プラモデルの原点といえる存在

Posted by モロズミ・ダン on 04.2013 工作 0 comments 0 trackback
昔、小学校夏休みの宿題の候補として
定番ど真ん中に位置付けられてた木工作

昭和20~30年代の頃は全盛期で
今とは比べられないほど
種類も豊富に企画されてました。
夏休みに限らず定番でしたかね。

2013_0804_213937-DSC01342.jpg
(工作キットのパーツ)

今日はいきなり中身からアップ。

木材の繰り抜き部品をプラモデルのように
組んで作りました。

夏は
作った後水遊びができるボート・ヨット系
特に人気で
パッケージはこちら

       2013_0810_191352-DSC01383.jpg
       「キリン号」「スナイプヨット2号」「南極ボートジロー」 エルエス 他

50~60年経っている割には
中身は比較的きれいだったけど
箱や袋はすでにボロボロ。
触るたびに粉状にまみれた破片が落ちるほどの劣化に

商品名にもなっているジローは
昭和31年の南極観測隊に同行して
その後奇跡の生還をした
タロとジロをイメージしたものでしょう。
ということはタロー号もあったかもしれませんね。

         2013_0810_154916-DSC01380.jpg
         (ジローの拡大)

せっかくパッケージに登場しているので
もうちょっと勇ましい姿でいてほしかったのですが
快走するボートを横目にして
死にそうな表情(目が虚ろ)で立ちつくした姿が・・・

南極の過酷さが伝わってきます。


続いて車系を

       2013_0810_191132-DSC01381.jpg
       「オープンカー」「二階バス」「クレーントラック」   (メーカー不明)

すべて副題に教材の文字が入ってます。

簡単な組み立て図を見ながら
形あるものに組み立てることは
平面から立体に置き換える造形力
を養い
使用する工具や道具を使いこなす
器用さを高める
等々
子供の学習としての位置づけでも
あったのでしょう。

2013_0804_214640-DSC01344.jpg
「オープンカー」「二階バス」「クレーントラック」   (裏面)

木部材とタイヤがセットになっていて
ゴム動力で走らせます。


日用品も数多く商品化されてました。

2013_0810_152326-DSC01378.jpg
「てぬぐい掛け」「ブックエンド」「筆立」   ABK 他

こちらも教材であることを強調してます。
日用品になると
「男女工作教材」とあり
女子もしっかり取り込もうと
考えていたようです。

2013_0804_215245-DSC01346.jpg
「ブックエンド」の作り方説明書

結構難しいですよこれ
部品の組み合わせと道具を使いこなす器用さ
が要求されます。

これを標準レベルとしてこなして来たがゆえに
創造力を高めることができて
高度成長期を技術力の日本として確立できたのでは
とは言いすぎでしょうか。

木工作が玩具でなく教材であったと
裏付ける資料をここで

       2013_0810_143401-DSC01371.jpg
       「工作、手芸ブック」 小学6年生7月号付録
       小学館   昭和25年7月発行    より

夏休みの課題(宿題)に対応して7月号は工作関連の特集付録。

2013_0810_143225-DSC01370.jpg
「工作、手芸ブック」 小学6年生7月号付録巻頭ページより
     
木工作がやはりメインですね。
本棚、本立て、船、バスなどの作り方が
この後の頁に細かく説明されています。
「地形の模型」の作り方もあって
今で言うジオラマがこの頃からあったなんて
ちょっと驚きデス。


続いては木工作でも
ちょっと玩具よりにシフトしたこれを

2013_0810_152112-DSC01377.jpg
「航空母艦 翔鶴」A.S.K(渥美産業)  「重巡洋艦 最上」エルエス 

当時の男の子ならキュンとくるシリーズ。
艦船洋上モデルの原点と言ってよいでしょう。

2013_0810_142508-DSC01366.jpg
「航空母艦 翔鶴」A.S.K(渥美産業)  「重巡洋艦 最上」エルエス の中身

木材本体・部品に真鍮線、ワイヤーなどで作ります。
これも小学生には難易度は最高レベル。

ASK渥美産業の1/1000シリーズはこの後
そのままプラモデルシリーズに切り替わっていきました。
昭和30年前半のことだったと思われます。

今の大手プラモデルメーカーが静岡に集中しているのは
もともと静岡が木材流通が盛んな地域で
昭和20年代までは地元メーカーは
木材キットを取り扱ってたのがはじまり。
昭和30年位を境に次第に新素材を使った
プラモデルに移行していった歴史があるから
だそうです(調べてみました)


ここまで
完成品をお見せしていないので
次はこれを

2013_0804_221346-DSC01356.jpg
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「Z、タニー号」  (メーカー不明)

木製キット潜水艦の完成塗装仕上げ例です。
一部金属パーツ使ってますが
やはり木の雰囲気
味わいがありますね。


最後に
引きくじにもこれが入っていたので

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20円引き文具当 60付    (メーカー不明)

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20円引き文具当 60付    (箱の中)

文具店で売られていた20円引きくじで
はずれの鉛筆化消しゴムの1個は悲しいですが
上位はどれもお得で魅力的な品々が。

ちょっとお堅い木工作ばかり見てきたので
アニメキャラ入り1等を拡大して見てみましょう。

2013_0810_151634-DSC01374.jpg
20円引き文具当 (1等の拡大)

はがきサイズの写真が入る
「特上がく」です。
人気のテレビアニメのセル写真入りで
みんなこれを当てにいったでしょう。

2013_0804_220912-DSC01354.jpg
20円引き文具当 (3等の拡大)

3等の「とろっこ」とは
トロッコの木工作キットでした。
20円であればこれでも充分納得でしょう。

科学工作教材との副題があるけど
科学?なんですかねぇ。
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