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愛しき「〇〇んぼ」なキャラたち:4

Posted by モロズミ・ダン on 23.2015 ブーム・流行 0 comments 0 trackback
ここまで
〇〇んぼなキャラたちの
お土産こけし系や玩具
企業キャラを中心にアップしてきた。

4回目の今日は
こういったキャラが生まれた起源を
漫画など通じて時代を溯ってみてみたい。

       2015_0830_142530-DSC03258.jpg
       ぼうけんくろんぼとう  小学二年生別冊付録 ㈱小学館 昭和36年10月発行 
       大友朗       

作画は「日の丸君」で有名な大友朗氏。

ダッコちゃんブームとほぼ同時に
開始している。

まだ差別的な論調・運動が起こる前の時期で
タイトルからしてスバリど真ん中。
学年誌の付録としてに何の違和感もなく
発行されていた。

2015_0830_142614-DSC03259.jpg
 ぼうけんくろんぼとう  小学二年生別冊付録 ㈱小学館 昭和36年10月発行 
 大友朗       

くろんぼたちが
アイデアを駆使しながら
奇想天外に冒険を繰り広げるギャグ漫画。

勿論
差別的な要素は一切感じられず
むしろ
くろんぼたちの高い知恵と前向きな冒険心が
学童教育の中でも有効なキーワードになる
位置づけになっているようだ。

巨匠、手塚治虫先生の作品にも
よく黒人が登場したが
特に草創期の作品には欠かせないキャラ
であった。

       2015_0830_142752-DSC03261.jpg
       新寶島 完全復刻版 ㈱小学館 2009年3月発行
       手塚治虫/手塚プロダクション・酒井七馬

オリジナルは昭和22年1月発行
戦後漫画を語る上で外すことができない
その起源となっている幻の大作だ。

2015_0830_142730-DSC03260.jpg
新寶島 完全復刻版 ㈱小学館 2009年3月発行
手塚治虫/手塚プロダクション・酒井七馬

本編の一コマであるが
当時の典型的なくろんぼが登場している。

この新寶島に限らず
著作者に差別的な考えはなくとも
野蛮で原始的な容姿や行動イメージの強さが
残念なことに後に大きな誤解へと繋がっていたようだ。

いわゆる
黒人に対するステレオタイプで描写された物への
排斥運動である。

絵本の「ちびくろサンボ」
カルピスのトレードマーク(登録商標の使用差し止め)
藤子プロの「オバケのQ太郎」や「ジャングル黒べえ」
玩具の「ダッコちゃん」
など
販売・出版の中止に追い込まれた例は
数えきれない。

その後、出版社やアニメ制作会社などでは
作品に黒人自体を出すこと自体をタブーとし
自粛した。


ではくろんぼキャラは
いつ頃から登場していたのだろうか。
所有する資料の中で
いちばん古いのはこれだ。

2015_0923_151317-DSC03296.jpg
猛獣狩りゲーム
島田 啓三

奥付がなくて発行年月が不明だか
戦前の双六だ。

2015_0923_150452-DSC03290.jpg
2015_0923_150504-DSC03291.jpg
2015_0923_151034-DSC03293.jpg
猛獣狩りゲーム
島田 啓三

プレイヤーは
くろんぼたち。
くろんぼと猛獣しか出てこない双六だ。

実はベースになる漫画画あって

       2015_0923_151109-DSC03294.jpg
       猛獣狩りゲーム 裏面の1部より抜粋
       島田 啓三

タイトルは
「冒険ダン吉」

昭和8年より14年まで
大日本雄弁会講談社(現:講談社)の「少年倶楽部」掲載の
連載漫画。

どんなお話かというと・・・
日本人の少年・ダン吉がネズミのカリ公が釣り舟で遭難し
はるか南の島に漂着。
そこで出会った蛮公(島の先住民)に捕らえられるが
カリ公の機転もあって蛮公たちから王として
尊敬される存在となり
次々と文明化社会を打ち立てていく展開となる。

そのストーリー展開が
海外領土の開拓を政策的に推進した時代背景と
重なったこともあり
既に国民的な人気を博していた「のらくろ」と
人気を二分するまでのヒット作品になった。

双六はおそらく
当時の「少年倶楽部」の付録ではないかと思う。
(物自体は傷みが少ないので
戦後に復刻?再販?された可能性もあるが)

それにしても
圧倒的な人気を誇っていたであろう
ダン吉が双六には不在であるのだ。
(裏面はダン吉ゲームがあるが2色刷りで格下げ扱)

くろんぼたちだけで
主役がしっかり勤まるくらいの
人気の実力者だったんですね。
彼らは昭和の初期から頑張っていたのです。

ちなみに漫画の中での
くろんぼたちの名前は
蛮公1号、蛮行2号
など
番号を付けて呼ばれていた。
しかも「ばんこう」である。

となりに若者がいたら
「それってマズくねぇ」
と言われそうだ。

まだそんな設定に誰も疑念すら懐かず
社会的にも全く問題なく許容されていた。

くろんぼたちににとっても
活き々と動き回り
とても住みやすい時代だった
のかもしれない。


次回は10月第1週頃に
仮題「まだまだあります〇〇んぼなキャラたち」
を予定。
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