社会科学習の効果もあり

Posted by モロズミ・ダン on 23.2013 ごっこ遊び 0 comments 0 trackback
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「八百屋さん」(一部拡大)    ㈱増田屋コーポレーション

これまでも何回かアップした
マスダヤのごっこ遊びシリーズですが
リクエストがありましたので
初期の頃のもの3点を取り上げてみたいと。

注意:当ブログのタイトルは駄玩具探究ですが
このシリーズは駄玩具ではなく高品位の玩具です)

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「ごっこシリーズ」各種   ㈱増田屋コーポレーション

今日は
お店やさんとしては外せない
「八百屋」「魚屋」「お肉屋」さんをピックアップ。

その前にこのシリーズの概要を確認しておきましょう。

マスダヤの「ごっこ遊びシリーズ」は
正式タイトルとして「社会科玩具シリーズ」と銘打ってます。
1956年(昭和31年)頃に発売が開始され
当初、箱の上蓋の裏側にラインナップを紹介したラベルが
貼り付けられていました。
価格は当時200円~位だったようです。

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「楽しい社会科玩具 ごっこ遊び」 説明ラベル    ㈱増田屋コーポレーション2013_0923_133402-DSC01662.jpg
「楽しい社会科玩具 ごっこ遊び」 説明ラベル(一部拡大) ㈱増田屋コーポレーション

何と29種類ものラインナップ。
コホン!え~っ
私の知る限りではこの後に
「おこさま食堂」「ジューススタンド」「こどもの本屋さん」
の3種が加わって少なくとも合計32種あったのではないかと
思われます。

説明のイラストは鳥瞰図的な視点で街並みが画かれてます。
街には色々なお店や仕事が集まっていて
このような大人の社会・家庭生活をごっこ遊びで模倣することで
リアルな社会に近い空想・想像力を遊びながら高める事ができる
とのコンセプトに。
社会科の学習的要素を含んでいるとなると
お母さんのお財布の紐も緩みがちになったのではないでしょうか。

ラインナップの多さで人気の度合がかなり高かったことが伺えますね。


では八百屋さんから

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「八百屋さん」    ㈱増田屋コーポレーション

野菜はもちろんのこと
秤や買い物かご、お金などの小道具も
揃っていてリアルごっこが可能に。

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「八百屋さん」(一部拡大)    ㈱増田屋コーポレーション

そうそう
こういったフルーツの缶詰も
昔の八百屋さんには定番として置いてました。

ここで
参考資料をみてみましょう。

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「育児絵本 おみせやさん」    ㈱小学館    昭和28年5月発行 より
藤沢龍雄・画   文学博士:波多野完治・監修

シリーズの発売より数年前に発行された絵本です。
店の棚にはフルーツの缶詰がギッシリと陳列されています。

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       「育児絵本 おみせやさん」(表紙) ㈱小学館 昭和28年5月発行 より
       文学博士:波多野完治・監修

絵本の表紙です。
2歳から5歳を対象にしていますが
これが単なる絵本ではなくて
奥の深い効果を狙ったことであることが
解説を読んでわかりました。

できるだけリアルに表現することでた「再認絵本」として
情感的考えることを誘導した「空想絵本」として等
年齢によって育児効果を考えて構成されています。
その工夫のひとつとして
お店の品物に実際の値段札を極力画き入れている事で
数のかぞえからお金の計算まで進歩させる
数々の品物や買い物に興味を持たせ社会知識を増やすなど
「生活・学習絵本」としてまで活用できる
とされています。


再び玩具に戻りましょう。

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「かわいい魚屋さん」    ㈱増田屋コーポレーション

タイトルを見ると
あの童謡のメロディーが頭の中に流れ出しませんか。
私は今
奥さんに気付かれないよう
小さな声でくちずさみながらPCキーボードをたたいてます。

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「かわいい魚屋さん」(一部拡大)   ㈱増田屋コーポレーション

鮮魚はもちろんのこと
お刺身や蒲鉾などの加工品まで
品ぞろえも充実。

ここも絵本と対比してみましょう。

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「育児絵本 おみせやさん」    ㈱小学館    昭和28年5月発行 より
岩崎良信・画   文学博士:波多野完治・監修

画像が小さくて見づらいですが
陳列の奥のほうに
蒲鉾やちくわ、はんぺんなどの加工品も
たくさん品ぞろえしています。


続いて3軒目は

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「お肉屋さん」     ㈱増田屋コーポレーション

おいしそうなステーキ肉や
鶏のもも肉など滅多に食べられないものがあって
いつか大人になったら
思いっきり食べてやろうと
希望を抱いていた頃を思い出します。
ですので個人的には一番夢のあるキットでしたね。

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「お肉屋さん」(一部拡大)  ㈱増田屋コーポレーション

これまた
大切に食べなければならなかった
バターやチーズも。(とても高価でした)

カゴメケチャップはレッテルが逆さ貼りなのは御愛嬌ですが
実在企業名を出せるのはこの時代ならでは。

このような脇役のアイテムまでしっかりセットされ
企画担当者の徹底したこだわりも感じられます。

絵本を見てみましょう。

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「育児絵本 おみせやさん」    ㈱小学館    昭和28年5月発行 より
岩崎良信・画   文学博士:波多野完治・監修

ショーケースの上には
バターやチーズが山積みに陳列されてます。

お使いを頼まれた時も
お肉屋さんの時だけは
ひときわテンションアップでした。


最後に
当ブログは駄玩具探究ですので
駄玩具(お買いもの系)をひとつぐらい
入れとかないといけませんね。

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お買い物あそび      松盛堂

昭和30年前後に2円~5円(曖昧)で売られていたものです。
幅30cm位のシートで
品物には切り込みを施し簡単に抜けるようになっています。
周囲にはお札なども印刷されています。

今日のテーマに合わせてお魚と野菜系の物をアップしましたが
他におもちゃや家電、スポーツ用品、日用品、ペットなどの図柄もあります。
(キリがないので他はまたの機会に・・・

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お買い物あそび(一部拡大)    松盛堂

バナナは当時
高級品で病気にならないと食べられませんでした。
(今の貨幣価値で軽く千円超え?)
ちなみに昭和38年に輸入自由化になってから
次第に価格も落ち着いてきたようです。






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