駄菓子屋の看板娘と言ったら:その4

Posted by モロズミ・ダン on 25.2016 女の子もの 0 comments 0 trackback
きせかえ遊び4回目
昭和20年代を中心に。

漫画キャラをきせかえたい

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ダリヤ・きせかえ 日光社

特にキャラ名は明記されていないが
クリちゃん(作:根本進)
でしょう。
昭和26年から朝日新聞に連載された
4コマ漫画の主人公だった。
その後
キングレコードの童謡シリーズの
イメージキャラとして採用(クリちゃんレコード)されたり
学習学年誌の漫画連載や
三菱銀行のイメージキャラになったりと
引っ張りだこの人気者だった。

女の子は
クリちゃんに出ていたキャラなのか
ワカメちゃん(サザエさん)の友情出演なのか?


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マンガきせかえ  ライオン玩具

昭和13年より少女漫画誌に連載された
クルミちゃん(作:松本かつぢ)
である。
35年も連載が続いた
少女マンガキャラの先駆け的存在だ。

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マンガきせかえ  ライオン玩具

どりちゃん?
ヤフーで検索も出てきません。
左上のメガネ女子が主人公どりちゃんか。
(結構、地味キャラだ)
クルミちゃんと一緒に保管されていたので
おそらく同じ時期の漫画であると思うのだが。


物語キャラも人気だった
この時代
漫画キャラにも負けないぐらい
童話などの主人公も人気だったようだ。

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マンガきせかえ  ライオン玩具

物語キャラと言っても
ディズニーがアニメ化していたので
漫画キャラにした方がいいのか
分類に悩むところだ。

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名作童話きせかえ  ヒノデ玩具

青い鳥の
チルチルとミチル。

原作は1908年(明治41年)フランスの童話劇。
この作品が日本のきせかえ遊びになるなんて
作者のメーテルリンクは予想していなかっただろう。

チルチルの視線が定まってないようだが
すでに夢の世界をさまよっている図?

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名作童話きせかえ  ヒノデ玩具

安寿と厨子王
童話とはいえかなり厳酷なお話でしたよね。
これをきせかえ遊びにチョイスするとは。
仏教的因果応報をも説かれるような
欲心と憎悪が渦巻く物語でもある。
権力闘争、人身売買や拷問死、報恩と復讐
などのシーンを設定して遊んだのだろうか。

このシリーズ
浦島太郎やかぐや姫などの
有名どころも多分あったのだろうが
私の所有しているのは残念ながらこれだけである。


あのきせかえにも正式な名前があった

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スイングきせかえ  みつわ玩具

きせかえには
リアルな家族設定がなされている
パターンが多く
両親、兄弟まではよく設定されている。

祖父母まで登場しているものも
たまに見かける。

その1でも紹介したが
一見ギョッとする首差し替え式のタイプでも
20年代からあったので紹介しよう。

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クビニンギョウ (メーカー不明)

その名も
「クビニンギョウ」
直球なネーミングでした。

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祖父母から孫の赤ちゃんまで
三世代網羅した大家族設定だ。

図柄、紙質からして
戦後間もない頃のものかもしれない。

それにしてもみんな無表情で
しかも首だけなので
不気味ですハッキリ言って。
もう少し楽しい感じにできなかったかなあ。

ままごと遊び草創期のかたち
戦後間もない頃
きせかえ遊びは
女の子の定番だったのかもしれない。
何しろ印刷された紙一枚で遊べたのだから。

カテゴリ別5種つづけて

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ベビーキセカエ「洋装」   ナゴヤ玩具

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ベビーキセカエ「お母さん」   ナゴヤ玩具

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ベビーキセカエ「赤ちゃん」   ナゴヤ玩具

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ベビーキセカエ「姉さん」   ナゴヤ玩具

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ベビーキセカエ「花嫁」   ナゴヤ玩具

まだまだ和装が基本の時代だ。

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ローズきせかえ  (メーカー不明)

着物の生地、文様の豪華さが
御家柄の高さを示していた時代
きせかえでは
だれでも最高級の着物をきせかえ
その時だけその気になれたのだ。

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ニュースタイルきせかえ  (メーカー不明)

「ニュースタイル」
という言葉自体が
当時は
とても斬新でトレンドだったのだろう。

洋装が完全に浸透していなかった時代。
そのお洒落なスタイルを
きせかえ遊びを通じて
実際に洋装をするときの
シミュレーション的なイメージで
遊んでいたのかもしれない。

それにしても
タイトルフォント(書体)が未熟で古過ぎで
逆に魅力的だ。


次回はGW期間中に
きせかえ番外編を予定します。
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駄菓子屋の看板娘と言ったら:その3

Posted by モロズミ・ダン on 10.2016 女の子もの 0 comments 0 trackback
きせかえ遊びの3回目は
昭和40年以前に溯って見てみたい。

説明はほどほどに
インスタ調に画像中心に進めますよ。

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レジャーきせかえ

レジャー時代を投影
今ではさほど使われなくなった
レジャー
という言葉。

元はラテン語だが
高度成長政策の展開期に流行語(昭和36年頃)となり
その後日本語化して日常的に使われるようになった。
働くことのみが美徳とされていた時代から
余暇を利用した娯楽や行楽などを取り入れた
ゆとりある生活へと
価値観の変化が見え始めた時代だ。
此の頃はレジャーという言葉を聞くと
楽しくワクワクするイメージがあったのだ。

このうつしえ
昭和30年代後半に売られていたものだろう。
家電のデザインをみてもその当時と合致するようだ。

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レジャーきせかえ

鮮やかな赤のスラックス
お父さんファッションも
アカぬけてきた時代か。


ミッチー・ブームはきせかえにも

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美智子さまきせかえ

美智子様が
皇太子・明仁親王(当時)と婚約して結婚することにより生じた
社会現象がミッチーブーム。
昭和34年のご成婚だった。
(おそれ多い蛇足だが私が生まれた年だ)
メディアはこぞって「昭和のシンデレラ」とか「世紀のご成婚」と銘打ち
報道が過熱していた。

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美智子さまきせかえ

美智子が身につけていたヘアバンド、ブローチ、ストール、白の長手袋など
いわゆるミッチースタイルと呼ばれたファッションが大流行した。
ヘアバンドは「ミッチーバンド」と名付けられるほどだった。

まさにミッチー・ブーム便乗きせかえとなっている。
美智子様がまったくもって似てないが
それは駄玩具のご愛嬌
ということで。


女性の憧れの象徴も題材に

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ミスユニバースきせかえ

同じく昭和34年に
世界的に注目された快挙があった。
モデルの児島 明子さんが
第8回ミス・ユニバース世界大会で日本人(アジア人)として
初めてのミス・ユニバース世界大会優勝の栄冠を獲得したのだ。

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ミスユニバースきせかえ

それにしても
児島さんも似てません。
ご本人さんが見たらお怒りになるか
気になってしまいますよ。


「カワイイ」のルーツもちゃっかり掲載

昭和30年代の駄玩具
販売単価5円が中心価格帯だった。

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きせかえ

吊り下げ台紙に5円売りのきせかえ
1袋に2シート入りになっている。

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きせかえ

メインの女の子は
スタンダードなデザインだが
おやおやっ
タイトル下の小さなインディアンの女の子
周囲と違うタッチだけど
内藤ルネ作品にインスパイアされたような。

内藤ルネは
昭和30年代
少女雑誌や人形・食器・インテリア雑貨・文房具などの
キャラクターデザインで大人気
元祖「カワイイ」デザインのルーツ的存在だった。

インディアンのキャラクターも画いていて
そのテイストを拝借してしまったのだろう
なんせ凄い人気だったから。



インスタ調で
と言ったはずが
今日も文書が長くなってしまった。
(すみません)




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