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体系的メンコ探究:その2

Posted by モロズミ・ダン on 11.2016 メンコ 0 comments 0 trackback
年末記事の続き
メンコ特集その2を。

あまり知られていないメンコ製造メーカー
2016_0124_175329-DSC03565.jpg


昭和のメンコについて
これまで
その歴史や図柄や形などの分類を試みた書籍は
数冊見かけたが
どんな製造メーカーが
どれくらい企画・製造していかなど
業界的な記述をしたものは
見たことがなかった。
ネットで調べても同様だ。

ならば私がと
変な使命感みたいなものが
手前勝手に湧き出てきてしまった。

なので今回は
メンコ製造メーカーにスポットを当ててみます。

まず
メンコ製造メーカーは何社ぐらいあったのか。

以前
浅草のビンテージ玩具専門店の店主で
駄玩具の専門書も執筆している方に伺ったところ
12~13社存在したとのことだった。

しかし・・・
手元にあるものを整理してみると
18社確認できた。
今まで数えたこともなかったが
意外に多くのメーカーが手掛けていたことが
わかった。

① 田辺玩具製作所
② 天田玩具製作所
③ 林栄寿堂
④ 三ツ矢玩具出版
⑤ カゴメ玩具
⑥ みつわ
⑦ 齋藤盛文堂
⑧ 東海玩具
⑨ ホシ玩具
⑩ 朝日
⑪ 小宮
⑫ 童友社
⑬ 小出信宏社
⑭ 丸八紙工
⑮ T.H
⑯ 平林日光社
⑰ まるひで
⑱ 山勝

さしあたり社名を書き出してみたが
文字ばかりでは
何だかわからないでしょうから
各社の代表的なものを一品ずつ選んで
画像アップしてみた。

① 田辺玩具製作所
2016_0111_171316-DSC03551.jpg

箱もの中心に20種以上確認できた。そのうちの一箱だ。
マークがトレードマークであるが社名はどれにも掲載されていない。

会社HPを見ると
メンコはすでに取り扱っていないようだ。
現在はガチャガチャや教育玩具などを取り扱い
駄玩具とは程遠く
洗練されたトイプロダクト的なイメージの会社に進化していた。

それでも今でも現存する貴重な会社なのだ。
先に挙げた18社のうち今でも存続しているのは
4~5社ぐらいだからだ。


② 天田玩具製作所
2016_0111_171208-DSC03550.jpg

が目印で田辺玩具と同じく20種以上確認出来た。
20種以上とははっきりしないな。ちゃんと数えろ
と言われそうだが
箱絵が異なっても中身が一緒
なんてのもあるので判断が難しい。
参考までに箱絵の種類では26種あった。

天田玩具はメンコブームの後
トレーディングカードで大ヒット商品を連発したことで
ご存じの方が多いのではないだろうか。

現在では分社化して進化を続け
社名もひらがな表記となっている。
残念と言おうか
もうすでに諦めていた感はあるが
現在ではメンコは取り扱っていない。


③ 林栄寿堂
2016_0111_170614-DSC03548.jpg

社名ははっきり掲載されている。
PCで社名を検索してみたが
お煎餅屋さん、和菓子屋さんなどしか
ヒットしなかった。

確認できたのは10種(箱)弱。


④ 三ツ矢玩具出版
2016_0111_164800-DSC03542.jpg

やはりPC検索ではヒットせず。
予想はしていたがサイダーが出てきてしまう。
やっと駄玩具らしいサイトがあった
と思ってクリックしたら
自分のブログであった。
回りまわって元の位置へ
自分の人生を投影しているかのようで
なんだか悲しくなった。

所在地が関西か関東だった程度でも
確かめたかったのだが・・・。

箱絵は6種確認できた。
メンコ以外では七夕飾りなども製造していた。


⑤ カゴメ玩具
2016_0111_164942-DSC03543.jpg

ケチャップ関連はさほど出てこなかったが
いくつかの各種オークション履歴にヒットした。
メンコ以外にも双六、駄玩具用紙芝居、絵本など
幅広く手掛けていたようだ。

4種(箱)確認。


⑥ みつわ
2016_0111_165129-DSC03544.jpg

箱表記は「みつわ」であるが
正式には
みつわ玩具出版で有る可能性が高い。
双六で4~5点同社の製造表記のものがある。

PC検索ではマピオンやヤフー地図での
所在地案内(名古屋)にヒットするので
もしかしたら現在でも営業しているかも知れないが
HP欄は空欄でそれ以上は不明だ。

メンコは4種(箱)あった。


⑦ 齋藤盛文堂
2016_0111_230012-DSC03559.jpg

同社はメンコの他
双六も手掛けていて
そこには住所も明記されていた。
名古屋市中区松島町と。
これはいい手掛かりとばかりに
すぐさまPC検索。

でもすぐ落胆
社名検索も合わせ有効な情報は無かった。

メンコは3種(箱)あった。


⑧ 東海玩具
2016_0111_164420-DSC03541.jpg

「みつわ」と同様
PC検索ではマピオンでの
所在地案内(名古屋)にヒットするが
それ以上は情報無し。

ここまで名古屋所在のメーカーが
目立つが駄玩具メーカーのエリアが
存在していたのか。

メンコは3種(箱)あった。


⑨ ホシ玩具
2016_0111_170909-DSC03549.jpg

珍しい道路標識のメンコ。
ホシ玩具は個人的に特に好きなメーカーで
人型メンコや銀加工の8マンメンコなどの
キャラクターものから
切符遊び、日光写真、ぬりえなど
駄玩具を幅広く企画していた。

メンコは4種(箱)あった。

⑩ 朝日
2016_0111_165357-DSC03545.jpg

時代劇カンカン玉カード
画像アップした1箱のみ
しか確認できなかった。
同じような時代劇シリーズ数種を所有していた
と記憶していたがどーしても見つからず
サマーズ気分
もとい
モヤモヤ気分。

ここまで「カンカン玉」
とういう商品名が数社にわたって
使用されているが
これは何?
と思われた方も多いはず。
「メンコ(面子)」でいいじゃん
と言いたいところだが
これは業界用語のようだ。

共通しているのは厚手のメンコで
製造過程での由来かもしれないが
詳しくは次回に。


⑪ 小宮
2016_0111_163735-DSC03536.jpg

このメーカーも
まったく情報がない。
他の玩具も見かけたことなしで
何も分からない。

メンコは2種(箱)確認。


⑫ 童友社
2014_0525_163421-DSC02352.jpg

プラモデルで超有名な
童友社である。
プラモではお城シリーズや翼シリーズ(零戦などの戦闘機)など
これまで根強い人気商品を送り出している会社だ。

現在はプラモデル専門メーカーであるが
創業(1951年)当時から10年くらいは紙製玩具を取り扱っていたのだ。

当時の代表的な商品として
テレビドラマの実写メンコが挙げられる。
画像は「口笛探偵長」だが
他にも
実写版「鉄人28号」「鉄腕アトム」などにも
マークがあった。


⑬ 小出信宏社
2016_0111_171734-DSC03552.jpg

マスコミ玩具(今で言うキャラクター玩具)の
代表格と言っていいぐらいの会社だった。
かるた、絵合わせ、ボードゲーム、ぬりえ、双六など
紙製玩具のキャラクター物は
人気アニメのほとんどを版権取得していた。
パッケージの裏に
「当社以外のキャラクター商品は偽物・・・」
といった趣旨の文章を記載するぐらい
王道を突っ走っていた。
残念なことに
キャラクターブームが衰退した時期に倒産してしまい
現在は存在しない。
飛び出す絵本で有名な「万創」もこのグループ会社だった。

何故かメンコについては
マークをつけていた。

画像のように
〇の中に(昌)のマークを記載していたものも。
どのように使い分けをしていたのかは不明。

⑭ 丸八紙工
2016_0111_164021-DSC03538.jpg

このメーカーも
まったく情報がない。
と思ったら
七夕飾りにマークを複数発見。
別の機会にアップしたいと思う。

メンコは2種(箱)確認。


⑮ T.H
2016_0111_170130-DSC03547.jpg

正式な社名すら不明だ。
画像の1箱しか確認できない。

メンコ以外では
汽車切符なども見つかり
紙製玩具全般を手掛けていた
ようにも思える。


⑯ 平林日光社
2016_0111_165949-DSC03546.jpg

社名がデカデカと記載されているが
詳細が分からず。
PC検索でもまったくヒットしない。
この会社も
画像の1箱のみ。

⑰ まるひで
2016_0111_172804-DSC03558.jpg

今でもバリバリの現役である
「妖怪けむり」で有名な
マルヒデ商店ではないかと思う。

厳密に言うとメーカーでなく
卸問屋になるので
製造メーカーは別に存在していたかもだ。

まるひでのメンコは
これ1点しか見たことがない。


⑱ 山勝
2016_0111_172356-DSC03555.jpg

この会社も
残念ながら現在は存在しない。
グライダーで有名な山勝だ。
現在も元気に奮闘しているツバメ玩具と
グライダーではかつて双璧だった。

後期には仮面ライダーなど
ヒーロー物のトレーディングカード類で
ヒット商品を連発していた。


以上駆け足で
製造メーカー別にみてきたが
実は
箱物に関しては
メーカー名が記載されていないものが
全体の約50%にもなる。(サンプル約160箱中)

これはどこが手掛けたのか?
あえて社名を記載しないのは
無版権のトラブル回避だったのか
デザインの流用(複数社で共用)のためだったのか
調べれば調べるほど新たな謎が出て来てしまうのだ。

次回、体系的メンコ探究3回目は
販売形式や製造・用語などの
まとめを予定します。




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2016年の探究計画

Posted by モロズミ・ダン on 02.2016 未分類 0 comments 0 trackback
2016_0101_173126-DSC03520.jpg
小学二年生付録 絵葉書 小学館  昭和29年発行 より 

新年最初に言い訳から
昨年末は更新が大幅に遅れ
再三ブログを訪れてくれた方
申し訳ありませんでした。

最新記事「メンコ特集」のアップは
クリスマス前後にと目論んでいたのだが
ドタバタ続きで
結局
記事を書き始めたのは31日夜。
しかも除夜の鐘を聞きながら
一人さびしくキーボードを叩く晦日
となってしまった。

周囲の人間も高齢化(私も含め)が進むと
何かと想定外のめんどうな用事が重なるものだ。


ブログアップは計画的に!
こんなことではいけない
突発の用事が重なろうが
今年は計画的な準備で
更新遅れを回避していきたい。(と思う)
                     ↑
               ちょっと自信がないっ 

何事も早めの始動が肝心
正月休みのうちに
今年は何をアップするのか
現時点で思いつくところを挙げてみた。



太郎と隼人

2016_0101_174345-DSC03522.jpg

実は「0戦はやと」は
昨年夏にリクエストをいただいていたのだが
何だあきはばら 
もとい
何だかんだ
のびのびになってしまった。

両作品とも
作者はタイガーマスクで有名な
辻なおき先生。

0戦はやとはアニメにもなって有名だったが
「0戦太郎」はそれよりも前に
少年画報に連載されていた。
はやとの実験的、ベース的な作品と位置づけられるだろう。
結構
関連玩具や雑貨があって
付録本、かるた、文具雑貨などを中心にアップ予定。



桃太郎とは友達かライバルか

2016_0101_175609-DSC03523.jpg

桃太郎は
「桃からパッカーンで」何回か記事にしたが
ライバルであるこの人
「金太郎」
も取り上げないわけにはいかない。

前々から気になっていた
この人のヘアスタイルにも注目しながら
絵本やぬりえ、かるたを取りまとめてお見せしたい。


キャラクター系ではそのほか
「ターザン」は双六のみでも
記事にできるおもしろさ有りで
2回目の特集を考えている。

意外と特集としてはやっていない
「鉄人28号」も
タイミングがあれば珍品が結構あるので
アップしたいところだ。

 

実力派の集大成
巨匠・アーチストのカテゴリでは
「南村喬先生」の後期作品を特集したい。
昨年は
貸本時代の表紙絵の妖艶な魅力をアップしたが
次回は
晩年の作品を中心に円熟した画風を
お伝えできればと思っている。

2016_0101_180007-DSC03524.jpg

画像のうしろ側は
絵物語「少年徳川家康」の挿絵だが
本物の原画10点を公開予定。
原画はやはり迫力が違います。
その他
付録本やかるた(オテナの塔)
ソノシート(笛吹童子)なども
あわせてお見せしたい。



「・・ア」を「・・ヤ」と発音していた時代の超大作
とっておきの巨匠とその作品を
満を持して特集。
「少年ケニヤ」だ。

2016_0101_180651-DSC03525.jpg

小松崎茂先生と人気を二分していた
「山川惣治先生」
その実力も双璧だった。
とにかく画力がすごい!
衝撃的な上手さを見ていただきたい。
単行本にメンコ、かるた、双六などをからめて
構成する予定。


その他
鞍馬天狗や猿飛佐助などの
かるた絵や挿絵で活躍した
「玉井徳太郎先生」
もタイミングがあれば公開したい。



「妄想大食堂」をシリーズ化
駄玩具から少し離れるが
昨年デパートの大食堂での全部食べたい妄想を
食品サンプルで再現した。
おおむね好評だったので第2弾以降も検討中。

2016_0101_185300-DSC03534.jpg
「妄想和食堂」

2016_0101_184750-DSC03533.jpg
「妄想中華店」

2016_0101_185755-DSC03535.jpg
「妄想喫茶店」

画像の背景は
前回の大食堂で使ったもの
そのままだが
公開の時には
それぞれのお店にあわせて
ちゃんとやります。

とにかく店内で暴走する
食欲の妄想っぷりを
これでもかとお見せしましょう。

また増田屋ごっこシリーズを併載しながら
当時の業界資料も盛り込む予定だ。

そのほかにも
「妄想ホテルレストラン」「妄想駅弁」「妄想酒場」
なども調子に乗って検討中。



表紙絵の良さで勉強のやる気が出た?
誰もが愛着をもって使っていた
「学習ノート」

2016_0101_184142-DSC03532.jpg

表紙絵のカッコ良さを
あらためて見てみたい。
どれも名もなき名作と言えるだろう。
商品説明は最小限に
出来るだけ多くの表紙絵をアップする予定なので
表紙絵コレクションとして
ひたすら鑑賞していただきたい。



ブームは昭和時代から続いていた
今なお
静かなブームになっているこけし。
昨年はクロンボこけしを特集したが
今度は
「豆こけし」にスポットを当てます。

2016_0101_181301-DSC03527.jpg

僅か2cm足らずのぺこちゃんなど
企業の販促品の豆こけしを中心に
変わりこけしやサスケに登場する謎のこけしなど
珍品もまじえて構成予定。



食玩の起源を求めて
食玩の走りと言ったら
やはり
「グリコのおまけ」
だろう。

2016_0101_181001-DSC03526.jpg

昭和40年代のプラ製のものは以前特集したが
今度は昭和20年代~30年代前半の
木製やブリキ製のおまけを公開したい。

キャラメルではなく
おまけの方の
味わい深さ
をお伝えできればと思っている。



コスパに優れたお人形遊び

2016_0101_182008-DSC03528.jpg

貧しい時代に
僅か5円~10円と
究極の低予算でお人形遊びができた
「きせかえ」
である。

お人形と言っても
紙っぺら1枚だったが
そこから広がる
お人形ワールドに
今再び
スポットを当ててみたい。



今では文字通りまぼろしの鑑賞会となった
テレビが普及する前は
しっかり主役を務めていたが
その後は
押入れの奥にずっとしまわれ
忘れられた物のひとつとなってしまった
「幻灯機」である。

2016_0101_183208-DSC03531.jpg

今あらためて見て見ると
ブリキ製ながら
とてもあたたかくやわらかさが感じられる
少し色褪せたニビ色の機器だ。

当時の
赤胴鈴之助や鉄人28号のフィルムも
なんとか残っていたので
ダイジェストでお見せしたい。


その他
転がる玉の行方を固唾をのんで見続けた
ゲーム機の「ピンボール」&「パチンコ」
さらには
拍子木の音で空き地にいつの間にか大集合
「紙芝居」なども特集候補として検討中。




取り急ぎ
今年出来そうな記事を羅列してみたが
あくまで予定であるので
変更・延期することもあるがご容赦願いたい。

またご要望やご意見があれば
お気軽にコメントを下さい。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

               モロズミ・ダン
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