渡る世間は・・・

Posted by モロズミ・ダン on 03.2013 御伽・歴史 0 comments 0 trackback
今日は節分

節分に欠かせないキャストといえば
鬼ですね。

で今日のテーマは「鬼」です。(短絡的すぎ

鬼といっても宗教上の定義にあるものや
歴史的な伝承で伝えられるものなど多様ですが
一般的に「恐ろしいもの」「怖いもの」の代名詞として定着してます。
(私の周りにも何人かいます

考えてみれば「鬼ごっこ」「かくれんぼ」「缶けり」などのあそびでも
主導権を握るのはであって
子供にとっても馴染み深い存在でもありました。

このブログですから
やはり駄玩具や絵本など子供の世界に登場する
どことなく愛嬌もある鬼たちをピックアップしてみましょう。

2013_0203_144944-DSC00651.jpg
童話童謡双六         アサヒ製     (作者記名無)

昭和30年代の駄菓子屋で5円売だったものでしょうか。

2013_0203_144857-DSC00650.jpg
双六の拡大

お一人目は
一寸法師にたじろぐ赤鬼です。

鬼さんたち
多くの童話に出演していて
絶対にかかせない役どころです。

続いては

2013_0203_152434-DSC00667.jpg
お伽噺かるた            トミタヤ

双六と同じ年代のもので
箱裏に50円の手書き値札シールが。

もちろんこの中の札に登場してますよ。
紙帯が緩めなので
中の札を引き出してみました。

2013_0203_152022-DSC00665.jpg
(ら)の字札と絵札

スリムな体形で凄味無しの赤鬼。
桃太郎であれば
らくらく退治できそうです。

「たいじる」?
漢字だと「退治る」だと思いますが

若者言葉の 「~る」を連想してしまいます。
古いですが、「江川る」(ゴネること)や「事故る」
新しい?ところで「きゃぴる」「うぃる」(これから行う)

トミタヤのかるたは
この後にリニューアルして発売されてました。

2013_0203_152900-DSC00669.jpg
お伽噺かるた            トミタヤ

箱裏に180円の値札シールが。昭和40年代でしょうか。
箱絵に赤鬼登場も一寸法師に大苦戦!

こちらも紙帯ゆるしで中見れます。

2013_0203_151916-DSC00663.jpg
(ら)の字札と絵札

同じ札を抜き出してみました。
字札は半分ぐらいは前作と同じフレーズです。

えーっとっ
見るからにぶよぶよ体形
こいつもらくらくたいじられて当然
といったところでしょうか。


ここまで一寸法師と桃太郎での鬼たちを見てみましたが
同時代の幼児向け絵本ではどーなっているんでしょうか。

2013_0203_145313-DSC00653.jpg
一寸ぼうし   絵:高畑畠華宵   ㈱ます美書房  より

2013_0203_145129-DSC00652.jpg
一寸法師と鬼の対決場面

やっと迫力ある鬼の登場です。
一寸法師は鬼のおなかの中で暴れていたのですね。

この後
助けられた姫様が
鬼の持ってた打ち出の小槌を振ると
一寸法師みるみる背が伸びて
めでたしめでたし。

2013_0203_145710-DSC00657.jpg
ももたろう   絵:大野きよし   光洋出版㈱  より  

定価100円
昭和40年代後半でしょうか。

       2013_0203_150036-DSC00659.jpg
       鬼の大将が降参して宝物をすべて差し出した場面

絵が洗練されていていいですね。
大野きよし先生は「くろしおの王者」など漫画家としても活躍されていた実力派で
幼児から見ても人気は高かったことでしょう。

桃太郎をもうひとつ

2013_0203_145527-DSC00655.jpg
ももたろう        錦城社 より        (作画者の記名無  編集者:辻成実)

定価30円、昭和30年代ではないかと。

表紙からしてすごい形相の鬼ですが
童顔笑みの桃太郎に簡単に関節技決められています。
さらにマウントからのパンチも繰り出す様子。
ここでも桃太郎
余裕の勝利でしょうか。

この鬼
何かに似てるなと思ったら
風神、雷神の像?他人の空似ですか。


鬼をテーマにここまで見てきましたが
最後の錦城社のももたろう
出生時がすごいことになっていたので
これも引用しましょう。

その前に
スタンダードな出生シーンを確認しておくと

2013_0203_163837-DSC00670.jpg
童話童謡双六  アサヒ製  (最初に紹介した双六の一部)

これ普通です。

そして・・・

2013_0203_145632-DSC00656.jpg
衝撃のももたろう出生場面

あの~ッ
引力を全く無視したかのような飛び出し
天井までいってしまうのではないかと
心配になる凄い跳躍力です。

じいさんばあさんも驚くどころか
おおよろこび。
予測の範囲だったのでしょうか。

ニュートンがこの場にいたら
万有引力の発見は数年遅れていたことでしょう。


おまけのアップ

2013_0203_152101-DSC00666.jpg
お伽噺かるた   トミタヤ   (て)の字札と絵札

絵本には全く出てこないシーンを
かるたで発見。
鬼を征伐して全員で万歳三唱の記念写真。
貴重な一枚かもしれません。

でも全員力を出し切ったのか
ゆるーい脱力感漂ってます。


スポンサーサイト

○ Comment

○ Post comment


  • 管理者にだけ表示を許可する

○ Trackback

trackbackURL:http://morozumid.blog.fc2.com/tb.php/34-519230a5