ポンポンポンと軽快に

Posted by モロズミ・ダン on 15.2013 季節・行事 0 comments 0 trackback
7月15日は海の日
でもって
明日16日が国土交通デー
(日本の国土交通行政の意義を広く
国民に周知することを目的とした記念日)

なので
と交通をキーワードとして
海の乗り物に関するもの集めてみました。

海の日の意義は
「国民に広く海洋についての理解と関心を深める行事を実施する」

祝日に関する法律に記述されているようですが
(毎年開催される海フェスタなんかがそれですね)

今日のブログは
かなり狭い範囲ではありますが
海フェス気取りでやってみたいと思う次第です。
(駄玩具ひとり海フェス開催?さかなクンとか呼べればフェスらしくなるんですが
実現不可です)

2013_0714_123307-DSC01226.jpg
科学クラブ 第2巻第10号 特集:ふね  ㈱東雲堂  昭和32年7月発行 より
表紙:絵宮田武彦

いきなり科学ブックですが
やはり7月号は「ふね」を特集に持ってきてますね。
表紙は運輸省航海訓練所の練習船海王丸です。
本の中身は後ほど・・・


では最初の駄玩具
ポンポン船2種を

2013_0714_103831-DSC01213.jpg
ポンポン丸とポップポップボート    

手前の袋入りは
日本製だけど説明書きが英文なので輸出用ではないかと。
トレードマークがありますが古い資料の一覧表にないので
メーカーがわかりません。
1957の年号がボートに付いているのでその頃の製造でしょうか。

箱入りのポンポン丸はヒシモ産業製。

2013_0714_104427-DSC01214.jpg
ポンポン丸(奥)とポップポップボート(手前)本体    

ポンポン船は
ろうそくの熱とその熱で蒸気化した水の勢いが
動力になって走る船です。

それぞれ小さなろうそくが付属していて
写真下に写ってますが
ブリキのホルダーに取り付け
船の後部穴から差し込みます。

2013_0714_105129-DSC01215.jpg
ポンポン丸後部の拡大

この奥に小さなタンクがあって
その中の水がろうそくの火で暖められて膨張し
繋がっている2本のパイプから水が押し出され推進。
水が出るとタンク内の気圧が下がり再び水を吸い込む
入った水はまた熱せられ・・・の繰り返しの原理だったと思います。
(水が吸い込まれる時はゆっくりなので船は逆走しない)

忘れがちなのはまず最初に
パイプとタンクに水を入れておくことで
付属のストローを使って入れます。
ポンポン丸の少年のイラストがこの説明を記していて
忘れんなよと言わんばかりの箱絵表に大きく画かれています。

ポンポンポンとリズミカルな音がするので
その名がついたようですが
私の記憶では
チッチッチッみたいな音だったような気がします。
(私が名付け親なら「舌打ち船」にしたかな?)


船系の駄玩具の動力は
色々なパターンがありまして
このろうそく熱ポンポン式以外にも
ゼンマイ式
ゴム動力式
しょうのう式
などがありました。

順番に見ていきましょうか。

2013_0714_105709-DSC01216.jpg
ピカピカシルバー 快速艇  ㈱東京プレイシング商会

幅約23cmの箱に迫力ある快速艇が画かれてます。
比較的新しく1980年代以降のものでしょうか。
メーカーのトープレは船以外にも電車や戦車、飛行機など
ゼンマイ系の玩具を数多く開発していました。

2013_0714_135423-DSC01243.jpg
ピカピカシルバー 快速艇  ㈱東京プレイシング商会

その名の通り
ピッカピカですが
素材は金属ではなくPS(プラ)にメッキをしたもので
とても軽量です。
上部に大きな固定式のゼンマイネジが付いています。

2013_0714_110651-DSC01220.jpg
ピカピカシルバー 快速艇  (スクリュー拡大)

ネジを巻いてみると
今でも勢いよく音を立ててスクリューが回転!


続いてはゴム動力式

2013_0714_111044-DSC01222.jpg
グランドトイズ      (メーカー不明 折り鶴のマーク有)

昭和30年代だと思いますが
メーカーがわかりません。
潜水艦の簡易プラモデルが数種
吊り下げられています。

2013_0714_122839-DSC01224.jpg
(1種を開封)

金型の精度もよろしくないようで
バリだらけ。
今では不合格品の範囲でしょうが
この程度だったら
当時の駄菓子屋系プラモでは標準的レベルでしょう。

ここで今日最初にアップした
科学クラブを
もちろん潜水艦も載っていました。

2013_0714_123138-DSC01225.jpg
科学クラブ 第2巻第10号 特集:ふね  ㈱東雲堂  昭和32年7月発行 より
挿絵:中島章作

原子力潜水艦ノーチラス号(米)が紹介されています。
同艦は1955年に完成していますが
原子力船の開発は思いのほか昔であることに驚きです。

中はどうなっているんだろう
と子供の好奇心に応えるかのごとく
当時の雑誌には
内部構造図(断面図)がよく採用されていて
もちろんノーチラス号も。

この号は特に内部構造図だらけで
掲載の船のほとんどに併載しています。
いくつか見てみましょう。

(尚、それぞれの挿絵の作画者は特定できませんが
巻末に作画:伊久留朱明・井上たけし・小出剛郎・沢田弘・
他の連名表示があります)

2013_0714_123848-DSC01228.jpg
科学クラブ 第2巻第10号 特集:ふね  ㈱東雲堂  昭和32年7月発行 より
捕鯨母船の内部

船底のほとんどを占めるオイルタンクは
をしぼった鯨油を貯めるもの。
なんでこんな大量の鯨油をと思うかもしれませんが
昔は肉を食用としていたこと以上に
鯨油が重要な原料として扱われ
その用途は

灯火用燃料、せっけん原料、工業用潤滑油、ろうそく原料
農業資材(害虫駆除)、火薬原料、マーガリンなど食品原料など
なくてはならないものでした。

この母船で
たった1昼夜でも500トンの鯨油ができたそうです。

2013_0714_123928-DSC01229.jpg
科学クラブ 第2巻第10号 特集:ふね  ㈱東雲堂  昭和32年7月発行 より
客船のなかのしくみ

大阪商船の南アメリカ航路移民船
「ぶらじる丸」の内部です。
1970年代まで行われた
ブラジル移民政策が浮かび上がり
歴史上の複雑な背景を連想してしまいます。

この船は1000人近くの乗船が可能で
日本と南アメリカの間を約2カ月かけて
つないでいたようです。

2013_0714_124009-DSC01230.jpg
科学クラブ 第2巻第10号 特集:ふね  ㈱東雲堂  昭和32年7月発行 より
船を安全にみちびく灯台

灯台まで縦割りの断面図に。
灯台は照明で位置を知らせるだけでなく
ラジオビーコン(挿絵右のアンテナ設備)で
船との電波通信で正確な位置情報を知らせる役割も
と解説してます。

小学生向といっても科学クラブは
大人になった今でも充分お勉強になる学習誌です。


さっ
また駄玩具にもどりましょう。
ポンポン式、ゼンマイ式、ゴム動力式に続いて
しょうのう式ですが
この駄玩具は残念ながらありません。
ので
ここも困った時の科学クラブで
こちらを

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科学クラブ 第3巻第4号 特集:作り方と実験  ㈱東雲堂  昭和33年1月発行 より
走るしょうのう船  監修:宇井芳雄

自宅にある樟脳(防虫剤)があれば
自作の船のうしろにそのカケラを付けるだけ。
簡単にできたので
玩具として買うというより
自分で工夫して遊べるものでした。

揮発性の高い樟脳の油が水面に溶けて
船後方の水の表面張力が弱まることで
船前方の表面張力だけが作用して前に進む。
理科の勉強にもなりました。


最後に定番もの
双六を

2013_0714_125448-DSC01239.jpg
ゲーム海底都市     トミタヤ

すみません!
少し辛いでしょうが
顔を横向きにしてみて下さい。

箱の幅が40cm以上あって
レイアウトに入りきれず横向きに。

トミタヤの玩具は以前
電車かばん(切符やパンチ等がセットになったやつ)
で紹介しましたが
箱絵の派手さはこのメーカーの特徴ですかね。

2013_0714_125111-DSC01236.jpg
ゲーム海底都市 双六盤

中には大きな双六盤が三つ折りで入ってます。
人気アニメの海底少年マリンを意識した設定に見えますが
ギリギリセーフでしょうか。
結構迫力ある図柄なので
ゲームを忘れて見入ってしまいそう。

       2013_0714_124747-DSC01233.jpg
       ゲーム海底都市 付属品 

コマや指示カード、ルーレット等
付属品もそれなりに揃ってます。

2013_0714_125319-DSC01238.jpg
ゲーム海底都市 ルーレット盤

なぜこの組み合わせになったのか
謎ですが
海底都市双六の裏面はルーレット遊びに。

箱絵にもありますが
ルーレット遊びがあれば
女の子需要も取り込めるとの計算?     

箱絵を見ていると
なんだか巨大イカなんかが暴れている深海の海底都市で
のんびりと子供達がルーレット遊びをしているようにも見えます。


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