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気になるあの勇者のヘアスタイル:その1

Posted by モロズミ・ダン on 22.2016 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
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ちょうど1年ぐらい前に書いた記事で
「桃からパッカーン今昔」(←クリックで別ウインドウ)はご記憶にあるだろうか。

桃太郎の出生の真実に迫ろうとした
記事であったのだが
この時アップした双六に
金太郎もちょこっと写っていたのだが
その髪型がずっと気になっていた。

「桃から・・・」でアップしたものとパッケージ違い(中の双六は同じ)のものを
ご覧いただきたい。

2016_0522_185638-DSC03783.jpg
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おとぎばなし双六   まるとみ

この髪型である。
お母さんが「金太郎」を読み聞かせした時
子供が
「なんで毛が剃ってあるの!」などと
過剰反応を起こした場合
なんと説明するのだろう。

金太郎の関連グッズは絵本などを中心に
多数販売されてきたが
全部この髪型なのであろうか。

今回は
このインパクトある金太郎の髪型の謎を含め
金太郎の生き様に迫ってみたい。


絵本で内容を確認しておこう

金太郎の絵本は昭和30~40年代のもの
5冊ほど所有しているので古い順に紹介しよう。

2016_0522_184934-DSC03765.jpg
「きんたろう」 ㈱ます美書房   30円
画:川島赤陽

熊にまたがってお馬の稽古

金太郎の童謡にもある象徴的な姿を
表紙にもってきている。

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金太郎の力強さを画いている。
相撲のけいこでは
大きな熊のみならず
兎まで蹴散らしてしまっているのだ。

さすがに
「これはまずい」
と思ったのか丁寧に手当てをしているのだが。
男子は強いだけではなく優しい人であるべき
と教育的な要素を含ませているのだろう。


ここで下向きの角度で
金太郎のヘアスタイルがハッキリと見ることができる。
双六の図ほど大きくはないが
きれいな円形で青々と剃り上げているのだ。

2016_0522_184954-DSC03766.jpg

穏やかに
笛の練習をするシーンもある
男子たるもの
力強さだけでなく
あらゆる徳性を積まなければならない
といったところか。


2016_0522_184731-DSC03761.jpg
「金太郎」  二葉書房  30円
画:米内穂豊

2冊目は
日本画調のタッチで描かれているが
やはり頭頂部に
円形の剃りが見てとれる。

2016_0522_184824-DSC03762.jpg

剛力だけじゃないよ
とばかりに
身軽さも兼ね備えていることを
アピールしているようだ。

2016_0522_184848-DSC03763.jpg
2016_0522_200200-DSC03802.jpg

谷を渡るために
橋として掛ける
大木を引き抜いている図。

それを見ていた
碓井貞光にスカウトされ都にわたり
坂田金時として立派なお侍になり
そして実家に凱旋の図だ。

2016_0529_181523-DSC03809.jpg

裏表紙には
読み聞かせの際の
物語の主旨や補足が掲載されている。
シーンは見たことないが
最後に鬼退治遠征に出かけたようだ。
(桃太郎に負けじと意識したのだろうか)


続いて3冊目

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「金太郎」 ㈲きくや書店   40円
編集:童画研究会

背負い投げで一本勝ち
の表紙だが
ここでもやはり
見事な円形の剃り込みが画かれている。

2016_0522_185127-DSC03771.jpg

熊だけでなく
鹿も乗りこなします。

2016_0522_185153-DSC03772.jpg

鯉も乗りこなします。

2016_0522_185115-DSC03770.jpg

そして
桃太郎のきびだんごに対抗してか
おにぎりで
動物たちを
手名づけている。(のだろうか)
この後に紹介する絵本にも
おにぎりシーンが再三出てくるのだ。


続いて4冊目

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「きんたろう」  ㈱富士屋書店  40円
画:並木良

迫力の土俵入りの図で
これまた円形の剃り込み有。

2016_0522_185230-DSC03774.jpg

さあ
みんなでおにぎりの図。

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そしておにぎりパワーで
大木を引き抜き
鯉も力づくで乗りこなすのだ。


最後はこの1冊

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「きんたろう」  光洋出版㈱  100円
画:大野きよし

お椀の烏帽子で隠れてはいるものの
あの髪形がわかる。

これで5冊全部円形剃り込みが確認出来た。

これはもちろん金太郎に限った事ではない。
平安時代の頃より子供は生後7日後に
頭頂部を剃る習わしがあったようだ。
また
武士の髪型に見られる「月代」(さかやき)
あのおなじみの
半月状に剃り込むスタイルが
武士のみならず一般人にまで流行していた
という考察があるようだ。

2016_0522_185338-DSC03777.jpg

物語に欠かせないキャラ
熊についての
充分過ぎる位の解説が。

2016_0522_185354-DSC03778.jpg

鯉についても
同様の解説。

2016_0522_185425-DSC03779.jpg

そして
また出ました
おにぎりシーン3発目。

2016_0522_185502-DSC03780.jpg

碓井貞光が
金太郎の力量を目の当たりにしたシーン。
2ページぶち抜きの鮮やかな背景をベースに描かれている。

この作者
大野きよし先生は漫画家としても活躍されていた実力派。

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「くろしおの王者」 少年クラブ 付録 昭和33年発行 講談社
大野きよし

ストレートに上手です。

さて絵本に戻りますと

2016_0522_185519-DSC03781.jpg

碓井貞光が金太郎宅に訪れ
腕相撲を行っている。
金太郎の力量を直接確かめたかったのだろう。
スカウトするに当たり
細かい確認作業があったことは
他の絵本では見られない場面だ。

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その後、出世をして
実家へ凱旋。

あの髪形
月代(さかやき)は
武士が烏帽子や兜をしたときの
頭頂部の蒸れを防止する理由から
との説が有力である。

もちろん
出世した金太郎の烏帽子の下は
幼少時より慣れ親しんだあのスタイルで
変わりはないだろう。



次週
金太郎のその2(完結)
駄玩具関連を予定します。







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