1122_162507-DSC03429.jpg

エビがたっぷりである。
この口いっぱいに広がるプリプリ食感は
外食でしか味わえない特別なもの。

家でたべるチャーハンには
エビが入ったことはない。
魚肉ソーセージだ。
(それはそれでうまいんだけど)

「オムライス、おまちどおさまでした」
2015_1129_130045-DSC03477.jpg
2015_1129_130151-DSC03478.jpg

ケチャップの赤が
妄想の中でも鮮やかで眩しいくらいだ。
両サイドからチョットはみ出したチキンライス
その端から食べるのか
いやいや大胆にド真ん中にスプーンを差し込み
豪快に攻めるのか
悩むところだ。

「スパゲティナポリタン、おまちどおさまでした」
2015_1122_221817-DSC03462.jpg
2015_1122_222033-DSC03463.jpg

食品サンプルの代表選手
と言っていいだろう。
スパゲッティ系のフォーク空中浮遊バージョンだ。
この技法で何人もの人が引き寄せられ
売上増につながったか
飲食業界の功労賞に値する。

メニュー順にどんどん運ばれてくるが
まだ始まったばかり
なんせ全品の食券買っちゃってますから。

「ミートソーススパゲティハンバーグ、おまちどおさまでした」
2015_1122_163033-DSC03432.jpg
2015_1122_163049-DSC03433.jpg

ミートソースにハンバーグの
ひき肉攻めである。
肉に飢えていた昭和の少年にとっては
弱点をどんどん突いてくる
強力なメニューと言える。

「ミックスグリル、おまちどおさまでした」
2015_1122_163327-DSC03434.jpg
2015_1122_163529-DSC03435.jpg

ミートスパゲッティハンバーグのさらに上を行く
究極の肉攻めトリオだ。

サイコロステーキ
骨付きソーセージ
ハンバーグ
を盛り合わせたそれは
昭和プロレスに例えるなら
橋本、蝶野、武藤の闘魂三銃士あたりになるか。
(プロレス系例えは一部の人を除き
「もういいよ」と言われそうなのであとは自粛します)

あまりの迫力なので
アップ画像もついでに
2015_1122_163556-DSC03436.jpg

このランクを注文した場合
ウエイトレスさんがあずかっていく
食券の片割れが気になる。
カウンターで他の人のものと間違えやしないか
もしくは紛失してしまわないだろうか
やきもきしてしまう。

これも価格的に同じランクだ。
中盤にして
早くも王様のお出まし。
(メニュー順に進んでます)

「ビフテキ、おまちどおさまでした」
2015_1122_163914-DSC03437.jpg
2015_1122_163944-DSC03438.jpg

見よこの威厳ある容姿
力強さだけでなく
美しさと気品も兼ね備える
まさにキングオブ大食堂。

まぁ値段もそれ相応ですけどね。

ビーフステーキではなく
ビフテキ
の4文字の略称で定着していた。


メニューに迷ったらこれかな?

「特製洋食弁当、おまちどおさまでした」
2015_1122_173032-DSC03455.jpg
2015_1122_173100-DSC03456.jpg

店内であるが
お得な弁当メニューがあった。
大きめの懐石弁当用容器に
人気のおかずばかりが所せましと
隙間なく詰め込まれている。

向こうの方では
ウエイトレスさんたちが集まって
ざわつき始めた。
「あの子、全メニューを制覇する気かしら」
とでも言っているのだろうか。

気にせず進めよう。

洋食といえど
ここは
これを使おう。

2015_1122_172730-DSC03453.jpg

今では
すっかり見かけなくなった
箸入れの容器だ。
当時は多くのの飲食店が採用していた。

2015_1122_172751-DSC03454.jpg

フタを引き上げると
中の台座が連動して
割り箸もらせん状にせり上がるギミック
優れ物だと思うが
なぜか次第に忘れられてしまった。

「特製和食弁当、おまちどおさまでした」
2015_1127_214430-DSC03470.jpg
2015_1127_214535-DSC03471.jpg

ばあちゃんはこれをよく注文していた。
天ぷら、刺身、焼き魚、鴨そば、そぼろご飯等々
欲張りメニュー。

有名なコメンテーターがいたら
「まるで和食の宝箱や~」
とか言っているだろうか。

ヒソヒソ会話のウエイトレスさんたちも
其々仕事に戻ったようだ。

「お子様ランチ(男の子向)、おまちどおさまでした」
2015_1122_165855-DSC03447.jpg
2015_1122_170103-DSC03448.jpg

子供向けの
洋食の宝箱や~と言ったら
こちら
お子様ランチだろう。

おみやげ玩具付だったことがポイント高く
食べた後まで楽しめた。
あと
国旗もお土産として忘れず持ち帰るなど
お得感があった。

「お子様ランチ(女の子向)、おまちどおさまでした」
2015_1122_170344-DSC03449.jpg
2015_1122_170433-DSC03450.jpg

ペコ様ランチと言った方がいいかもしれない。
ミルキーでお馴染の人気キャラ
女の子受けを考えた構成だが
もちろん男の子でも食べたくなる一皿だ。

メニュー後半に突入

左半分が終わって
右側メニューと進んでいくが
再度メニューを確認しておこう。

妄想大食堂改新

人気のメニューを盛り合わせにし
スープ、ライスを別添えにセットしたシリーズ
どんどん持ってきちゃって下さい。

「洋食Aセット、おまちどおさまでした」
2015_1122_164202-DSC03439.jpg
2015_1122_164244-DSC03440.jpg

「洋食Bセット、おまちどおさまでした」
2015_1122_164900-DSC03441.jpg
2015_1122_164927-DSC03442.jpg

「洋食Cセット、おまちどおさまでした」
2015_1122_165107-DSC03443.jpg
2015_1122_165122-DSC03444.jpg

「洋食Dセット、おまちどおさまでした」
2015_1122_165410-DSC03445.jpg
2015_1122_165440-DSC03446.jpg

クゥ~(カビラ調でお願いします)
どーですか
セットメニュー4連発。

もう細かい説明はいらないでしょう。

端的に言ったら

揚げ物と肉
揚げ物と肉
揚げ物と肉

ちなみに
今日11月29日は「いい肉の日」でもある。

それにしても
3回も強調する必要はなかったが
揚げ物と肉は
夢であり憧れであり人生の目的(ちょっと言い過ぎか)
でもあったぐらい強い執着があった。

なぜなら
この頃の日常の食生活と言ったら・・・

2015_1129_132533-DSC03491.jpg
2015_1129_132618-DSC03492.jpg
科学クラブ 第2巻第9号 特集:食物と栄養 ㈱東雲堂 昭和32年6月発行

以前にも紹介したが
これが昭和の一般家庭食事事情だ。

典型的な日本の食卓には

ごはん
みそしる
つけもの
さかな

の4品があげられている。

自分の記憶では
これに野菜の煮物や鯨の缶詰
そしてたまーに
卵焼きが加わったぐらいの
質素なラインナップだった。

日本で育ったこども欄の代表的な食品も

ごはん
そば
さかな

で揚げ物や肉は出てこない。

なので
揚げ物と肉への欲念は尋常ではないのです。
洋食セット4種を食しても
まだまだ足りないくらいだ。

妄想少年 「すみませーん
      厨房にある揚げ物と肉を
      全部いただけますか?」

店員   「揚げ物と肉全部ですかっ」

妄想少年 「お金ならあります」

2015_1129_132240-DSC03490.jpg

店員  「・・・少々お待ち下さい」


「厨房の揚げ物と肉、おまちどおさまでした」
2015_1127_215231-DSC03472.jpg
2015_1127_215303-DSC03473.jpg

懲りずに
小芝居やってしまったが
やはり妄想の世界でも
お金の威力は凄い。

ステンレスバットのままで
出来たての揚げ物と肉が運ばれてきた。

通路では
ウエイトレスさんたちが
「今度は揚げ物と肉全部ですって」
などと噂をしているようだが
ぜんぜん構わぬ
余は大満足じゃ。


妄想の世界でも甘いものは別腹

ついに最終コーナー
デザートが運ばれてきた。

「ソフトクリームとプリン(アイス付)、おまちどおさまでした」
2015_1129_130430-DSC03479.jpg

大食堂のプリンは
家で食べるそれとは
まったく違った。
混ぜて冷やすだけのインスタントでなく
カスタード(焼き)プリンの濃厚な美味しさは
ここで初めて知ったのだ。

「アイスクリームとクリームあんみつ、おまちどおさまでした」
2015_1129_130618-DSC03480.jpg

アイスやソフトクリームは
容器の部分(コーン)も食べられるという
画期的なものだった。
ひもじい昭和の少年にとっては
最後のひと欠けまで味わえた
うれしいメニューだった。
最後指を舐めることがフィニッシュポーズだった。

「フルーツアラモード、おまちどおさまでした」
「プリンアラモード、おまちどおさまでした」
2015_1129_131153-DSC03481.jpg
2015_1129_131359-DSC03483.jpg
2015_1129_131548-DSC03484.jpg

文字通り
食のファッション、芸術
と言っていいぐらい美しいスタイル。

女の子だったら
必ずこのフレーズを言っていた。
「食べるのがもったいないわ」
(でもそのあとすぐ躊躇なく食していたが)

「チョコバナナパフェ、おまちどおさまでした」
2015_1129_140915-DSC03495.jpg
2015_1129_131839-DSC03486.jpg

バナナが高級品で
入院しないと食べられない時代。
それに高価だったチョコを
惜しげもなくトッピング
デザートの最高峰だ。

「フルーツパフェ、おまちどおさまでした」
2015_1129_140945-DSC03496.jpg
2015_1129_132001-DSC03488.jpg

希少なバナナのみならず
さらにピーチにパイン
さらに超高価なメロン
これらが惜しげもなく盛りつけられている。
また
新発売で大ヒットの兆しがあるポッキーを
アクセントとして早くも取り入れている。

この
究極のデザートで締めくくりだ。


店員  「ご注文のお品すべてお揃いでしょうか(笑顔)」

妄想少年 「はい(笑顔)」

店員  「妄想覚ましのお冷でもお持ちしましょうか」

妄想少年 「いいえ要りません。だってずっ~とこの妄想に浸っていたいから」


終わり

※本日アップした料理はすべて食品サンプルです。

本日は
ゆるダラな妄想に
最後までお付き合いいただき感謝致します。

今回の記事が好評であれば、ですが
「妄想喫茶店」
「妄想中華飯店」
「妄想和食堂」
「妄想ホテルレストラン」
なども企画可能であり
タイミングを見てアップしようかなとも
思っております。



スポンサーサイト

ヒーローのシンボリックなアイテムに魅了された:その4

Posted by モロズミ・ダン on 08.2015 その他・定番 2 comments 0 trackback
4回目の今日は
かなりマイナーなキャラクターだが
強烈な印象を残す
この人のメガネから。

2015_1017_173418-DSC03329.jpg
怪傑鷹の羽?のメガネ

羽根のようなメガネを掛けて見た世界は
これを掛けて見る世界は
ちょっと怪しい仮面舞踏会会場内
そうではない。

これ
れっきとした正義のヒーローのものだ。

その名は
「怪傑鷹の羽」
1960年に日映テレビ映画制作、フジテレビ系列で放送された時代劇。
悪の鬼面党と鷹の羽とその仲間の戦いを描いた作品だが
元は1954年の映画『快傑鷹』をテレビドラマ化したものだ。

この鷹の羽のグッズは
同時代の月光仮面やまぼろし探偵などと比べて
著しく少ない。
あわせて資料や情報も乏しい。

もっとも私も
再放送で観ていていいぐらいの世代なんだが
まったく観た記憶がないのだ。
視聴率、人気はどうだったのか。

このメガネも
たまたまメンコをもっていたので
たぶん鷹の羽だろうと思った次第だ。

2015_1017_174710-DSC03338.jpg
2015_1017_174741-DSC03339.jpg
鷹の羽メンコ
「怪傑鷹の羽」原作:田辺虎男

漫画調になっても
強烈なインパクトがある装いだ。

さらにリアルさを求めた
お面になると
こうなる。

2015_1025_203434-DSC03371.jpg
鷹の羽?お面
「怪傑鷹の羽」原作:田辺虎男

悪の化身
のような恐さを感じるのだが
正義のヒーローだ。

どんどん違う世界へ誘うようなので
オリジナルを確認しておきたいところだが
資料をほとんど持ち合わせていない。

前回紹介した
「少年画報大全」にTVドラマの1シーンがあったので
それを引用させていただく。

2015_1025_160456-DSC03358.jpg
「少年画報大全」   ㈱少年画報社平成13年8月発行
本間正幸(監修)
「怪傑鷹の羽」原作:田辺虎男

ほとんど観たことがなかったのに
妙に懐かしさを感じるのは
後の仮面の忍者赤影が
インスパイアされた感があるからだろうか。


人気ヒーローであればメガネ化戦略?
人気があれば何でも勢いで売れる
と言った感じだった昭和の駄玩具業界。
メガネとは無縁のヒーロー達のメガネも
しっかり(ちゃっかり?)企画されていた。

2015_1017_173706-DSC03332.jpg
アトム?と8マン?のメガネ

誰が見てもそれとわかるが
メガネはしていない筈。

メガネ部は塩ビ
頭部分は紙製の駄菓子屋玩具標準仕様の
チープな作りだ。


これに留まらず
このキャラクターまでだ。

2015_1017_173255-DSC03328.jpg
鉄人?メガネ

これも鉄人28号とハッキリ明記せず
28だけの表記。

まあこれはメガネというより
お面の部類にしてもいいのだが
これを掛けた顔を想像すると
鼻は人の鼻のままなので鉄人とはかけ離れた
ちょっと残念なイメージになるだろう。

鉄人のは
鼻の部分まで再現したものもあった。

2015_1017_174039-DSC03334.jpg
2015_1017_174235-DSC03335.jpg
テレビセット 鉄人28号 8マン
「鉄人28号」横山光輝/光プロダクション
「8マン」桑田次郎/平井和正

吊下げ台紙には
8マンの文字もあるが
台紙には鉄人のメガネ(色違い)しか
掛かっていなかった。

正式なタイトルが印字されているので
正規の版権ものであるかもしれない。

最後に
オリジナルを見ておきましょうね。

2015_1017_212621-DSC03350.jpg
アニメキャラクター ソノシート  日本ビクター、朝日ソノラマ 各社発行
「鉄人28号」横山光輝/光プロダクション
「8マン」桑田次郎/平井和正
「鉄腕アトム」手塚治虫/手塚プロダクション

駄玩具のヒーロー系メガネ
多少チープであっても買ってしまうんですね
それぐらい
キャラクターへの
強い思い入れがあった時代だった。








ヒーローのシンボリックなアイテムに魅了された:その3

Posted by モロズミ・ダン on 01.2015 その他・定番 3 comments 0 trackback
3回目の今日は
以前
当ブログでも
「あの探偵は夢かまぼろしだったのか」
のタイトルで紹介した
このヒーローから

5円で手に入れたまぼろし

2015_1017_173444-DSC03330.jpg
まぼろし探偵?めがね

駄菓子屋で売られていたもの
プラシートを型抜きし
輪ゴムの耳止めをつけただけの
とてもシンプルな作り。

おそらく5円~10円売りぐらいだったと思うが
まぼろし探偵の雰囲気は充分出せたように思う。

台紙付のデットストックもあったので
アップしておこう。

2015_1017_173154-DSC03327.jpg
ヂャガの目

なんですか「ヂャガの目」って
・・・と思われた方もいるかもしれませんが
メガネはどう見てもまぼろし探偵。
あえて別のタイトルの台紙につけたのは
版権元からの請求を逃れるためだろう。
または
「ヂャガの目」の台紙の在庫が残っていて
コスト面で流用した可能性も少し残される。

しかしながら
「ヂャガの目」なる物はいったいなんであろうか。

おそらく
「ジャガーの目」(TVドラマでは「豹の眼」)
と言う活劇が実際あったので
これでしょう。

2015_1017_174946-DSC03340.jpg
「ジャガーの目」 少年クラブ十月号別冊ふろく ㈱講談社昭和34年10月発行
高垣 眸(原作)/たつみ勝丸(画)

TVドラマ版は
あの大ヒットドラマ「月光仮面」の後継として放送された。

ストーリーは
モリー(黒田杜夫)と秘密結社「青竜党」の娘・錦華が
悪のジャガーが率いる秘密結社「豹の眼」との
ジンギスカンの隠し財宝争奪戦を繰り広げるお話。

モリーと錦華が危機に陥ると
正体不明の正義のジャガーが現れ2人を救う。

裏表紙にあるように
正義のジャガーと悪いジャガーの対決の構図だ。
中央にあるモリーが所持するフビライの矢が
財宝を探し当てる重要アイテムのひとつになっている。

「ヂャガの目」に時間を取られてしまったが
まぼろし探偵に話を戻そう。
(「チ」にてんてんのキーボート変換にも時間をとられたし)

なりきり度を競い合った
まぼろし探偵のオリジナルはこちら。

2015_1101_161825-DSC03380.jpg
「まぼろし探偵」 少年画報別冊ふろく各種 ㈱少年画報社昭和35年発行
桑田次郎

ちょうど裏表紙が
リアルなTVドラマ版の番宣になっていた。

2015_1101_162019-DSC03382.jpg
2015_1101_162144-DSC03383.jpg
「まぼろし探偵」 少年画報別冊ふろく各種 ㈱少年画報社昭和35年発行

さらにDVDカバーより

2015_1017_175749-DSC03343.jpg
2015_1017_175723-DSC03342.jpg

TVドラマでは子役時代の吉永小百合が
吉野さくら役として出演していたことでも有名だ。

まぼろし探偵の勇姿でわかるように
駄菓子屋玩具の
まぼろしメガネと
赤い帽子があれば
かなり
まぼろし探偵度が高まった。

実際に
昭和の少年たちが
まぼろし探偵のなりきり度を
競い合っていた資料を紹介しておこう。

       2015_1025_160026-DSC03357.jpg
       少年画報大全  ㈱少年画報社平成13年8月発行
       本間正幸(監修)

十数年前に発行された資料本で
文字どおりまぼろしだった昭和の漫画ヒーロー達が
カテゴリ別、時系列でわかりやすく解説されている。

2015_1025_155858-DSC03355.jpg
少年画報大全  ㈱少年画報社平成13年8月発行

昭和35年少年画報新年号の特集記事が掲載されていた。
「仮装写真コンクール」なるものが開催されていて
貧しい時代にみんな夢中に頑張っていたことが分かる。

昨今のハロウィーンに参加してもまったく見劣りしない出来栄えだ。
コスプレはこの時代にすでにあり
これは元祖といっていいかもしれない。

メガネなのかマスクなのか
最後に
以前アップしきれなかった
メンコもついでに。

2015_1017_180428-DSC03347.jpg
2015_1017_180506-DSC03348.jpg
まぼろし探偵?メンコ各種

もちろん無版権であるが
タイトルに
「赤い帽子に黒マスク」

マスク?
どうみてもメガネでないでしょ・・・

パチ物のいい加減なタイトル表記と思いきや
実はTV主題歌の冒頭部分に
このフレーズが入っているのだ。
意外とオリジナルに忠実ですな。



次回
その4をやらせていただきます。





 HOME 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。