3回連続で
ターザン特集を続けているが
本日は駄菓子屋漫画本とメンコを集めてみた。
駄菓子屋漫画でも大活躍
ターザンの逆襲 太閣堂書店
堀万太郎
昭和30年前後に売られていた漫画本。
いきなり表紙から
ライオンの尋常でない驚きぶりに
こちらもつられて驚いてしまう。

「ターザンの逆襲」と言う映画は実際にあるが
内容はまったく別物だ。
作者の堀万太郎は貸本作品でも見かける作家名であるが
詳細は?
発行元の太閣堂書店もあわせてググってみたが
残念ながらヒットせず。
もう1冊
ターザンの秘宝 浩文社
鷲見あきら
これも同時代の漫画本。
タイトルの「ターザンの秘宝」は
実際の映画では有りそうで実は存在しないタイトルだ。
(「ターザンの黄金」と言うのはある)
タイトルの付け方の上手いっすね。
感心しちゃいます。
中扉を見て見ると

あれれ。
表紙とまったく違う・・・作者も。

駄菓子屋本などは作り方も雑で
落丁なんかも珍しくないのだが
表紙カバーと中身が違うというのも凄い。
2冊とも
おそらくターザン人気に便乗したインスパイア的作品でしょう。
価格は「・・・逆襲」が60円
「・・・秘宝}が88Pの長編で80円で結構ぶ厚い。
あの「ガチャガチャ」の中にも
「ターザンの秘宝」裏表紙の横に転がっているのは
当時としては
画期的なカプセルトイだった
通称「ガチャガチャ」。

硬貨を入れて
レバーを回せば玩具入りカプセルが
ガチャガチャと音を立てて出てくる
小型の簡易自販機だ。
昭和40年代頃から
駄菓子屋や本屋などの店頭に置かれ
大ヒットした。
中にはグリコのおまけのようなものが入っていて
現在流通しているカプセルと比べると
かなり小さかった。
発売当初は10円だったと思う。

その中に
ターザンの豆本が入っていた。
珍しいので「当たり」に相当するかもだ。

幅2cmにも満たない小ささだが
漫画はしっかりと画き分けられている。
さすがに吹き出し文字はないが。
これまでの記事同様
お決まりの
サイの来襲シーン有。
ワニには嫌気がさしていた?駄菓子屋の定番
メンコをピックアップ。


人型メンコである。
実際のイラストに合せて抜いてあるのではなく
予算上の理由であろう
数種ある抜き型を
後から適当に割り当てて抜いているようだ。
(なのでイラストのキャラの形と合っていない)
何枚か拡大すると

この図柄は
下から角度をつけて撮りたい
そんな衝動に駆られた。
裏面の印字が「ターザンの凱歌」
なるほど
ターザンの雄叫びと
象の「パォー」が聞こえてきそうだ。

ターザンの表情に注目していただきたい。
なんともめんどくさそうな
嫌悪感を醸し出している。
ワニに対しては
前々回の記事でも
パンチ&ナイフのW攻撃であったし
特別、嫌いなのであろう。
最後にこれを

前々回にも紹介した
当たり付きメンコ束だが
当たりのシートをアップしていなかったので
これです。

アップ済みの
「力こぶポーズ」や「カバが迫ってくる」は入っているが
あの「カバは撫でる」
は入っていない。
比較的スタンダードな図柄が集まっているが・・・

ターザンのワニに対するあの思いと同じように
ライオンはターザンがきらいなのか
とても嫌そうな表情。
ターザンはカメラ目線で周り見えず
それに気づいていないようだ。
ターザン特集は今シリーズでは
正規の版権物と取り上げなかったので
またいつか機会があれば
やりたいと思う。
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