実力派の画業アイデンティティー

Posted by モロズミ・ダン on 09.2015 巨匠・アーティスト 0 comments 0 trackback
わかりにくいタイトルで恐縮だが
南村喬作品特集の
4回目をお届けしたい。

このブログは
基本的に
駄玩具探究

これまでも
巨匠・アーチストのカテゴリと言えども
双六やメンコなど
何かしら関連玩具があって
併せて紹介してきた。

しかしながら
南村作品
飛び抜けたヒット作品がなかったためか
関連玩具
残念なことにまったくないのだ。

なので最後まで
作品資料のみで
紹介させていただきたい。

まあ例えて言えば
昔は
お米屋さんと言っても
プラッシーを置いていたし
文房具店といっても
プラモデルを売っていたように
看板商品(カテゴリ)以外の物で
結構力を入れて販売していたこともあった。
今回のケースも
そんな感じで捉えていただければ。
(わかりにくい例えになってしまった)

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少年マガジン ㈱講談社  各誌昭和40年~41年発行より

昭和40年頃の
懐かしい少年マガジンを
何冊かピックアップしてみた。

一時期(昭和35年頃)
時流であった漫画らしい漫画を
請け負っていた南村先生。
だが
その時期ペンネームを使い分けるなど
漫画はやはり本位ではなかったと見え
その後は再び
劇画調の挿絵などを
手がけるようになっていたようだ。

2015_0720_180239-DSC03218.jpg
少年マガジン ㈱講談社  昭和40年2月発行 表紙より

この迫力ある表紙絵
南村喬作品なのです。

作画者名は
中の目次の片隅に
最小の文字で掲載されているので
この作品がだけのものかと認識している人は
ほとんど
いなかったのではと思う。

挿絵系の作画家は
スポットが当たりにくい
まさに影の実力者と言ったところか。

この頃は
ペンネームを
南村喬之(みなみむらたかし)

読みは同じだが
漢字一文字増やしている。
先生
名前にこだわりますなあ。

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少年マガジン ㈱講談社  昭和40年2月発行 より
原作:平井和正/画:南村喬之

この少年マガジンには
絵物語が新連載となっていて
その挿絵担当も
南村作品であったのだ。

原作は「8マン」で有名な
平井和正先生で
実力者同士のタッグで
本格派絵物語と言える。

宇宙エイの目が
ちょっと可愛い気もするが
迫力あるタッチと躍動感ある構図
南村先生本領発揮と言ったところか。

本位でない漫画の仕事から解き放たれ
活き活きと描いているように感じるのだ。

この頃のマガジン
毎号のように南村作品が登場。
ほとんどの人が
作者名も知らずに
ぐいぐいと
その魅力に引き込まれていった。


さらに
紹介しよう。

2015_0705_180226-DSC03215.jpg
少年マガジン ㈱講談社  昭和40年10月発行 より
画:南村喬之

特集:恐竜大画報より

恐竜の雄叫びが聞こえてきそうな迫力!
上手いです。
もう細かい説明なしで
いきましょう。

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少年マガジン ㈱講談社  昭和41年9月発行 より
円谷プロ/画:南村喬之

特集:円谷監督のウルトラ怪獣園
円谷監督が考えた宇宙怪獣のすべて
「きょうふの怪獣星」

昭和30年前後は
時代劇の妖気物が中心だったが
この頃は宇宙や怪獣が大ブーム。
何を画かせても繊細で秀抜
題材にスパッとハマリます。


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少年マガジン ㈱講談社  昭和41年9月発行 より
円谷プロ/協力:東宝映画/画:南村喬之

ウルトラマンやキングギドラ(夢のコラボ)
だってこの通り。

この人の手にかかると
この躍動感
圧巻の出来栄えだ。


まだまだ
南村作品は控えているが
今回はここまで。
またいつか
「その後の南村喬之」(仮題)
ができるよう
資料を整えたいと思う。




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